南アフリカでロックダウン その2ーイースター休暇はヨーロッパへ | 南アフリカでシュタイナー教育〜やんちゃ男児たちの子育て日記〜

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日本人夫婦による2010年&2012年生まれの男児2人の日本でのバイリンガル子育ての記録で始めたブログ。
2017年夏からは、夫の駐在先・南アフリカでのシュタイナー学校の様子などを伝えながら、生活の中から見えるアフリカの魅力などをお伝えしています。

イースター休暇はヨーロッパへ行くはずだった、、、

この前の話↓

南アフリカでロックダウン その1ーコロナウィルスってなんだ?

 

1月16日に神奈川県で中国人の初感染者が発見され、その後、まもなく日本を脱出してきた私にとって、コロナウィルスはまだまだアジアで見られる感染症でしかなかった。この頃、気になっていたのは、春節で南アフリカに戻ってくる中国人の中に感染者がいないか、その人たちから感染しないようにしなくちゃ、ってことくらいだった。一方で、感染して重篤化するのは、免疫の弱い人、持病がある人、高齢者、と言われていたので、感染しても、ま、大丈夫かな、という気持ちもあった。

 

南アフリカに戻ってからは、ちょうど欧州に移住した長男のお友達家族が帰国していたので、時間がある限り、よく会って遊んでいた。普段と全く同じ生活。

 

4月初旬から始まる約2週間のイースター休暇は、ヨーロッパも同じ。一昨年、ヨーロッパに移住してしまった仲良しの家族も含めて3家族でイースター休暇を一緒に過ごしたいね!と盛り上がっていた。WhatsAppという日本のLINEのような通信アプリを使い、いつ、どこで待ち合わせしようか、ポルトガル?フランス?イタリア?スペイン?なんて呑気にチャットを楽しんでいた。

 

1月25日、フランスで初感染者が発見。続けざまに、1月30日にはイタリアでも感染が発見された。でも、3月中には落ち着くんじゃない?と思っていた。

 

日程も大体決め、ローマで一家族と落ち合い、フランス南部に飛び、そこでもう一家族と合流し、、、なんて、超楽しいホリデーを計画していた。飛行機も調べ始め、宿泊も探し始めていた。3月中には落ち着くんじゃない?と思っていたCOVID-19だけど、毎日ニュースを見ていると、それどころじゃなくなってきた感じ、、、フランスもイタリアも、非常事態宣言も出し始めた。

 

日本では、2月3日に横浜港に到着したクルーズ船のダイヤモンド・プリンセス号のことが報道され始めていた。

 

さすがに今回はやめた方がいいかも、、、と思い始め、2月11日のチャットには、

 

イースターにヨーロッパに行くのはやめておくショボーン

 

という私のコメントが残っていた。

が、欧州在住の友人家族は、まだそんなに緊迫感を感じている様子はなかった。

 

でも私の心の中はざわざわしていた。

 

毎日ニュースを見る度、なんだこりゃ?このコロナウィルスってすごい威力で拡大してる。なにが起こっている?という感じだった。

 

2月の末は、ちょうど学期の中間休みで4連休だったので、とりあえず大自然に触れに行こう!と我が家は食料を買いだし、車で4時間ほどのドラケンスバーグまで足を延ばしていた。

 

 

そんな時、耳に入っていた日本のニュース(2月27日)

政府が新型コロナウィルス感染症対策として、

 

全国すべての学校を休校にすることを要請したって。

 

えっ?!そこまでやる???

 

と思ったのが正直な気持ちだった。

 

この頃、まだ南アフリカでは感染者はゼロだったのです。

 

(続く)

 
 

 


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