〜クレアチンは高強度(高負荷)スポーツに効果絶大!!〜
今回記事より、ボディビルダー、パワーリフター、野球・ラグビー・陸上短距離等のパワー・系競技選手、フィットネストレーナー、筋トレ愛好家等、筋肉を仕事、趣味とする凡ゆる人達に広く知られている合法的かつ安全なサプリメントであるクレアチンについて書きます。
クレアチンは元々人の身体の中に存在する物質です。クレアチンをサプリメントとして摂取した際の効果、具体的には無酸素運動などの強度の高いスポーツやトレーニングへのエビデンスレベルは、他のサプリメントと比較しても圧倒的で、驚くべきものが有ります。
まずはクレアチンとは何で、何からできていて、人の身体にどのような作用し、どのような働きをするのか?について説明致します。
〜クレアチンは何からできてる?〜
☑️クレアチンとは、1-メチルグアニジノ酢酸(あるいはメチルグリコシアミン)のことで、有機酸の一種、筋肉中に存在。
☑️クレアチンはアルギニン、グリシンおよびメチオニンの3種類のアミノ酸から作られる。
☑️体内のクレアチンは、95%が骨格筋内に存在し、肝臓、腎臓、膵臓で合成され、4-ホスホクレアチン(クレアチリン酸)に変換される。体内のクレアチンの約60%はクレアチンリン酸として存在し、エネルギー源として貯蔵される為、瞬発力やパワーを必要とし、強度が高い(高負荷が掛かる)スポーツに有効とされる。
〜なぜクレアチンが高強度(高負荷)スポーツに効果あるの?〜
人が運動行なう際、エネルギーを供給する為に、アデノシン三リン酸(ATP)が加水分解する際に、発生するエネルギーが使われる。
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身体の中のATPの量には限りがあるので、運動を続けるためにはATPを再合成しなければならない。
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✔︎ATP再合成には以下3つの経路がある。
①ATP-クレアチンリン酸系
②乳酸系
③有酸素系
運動を始めてから機能する順は①②③の順。このうち①ATP-CP系の機能を高めるのがクレアチン。ATP-クレアチンリン酸系は無酸素運動時に最もすばやいATP合成が可能で、 単位時間当たりのエネルギー生産量は最大。
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✔︎クレアチンはATP-CP系=無酸素運動におけるエネルギー生産能力を高めるため、筋肉のエネルギーの消費量が多くなる高い瞬発力と高強度(負荷)がかかる場面であればあるほど、それを上回るクレアチンを体内に備えておくことで、より効果が発揮される。
✔︎更にクレアチンは、およそ95%が骨格筋内、他にも脳や網膜などにも存在して、絶えずエネルギーを作り出している。その為、トレーニング中のエネルギー枯渇を防ぎ、オールアウト(トレーニングで、鍛えたい部位の筋肉に負荷をかけ続け、力を出し切った状態にすること)迄の時間が増え、トレーニングの質が向上する為、筋肥大と筋出力向上の効果を得やすいとされる。