ロックダウンという非常事態下の日常生活
これまでの話↓
南アフリカでロックダウン その1ーコロナウィルスってなんだ?
南アフリカでロックダウン その2-イースター休暇はヨーロッパへ
南アフリカでロックダウン その3-振り返れば、とっても充実した2月だった
南アフリカでロックダウン その5ーラマポーザ大統領、国家的災害事態を宣言
南アフリカでロックダウン その6ーラマポーザ大統領の言葉は国民に届いたのか?
南アフリカでロックダウン その7ーシュタイナー学校の休校対応(その1)
南アフリカでロックダウン その9ー報道から見るロックダウン下の南アフリカ
南アフリカでロックダウン その10ー南アフリカからもチャーター機飛ぶかも?
子どもたちの学校も休校になり、旦那の仕事も在宅になり、ロックダウン下の生活は、4人で24時間過ごすという初めての経験です。きっと、こんなことはこれからの人生もうないだろうなぁ。
ロックダウン(都市封鎖)と言っても、国によってルールはかなり異なるようです。ここ南アフリカでは、不要不急の外出は禁止。食糧の買い出し、通院などは許されますが、犬の散歩やジョギングなどは禁止です。でも、これも、ロックダウンが始まる時には、かなり混乱していて、みんな何がOKで何がダメなのか、はっきりしていませんでした。私にとっては治安上の問題で、元々散歩などはできなかったので、あまり影響がありませんでしたが、、、
実は2017年に南アフリカに住み始めたとき、会社からの許可が下りるまで3ヶ月間、車の無い生活をしたことがあり、私にとっては今のロックダウンよりもその時の方がとってもつらかった思い出があります。子どもたちは、学校に行き、友達ができてきているけど、私は、家にこもりきりで、友人もできない、車もないから買い物さえいけない。子どもたちの送り迎えもできないから、学校で何が起きているのかもわからない。そして、1週間もWi-Fiが繋がらなかった時は、まるで世界から放り出されたような気分でした。あの状態があれ以上続いたら、病気になっていたかも、、、
そんな3ヶ月を過ごした経験があったので、今回のロックダウンは家族と一緒に過ごすことができ、愚痴をこぼすお友だちもたくさんいるので、精神的にはそんなに大変ではありません。
大変なのは、食事の準備をしたと思ったら、すぐに食器を洗い、すぐに次の食事の支度、間におやつ、また食器洗い、また食事、、、毎日その繰り返し。その合間に、子どもの勉強に付き合ったり、掃除したり、洗濯したり、、、子どもたちはすぐにいつもより家事の量が半端なく多い!!!
だらだら流されないように、朝は同じ時間に起きるようにし、自分の21日間チャレンジとして、毎日違う手作りおやつを作る、というのを自分に課しました。このような非常事態には、いかにルーティンを維持するかが大事になってきます。(にしても、なぜもう少し自分のダイエットに繋がるようなチャレンジにしなかったのか、、、)
振り返ってみて、子どもたちにまた
食べたいものは?と尋ねたら、
タピオカミルクティー
アメリカンドック
みたらし団子
豆腐チーズケーキ
とのことでした。今後の参考にします
このロックダウンの間に、子どもたちからのリクエストではじめて挑戦した夕飯メニューはKFCでした外食もできなかったので、久しぶりに食べたくなったのでしょう。クックパッドで探して、KFCのフライドチキン、頑張って作りましたよ。
また世界の山ちゃん風手羽先唐揚げも好評でした。
グルメの次男から合格が出たので、今後の私のレパートリーに追加したいと思います。(どっちも揚げ物)
このロックダウンの間、料理を頑張ったのは、私だけではなく、子どもたちも、毎朝の朝食作りを頑張りました。今では私よりも上手にパンケーキを焼けるようになりました!毎朝、焼きたてのパンケーキをいただけるのは、ありがたい。パンケーキを焼くことを目的に、子どもたち早起きし、私は朝ご飯の準備をしなくていい!なんてWin-Winな関係なんでしょう。このロックダウンの間、子どもたちは、お店で出せるくらいのクオリティのパンケーキが焼けるようになりましたとさ。
非常事態におかれた時ほど、普通の生活に近い環境を創ることも、特に子どもたちに安心を与えるためには大切だと感じました。
こんな風に、工夫しながら、今回のロックダウンをなんとか乗り切っています。