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前回の貧困女子ネタで思い出したことがあります!
(また昔のことをネチネチと)
あれはその貧困女子時代の30代の、ある夏の日。
私は渋谷クアトロで行われるイギリスのパンクバンド「トイドールズ」のライブチケットを前に悩んでいた。
ライブは今夜。
しかし、翌日が給料日で、まじで、90円しか持っていなかったのだ。
電車代がない…。
(書くのも情けない)
午後3時。意を決した。渋谷までチャリンコで行こう!!
そして出発。
方角がわからないので、山手線の線路をたどって延々と走った。
目黒からは看板が出てたので、必死に走った。
渋谷のスクランブルでは、自転車はめっちゃ邪魔で、「うぜーな」「どけよ」と罵声を浴びながら なんとか渋谷クアトロに到着。
でももう10分前なのになんか静か。 おかしいと思いつつ、会場へ。
そして「夢であってくれ」と思うような張り紙が目に入った。
「ドラマーが怪我のためライブ中止」
私は全身の力が抜け、座り込んだ。
この中のどの客よりも、必死の思いできた私。
ワンドリンク付きだったので、着いたらビールを飲むんだ、とそれだけを支えに自転車をこいできた。
私のあまりの落胆ぶりが目立ったのか、近くにいた少年たちが話し掛けてきた。
私はいきさつを涙目で語りながら、エスカレーターをいっしょに降りた。
少年たちは私に20円をくれた。当時、ジュースは110円だったので、それでポカリを買って飲んだ。
とにかく帰ろう。
いきはよいよい、かえりはこわい。
案の定、迷った。
目黒近辺で曲がるところを間違えたらしく、次第に民家が少なくなり、 家畜の匂いがしてきた。
電柱を見ると、「大井競馬場」のチラシが・・・。
交番を見つけたので、「ここはどこですか」ときいたら、 「それ、自分の自転車?ちょっと来なさい。」と泥棒扱い。
どこまでも最悪。でも、カルピスくれた。
家にたどり着いたのは、夜10時を回っていたと思う。
テンションをあげるために聴いてたトイドールズのテープは、そのまま捨てた。
お金だけでなく、脳みそも貧困だった私でした。
(これ、子供の日に書くの悲しい)
がっかりネタ記事
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