皆さん、こんにちは。
いつもありがとう。
2004年度東大日本史本試第2問を考えます。
まず問題を紹介します。
本気で向き合ってみようという受験生は、問題を少なくとも3回は熟読するよう心がけましょう。
問 題(2004東大日本史本試Ⅱ)
次の三種類の銭貨は、12世紀以降の日本で流通したもので、左から発行の古い順に並んでいる。
これを見て下記の設問A~Cに答えなさい。
解答は、設問ごとに改行し、設問の記号を付して記入しなさい。
① 皇宋通寳
② 永樂通寳
③ 寛永通寳
設 問
A
①は鎌倉時代の日本で使われていた銭貨の一例である。
これらはどこで造られたものか。
また、流通した背景に国内経済のどのような変化があったか。
2行以内(注:1行30字)で述べなさい。
B
②は日本の遺跡で相当数がまとまった状態で発掘されることがある。
それが造られてから、土中に埋まるまでの経過を、2行以内(注:1行30字)で説明しなさい。
C
①②が流通していた時代から③が発行されるまでに、日本の国家権力にどのような変化があり、それが貨幣のあり方にどのような影響を与えたか。
3行以内(注:1行30字)で述べなさい。
*解答解説は、以下で確認してください。
テーマ 中世~近世の貨幣流通
*東大日本史の過去問をとりあげた記事には以下のものがあります。
テーマ 朝貢外交と対等外交要求
テーマ 経済発展と工業労働者の賃金
テーマ 古代国家と東北
テーマ 鎌倉幕府による裁判
テーマ 江戸時代の相続と女性
テーマ 大日本帝国憲法下における内閣と軍部
テーマ 歴史書の編纂と「中華」意識
テーマ 近代における食生活
*掲載順などが必ずしも系統的でないのは、
ブログに費やす時間が
十分には確保できていないことが
原因です。
申し訳ありません。
ただし、物事とは常に、
実戦的であろうとすればするほど、
予測不可能性を高めていくものです。
うまく活用してください。