[再掲]6年生のこの時期 | ひっそりと灘・開成・筑駒に合格した記録

ひっそりと灘・開成・筑駒に合格した記録

息子の中学受験を経て子育てにおいて大切な多くの事を学びました。
これから受験のお子様の受験のお手伝いをさせて頂き、中学受験や子供達を取り囲む環境の変化など知り得たことをお伝えさせて頂ければと思います。
息子は今年東京大学に合格しました。

本番まで、首都圏では残り約100日、関西では約80日程になりました。

 

親御さんは焦るような気持ちになることもあるかもしれません。

そしてお子様ご本人は、まだあまり実感が湧いていないように見えるかもしれません。

めまぐるしいスケジュールの中、目の前のことに必死、というのが実情ではないかと思います。

 

 

 

この時期に気をつけるべき点としては「疲れ」が出てくる事が多い時期だということです。

 

それにより、実力が下降し出したかのような結果が出てしまうこともあると思います。

 

 

例えば、

過去問演習の点数が少しずつ上向きになっていたところを、初回以上に悪い点数を取ってしまったり。

 

最近は減っていたはずなのに、模試で正答率の高い問題をミスでいくつも落としてしまったり。

 

以前は余裕で合格ラインを越えていた併願校の過去問がギリギリの点数になっていたり。

 

また、それに対して本人があまり気にしないような姿勢に見えたり。

 

 

客観的に見ると、追い上げの時期なのに何をやっているのだと思ってしまいがちですが、

疲れが原因であれば、そこに気をつけながら対処していくことで心配な点は解消されていくのではないかと思います。

 

 

 

この「疲れ」の原因についてですが、ハードなスケジュールだということ以外に、

今取り組んでいる学習内容というのは、

ほぼ本番レベルの演習に近いものばかりになっていると思います。

 

 

入試本番が近づいているので当然といえば当然ですが、

例えば算数で言うと、これまでの授業の復習などの演習では、易問から難問までバランスよくありましたが、今は本番と同じように持っている力を振り絞って一題一題解いていくような演習ばかりだと思います。

 

同じ時間学習したとしても、持てる力を振り絞って頭を使っているのですから疲れるのは当然のことだと思います。

 

 

 

 

この時期は科目ごとの仕上がり具合によって、また分野によって、

量ではなく質を追う学習に切り替える事も大切なのではないかと思います。

 

そしてその学習の順番も本人ができるだけ集中して丁寧に取り組めるように調整すると良いと思います。

 

 

例えば第一志望の学校の国語の過去問演習に全力で臨んだら、その後は理科や社会の知識の確認などの軽めの学習を入れて、必要とされる集中度に緩急をつけた順番で取り組むとか。

 

 

過去問演習の教科も同じ日に算国ではなく「算数と社会」のように試験時間の異なるものを入れてバランスを取ったり、得意教科苦手教科で組み合わせを調整することも良いのではないかと思います。

 

 

弱点と思われる分野については、集中的に学習することで精神的にも負荷がかかり過ぎるようならば毎日少しずつの時間を決めて少しずつこなすことで演習を積み重ねていくことも良いかもしれません。

 

 

 

また、お子さん本人が切羽詰まった気持ちになってしまい、不安から学習する事でそれを払拭しようと頑張りすぎることもあるようです。

 

 

疲れの出方は人それぞれ違うので、そこはやはり一番身近におられる親御さんがお子様と対話しながら様子をご覧になることが最も的確に現状を判断できるのではないかと思います。

 

 

そして、もし仮に低調を感じても、

一番近くで自分を信じて見守ってくれる親御さんの存在を感じることで、安心して自分の力を発揮することができるのではないかと思います。

 

 

 

 

模試の結果が良ければ良いで、次は下がらないかが心配であったり、悪ければ悪いでこのまま下がってしまうのではないかと悲観的になったりと、どんな結果でも安心はできないのが今の時期だと思います。

 

そして、この先どうなっていくのかが分からず一番不安なのは、

受験するお子様本人だと思います。

 

 

入試本番は決して怖いものではない、「進学したいと望む学校に自分がこれだけの準備をしてきましたと見てもらうための前向きなものである」ということをお子様が日々感じられると良いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

先日、信号待ちの交差点で、雨が降り出しているのに傘をささないでテキストを見ている男の子に遭遇しました。テキストから6年生のようでした。

 

リュックには折りたたみ傘が見えています。

 

かなりお節介だと思いながらも、私の傘を彼の方に伸ばしました。

「あ、大丈夫です。ありがとうございます。」と丁寧に言ってくれました。

 

それでも傘を出そうとはしないので、「お母さん心配するんじゃない?」と笑いながら話すと、

彼も少し笑いながら慌てて傘を拡げていました。

 

 

 

 

子供達は、今が頑張るべき時だということを充分よく分かっていると思います。

そして、それを誰よりもお母さんやお父さんが応援してくれていることも感じていると思います。

 

全ての受験生が、自分の力を出し切った受験となるようにと強く願っています。

 

どうぞ、保護者の皆様もご自身のお体も大切になさってお過ごしください。

 

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◎受験サポートをしていたお子様達に、煮詰まりがちな秋にプレゼントしたものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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◎低学年の算数はこれだけやっておけば良いのではないかというぐらい、子供が柔軟に算数の論理を捉えられる一冊です。

息子はこのシリーズが大好きでした。

繰り返しできるようになるまでやるとか、義務的に取り組むのではなく、興味持ったときに好きな量を好きなページだけやるぐらいの感覚で良いと思います。

 

 

 

◎以前はイージーキューブという商品名だったのですが、最新のものはこちらのようです。

コンパクトなサイズで手で動かしながら立体のイメージができるのでお勧めです。

小さいお子さんにも積み木がわりに良いと思います。

 

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◎こちらの時計は本番で息子も使用しました。

針の音もせず、机においても盤面が平らに置けるので受験生にはおすすめです。

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◎大切な受験票を入れるために。濡れ・折れ防止になります。

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◎小さいお子さんがいるご家庭にもお勧め。

リビング学習の際、特に消しゴムのカスが気になると思います。

掃除機より手軽に。

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◎息子が中学受験に向けて勉強していた時期に視力の低下防止と目の疲れを軽減させるさせるために購入しました。

高い買い物ではありましたが、目の疲れが出ないと集中力も持続しやすいですし、

その後大学受験でも使っておりましたので長い目でみると購入してよかったです。

 

 

 

 

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◎学習環境の大切さ

◎歴史のお勧め

◎おすすめ雑学本

 

新生活を快適に(ご紹介)

遊びながら学ぶ(理科編)

遊びながら学ぶ(体力作り編)

遊びながら学ぶ(算数編)

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遊びながら学ぶ(学習環境編)

夏休みに使用した問題集 [ 理科編 ]

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低学年・幼児〜学びの姿勢について〜その2

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本選びの参考に①

低学年の学習環境作り〜好奇心の種まき(算数編①)

低学年の学習環境作り〜好奇心の種まき(算数編②)

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休校期間の家庭学習についてのご質問③ 受験後の6年生編

休校期間の家庭学習についてのご質問④ 算数好きになる本

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休校期間の家庭学習についてのご質問⑥ 国語編

 

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6年生 春休みの過ごし方(国語)

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◆使用した問題集(国語の語彙・漢字)その2 高学年向け

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