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しかし、テオティワカンの遺跡で最も注目を集めるのは、多くの構造物に大量の雲母(うんも)が使用されているという点である。この鉱物は、4800キロ離れたブラジルに多く存在する。住居や神殿などの通りに面したすべての構造物に、雲母が使用されていることが判明している。どんな目的があったのであろうか。雲母は目を惹く鉱物でもないので、装飾のためとも思えないのだ。
雲母を使った理由が、きっと何かあるはずである。考えられる可能性として、これが何らかのテクノロジー機器だったということである。近年の考古学調査によって、大量の雲母の結晶が地下の空洞で発見された。結晶は、「死者の大通り」の下を走る地下通路に残されていた。
雲母が発見された空洞から地下通路が向かう方角にあるのは、太陽のピラミッドである。このことから、雲母の部屋には何らかのエネルギー生産設備が置かれていた可能性がある。
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つまり発電所のように、ここからピラミッドへエネルギーを供給していたと考えられるのである。
前出のデビッド・チルドレス氏は語る。
『多くの類似点が、テオティワカンとギザのピラミッドの間には見受けられます。どちらも内部に部屋があります。大ピラミッドは巨大なマイクロ波発生機で、電波信号を衛星に送っていたと考える人もいますし、宇宙船や機械にエネルギーを送るための装置だったと言う人もいます。テオティワカンにも、同じ機能があったかもしれません』
古代宇宙飛行士説で言われるように、太陽のピラミッドがエネルギーの生産施設なら、雲母で覆った地下空洞と通路は、都市全体に敷かれたエネルギー網だったのだろうか。あるいは、雲母の使用には防衛的な目的があったのかもしれない。
NASAでは、スペースシャトルの機体に雲母を使用している。大気圏突入の際に生じる高温から守るために、機体下部を断熱効果の高い雲母で覆うのだ。テオティワカンで雲母が使用されたことには、地球外生命体がロケットで離陸する際の噴射や、宇宙船が放射するエネルギーから人々を保護するという目的もあったのかもしれない。
テオティワカン遺跡を建設した者が、エネルギー生産設備や放射エネルギーから保護する目的で雲母を使ったのなら、高度な工学と建築の知識をどこから得たのだろうか。
ジョルジョ・ツォカロス氏が語る。
『テオティワカンの初期の時代の伝説には、船や翼を持つヘビに乗って降臨した神のことが語られています。ここでは、特別なことが起こっていたのでしょう』
作家のウィリアム・ヘンリー氏は、こう語る。
『エジプトのピラミッドと同じく、神がテオティワカンを造ったと言われています。そして、天に帰る神が乗ったものは、今でいうロケットだったのかもしれません。人々は、直接神から秘法を学んだのでしょう。古代遺跡の多くが、神が降臨しその後天へ帰って行ったという神話を持っています。遺跡が着陸地点だった可能性も十分にありますし、テオティワカン建設の知識が宇宙人から与えられたとも考えられます』
(つづく)
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2015年4月、12年に及ぶ発掘作業の末に新たな発見がされる。ケツァルコアトルのピラミッドの真下に大量の水銀が溜まっていたのだ。なぜ、水銀の発見が大事なのかというと水銀は自然界で作られるものではないからだ。自然界には辰砂(しんしゃ)と呼ばれる鉱物がある。水銀は通常この辰砂から得られるのだが、抽出するには高温による複雑な処理が必要なのだ。水銀は毒性が強く抽出は非常に困難だ。だからこそ水銀の発見には大きな意味がある。一体どこから、何の目的でピラミッドの真下に運ばれたのだろうか?
水銀は超伝導体だ。特定の条件の下、電気抵抗がゼロになる物体で現代では、最先端技術への活用が期待されている。例えば、フリーエネルギーや高度な医療用画像、最新の交通プロジェクトなどだ。そんな水銀がなぜ2000年も前のピラミッドで見つかったのか?何らかの技術を利用するために使われていたのだろうか?
2013年5月、テオティワカン遺跡で水銀が発見される2年ほど前のことだった。発掘チームはケツァルコアトルスのピラミッドの地下トンネルで何百という金色の金属に覆われた球体を発見する。球体の大きさは直径2.5~13cmと幅があった。外側は加熱された黄鉄鉱で球体の中身はほぼ土だった。分析の結果、この金色の球体の中には地球の他の物質とは共通点のない、これまで見たことのない物質が含まれていた。考古学者たちも球体がどうやって形成されたのか?なぜ、見たこともない有機物質が含まれているのか?その目的はなんだったのか?説明できないのだ。
近年発見された水銀も、そして黄金の球体も遺跡の謎を増やすばかりだ。1906年、考古学者のレオポルド・バートレスは、テオティワカン遺跡でマイカの層を発見した。マイカとは雲母のことで、電気絶縁性や耐熱性に優れている。遺跡におけるマイカの発見は、他に例がなく研究家たちを困惑させた。
現在、マイカは電子製品や宇宙工学において断熱材として使われる。非常に優れた伝導体でありながら熱を遮るというユニークな性質を持っているためだ。実に980℃の熱にまで耐えることができる。現代ではハイテクに使われる材料だ。そんなマイカがなぜテオティワカン遺跡の空洞の中で発見されたのだろうか?
これまでにテオティワカン遺跡で発見されたマイカ、水銀、黄金の球体は、かつてこの地で高度な技術が使われていたことを示唆している。技術の詳細はなぞだが、おそらくテオティワカンの人々は、その技術を使うためにこれらの材料を必要としたのだろう。
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② エジプトのクフ王のピラミッド(もともとあったスターゲートの場所に意図的に、このピラミッドは作られました)
③ 南米(上空に、このスターゲートはありました)
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又、太陽のピラミッドの底辺の合計は、その高さに円周率と4を掛けたものに等しくなります。ギザのピラミッドは円周率と2を掛けますから、原理的には、太陽のピラミッドはギザのピラミッドの半分の高さと言えるのです』
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フィリップ・コパンス氏が、続ける。
『テオティワカンの配置には、意味があります。太陽のピラミッド、月のピラミッド、それにケツァルコアトルのピラミッドは、オリオンの三ツ星と同じ配置になるように造られています。そしてこれは、ギザにある三つのピラミッドの並び方と同じでもあるのです』
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