今日の問題は久々に難しかったです。
>>挨拶、いけだです。
一応聞いたことはあるけどあんまり思い出せない。。。みたいな感じで
どうしても不得意なところって何かありますよね。
まさに今日の問題が自分にとってはそんな問題。
ひとつひとつの単語は聞いたことある気はするけど…?
見たいな問題文で、久々に苦労しました。
解説、しっかりと調べましたのでご確認ください。
では、問題に参りましょう。
R4 社会・環境と健康 問題5
疫学研究の方法に関する説明と名称の組合せである。 最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1)特定の一時点において、曝露要因と疾病の有無との相関関係を分析する。
-------横断研究
(2)現在の疾病の有無と過去の曝露要因の有無との関係について分析する。
-------ランダム化比較 対照試験(RCT)
(3)現在、疾病 A を有さない集団を追跡し、曝露要因の有無と疾病 Aの発生との関連を分析する。
--------症例対照研究
(4)対象者を介入群と非介入群に無作為に分け、要因への曝露と疾病の発生との因果関係を検討する。
--------コホート研究
(5)複数の分析疫学研究の結果を量的に総合評価する。
--------生態学的研究
以下、解説
ここに出てきた研究をざっくりとまとめます。
生態学的研究:目的とする疾病の発生要因について仮説を立てること。
【特徴】
・調査が短期間、かつ安価で行える
・交絡因子の影響を受ける
横断研究:原因と結果を同時に測定し、関係性を知る。
【特徴】
・観察期間が短い
・追跡調査がいらない
・測定した瞬間の1時点での評価をする
症例対象研究:集団を症例群と対象群に分け、後ろ向きに調査を行う。
【特徴】
・観察期間が短い
・追跡調査がいらない
コホート研究:集団を曝露群と非曝露群に分け、前向きな調査を行う。
【特徴】
・曝露から発生する疾病頻度がわかる
・罹患率や相対危険度を見ることができる
・多くの時間と費用がかかる
無作為化比較対象実験:対象者に介入をした人としない人とで結果を比較する。
(ランダム化)と書かれる場合もあります。
【特徴】
・エビデンスレベル(信憑性)が高い
・インフォームドコンセントが必要である
※インフォームドコンセント:医師と患者との十分な情報を得た上での合意
・多くの時間と費用がかかる
システマティックレビューメタアナシス:複数研究を1つにまとめ再評価する。
【特徴】
・最もエビデンスレベルが高い
・再度統計を取り直す手間がかかる
以上のことから、
(1)横断研究
(2)症例対照研究
(3)コホート研究
(4)ランダム化比較対照試験(RCT)
(5)システマティックレビューメタアナシス
に当てはまると思われます。
解答:(1)
以上になります
研究のお話が多く、難しい言葉が多いですね…
少しずつかみ砕いていければと思います。
お疲れ様でした。ではでは