皆さん、こんにちは。
僕の手元に、東大教室(日本史)前期テキストが届きました。
事務手続き上のことはわからないのですが、受講生の皆さんにも、まもなく届くだろうと思います。
テキストを眺めながら、1題だけ、新たな解説を加えたほうがよいかなと考えました。
それは演習2(p.12)で、授業であつかう予定ではない、自習(自力救済)用の問題(1994年度東大日本史本試・第1問)です。
次のような問題でした。
演習2 朝貢外交と対等外交要求
設問Aは、問題冒頭に記したテーマが事実上の解答になっています。
重大なのは設問B。
これに関連させるかたちで、新たな解説を加えたほうがよいと考えたのは、古代外交史の出題頻度が高まっているにもかかわらず、教科書の記述が十分ではないからです。
これまでにも、得体のしれない質問をいくつも受けてきました。
解説原稿をまとめつつ、明日から数回にわたってブログに記事を掲載する予定です。
表題だけ決まっていて、「日本はなぜ中国との対等外交を発想したか」。
しっかり読んで、今後の出題に備えてほしいと願っています。