やんちゃ長男、日本で10歳の誕生日を迎える!
南アフリカロックダウン65日目。
日本に一時退避してから、早36日目。
最初の2週間は、成田空港近くのホテルで自主隔離。(4月25日時点、南アフリカはまだPCR検査対象ではありませんでした)ほぼホテルの中でコンビニ頼りで過ごした2週間。
仮住まいが見つかるまでの次の2週間は、都内のホテルに滞在。少しずつ、街中を散策したりして、久しぶりの日本の春を楽しんだり。ミニキッチン付きのホテルだったので、鍋でおいしい「つや姫」を炊いて食べたり。ネギや三つ葉を水栽培したり。
なれないホテルのキッチンでも、長男はパンケーキを焼いていました。偶然出来たアフリカ大陸の形にニコニコ。
そんなホテル生活もようやく終え、日本に到着してからちょうど1ヶ月後、ようやく賃貸マンションにお引っ越し。
わずか5週間で、荷造り3回。もうしばらく引っ越しはいい、、、数ヶ月はいることになるだろうから、それなりの生活ができる準備を少しばかり。これで、1ヶ月後には南アフリカに帰れたりしたら、本当笑ってしまう。(まあ、あと2ヶ月は無理でしょうが、、、)
この間も、子どもたちの学校の遠隔学習は続いていました。マンションへの引っ越しの日だけ、お休み。
やんちゃ次男2年生の課題は、紙とクレヨンがあればできるような内容ばかり。一方、やんちゃ長男4年生は、動物学、歴史、地理の学習が始まり、いろいろな道具や材料が必要。ホテルで調達出来ないものは、遅れて提出するということで、まだ手が付いていないものもいくつか、、、例えば、弓矢を作る、土を掘って粘土を見つけてポットを作るとかね
それでも、音楽や体育も、できる限り挑戦し、なんとかここまでやってきました。オンタイムのオンライン授業でなかったのが幸い。自分たちの時間に合わせてできるので、毎朝9時くらいから午前中を勉強時間に充てるなど、ペースが作れたのもとても助かりました。学校によっては、オンライン授業なので、日本の午後から夕方にかけて授業を受けて、それから夜遅くまで課題をこなす、というところもあるようです。
やんちゃ次男は、マンションに移った頃から特に言うことを聞かなくなり、字も雑になったり、、、手を焼きました。でも元々とてもクリエイティブな次男なので、100均で粘土を買って与えたら、絵の具で色つけまでして、こんな素敵な作品を作っていました。
この手作業をしてから、少し落ち着きを取り戻したのか、学校の課題も丁寧に取り組むようになりました。
こんな様子も、先生と日々共有し、アドバイスをもらったりしています。
さて、長男はこの新型コロナ禍で10歳を迎えました。南アフリカでロックダウンが発表されたとき、彼が一番はじめに心配したのが自分のお誕生会のことでした。どんな誕生会をしようかと一生懸命考えていましたが、今年はZoomで仲良しのお友だちとパーティを。
ケーキは、自分で作るんだ!と意気込んでいましたが、日本も“ステイホーム”の影響で、小麦粉やベーキングソーダが手に入りにくく、ケーキの型もまったく見つけることができませんでした、、、日本だから、美味しいケーキを買うこともできるのに、作ろうという長男のこだわりに付き合うことに。最初は、スポンジを焼いてストロベリーケーキを作りたかったのですが、材料がなかったので、次の候補はチーズケーキ、それも型が見つからなかったので、諦めて、結局ミルクレープに落ち着きました。これならば、毎日焼いているパンケーキと生クリームさえあればできます。
ということで、できたケーキがこちら。
なかなかの出来映えです。生クリームを立てるのも、電動ホイッパーがないので、ひたすら泡立てなくちゃいけなくて、、、さすがに、ここは手伝ってあげました。
夜は、ホットプレートで手作り餃子大会。日本の食卓はホットプレートを囲んで食べるにはちょうどいい大きさ。一生懸命包んだ餃子に舌鼓を打ちながら、10歳のお祝いをしました。
お友だちからもたくさんメッセージが届いたり、ビデオチャットしたり、本人曰く、とても思い出に残る誕生日になったそうです。いや~、これは忘れられない誕生日でしょう。
来週からは日本の学校も分散登校ではありますが、始まります。
今回の新型コロナの影響で、文科省から特例措置として、各自治体でもできる限り柔軟に海外子女を受け入れるようにとの通達があったそうです。いつもの一時帰国では「体験入学」という形で、1~2週間だけお客様扱いで学校生活を楽しませてもらっていましたが、今回はどれくらいの期間滞在するかわからないため、「編入」という形をとるようにとのことでした。今回に限り、住民票を戻さなくても、編入できるというところが特例措置のようです。(自治体によってこの辺りの対応は異なります)
「編入」という形をとる故に、住所確認など、体験入学時には必要がなかった書類なども必要で、少々時間がかかりました。ようやく、区役所での手続きが終了したので、来週は学校に挨拶に行き、教科書や上履きなどの必要なものを揃えはじめます。
すっかり南アのリラックスした学校生活に慣れてしまっているやんちゃ男児たち。ふたりになると英語で話していることも、、、せっかく数ヶ月日本にいることになったので、この辺りで、やんちゃ男児たちには、日本語の読み書きのキャッチアップを頑張ってもらわなくちゃ!
これまでの話↓
①南アフリカでロックダウン その1ーコロナウィルスってなんだ?
②南アフリカでロックダウン その2-イースター休暇はヨーロッパへ
③南アフリカでロックダウン その3-振り返れば、とっても充実した2月だった
⑤南アフリカでロックダウン その5ーラマポーザ大統領、国家的災害事態を宣言
⑥南アフリカでロックダウン その6ーラマポーザ大統領の言葉は国民に届いたのか?
⑦南アフリカでロックダウン その7ーシュタイナー学校の休校対応(その1)
⑨南アフリカでロックダウン その9ー報道から見るロックダウン下の南アフリカ
⑩南アフリカでロックダウン その10ー南アフリカからもチャーター機飛ぶかも?
⑫南アフリカでロックダウン その12ーシュタイナー学校、遠隔授業(2)
⑬南アフリカでロックダウン その13ータウンシップの子どもたちに食糧の届け物
⑭南アフリカでロックダウン その14ーほんの少しの間、南アフリカとお別れ
⑮南アフリカでロックダウン その15ーエチオピア航空チャーター機の旅(申込みから出発まで)
⑯南アフリカでロックダウン その16ーエチオピア航空チャーター機の旅(出発当日)
⑰日本到着から2週間の隔離生活。 ディスタンス・ラーニング継続しています。
⑱南アフリカでロックダウン(帰国中) その18ーホテルでの2週間の隔離生活、ようやく終了、、、
⑲南アフリカでロックダウン(帰国中)その19ー新型コロナ対策から見えた南アのすごいとこ(1)
⑳南アフリカでロックダウン(帰国中)その20ー新型コロナ禍で見えた南アフリカのすごいところ(2)