そこまでの15年くらいに渡る
人体実験のレポだそうなんですが
いま読んでみても興味深い内容
ばかりなんですよ〜
この子達は、「いつか、
イタリア人に会ったときに
イタリア語が話せるように、
今イタリア語をやっておこう」
とは思ってないよな、って。
「コイツら、
絶対そんなこと考えてない!」
それはふだんの彼らを見ていて
断言できた。
じゃあ何かというと、
今目の前にいる友達と遊びたいとか、
一緒に何かしたいとか、
仲間に入りたいとか、
これを言えたらカッコイイとか、
そういうことなんだよね。
ポケモンの歌を早口で歌えたらカッコイイ
と思うように、
イタリア語を言えたらカッコイイ
って感じなんだろう。
いつかのためにではなく、
今目の前にいる人と
楽しく生きる。
それが渦のようになって、
周りの大人たちまでも
巻き込んでいったんだね、きっと。
私のポケモンの歌もそうだった。
別にポケモンの名前を覚えて
どうこうっていうのは全くなかったけど、
面白がって歌っている子ども達を見ていて、
この早口言葉みたいなのが言えたら
カッコイイかな、っていう感じ。
ただそうやって
遊んでいた音が、
ある日くっきりとした
イメージを持って現れたときの
驚きと嬉しさといったらない。
でもそんなのは、
もしかしたらただの“オマケ”
みたいなものかもしれない。
子どもたちと一緒に、
回らない口を一生懸命に開いて
歌っていたその瞬間こそが、
大切な時間だったのだと今ならわかる。
語学教室では、いつか役に立てる
ためのことばをやっている。
そこでは選ばれたことばたちが、
きちんと箱詰めにされていて、
お行儀よく並んでる。
それさえ道具のように使えば、
人とわかり合えるなんて思っていたら、
大抵の場合は失望することになるんだけどね。
だって、現実の世界のことばは、
そんなにお行儀よくないんだもの。
ふだん自分が話している日本語を考えたって、
語順は入れ替わりまくるわ、
文法だって言い間違えるわ、
省略したりやなんかで、
テストされたら悲惨な結果になると思う。
でもね、それが生きてるってことじゃない?
ちなみに和子さんの言語についての
桑田和子のやりすぎ人生・番外編
1. ことばがわかるって?
2. 「おやすみ」の意味
3. 言語には固有の波がある
4. 大波から細部の音へ
5. 人の体験を取り込む
7. メロディに歌詞を乗せる
9. 音があるから読める
10. 文字も全体像からとらえる
11. 魔法の箱はなかった
12.「話せる」実感
13.通じるということ
14.世界をどう見つけるか
15.認識すると世界が現れる
16.聞く側に想像してもらう
17.全知覚が泉となる
18.関連ないものがつながる?
19.指数関数曲線的に伸びる
20.雰囲気が大事
21.使いどころを知っていく
22.いつかのためではなく
23.雰囲気が違うとわからない
大変励みになります!!
ポチっと応援お願いします!
携帯の方はこちらから♪
人気ブログランキングへ
ポチっと応援よろしくお願します♪