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メンタルカウンセラー
ジュバ智子
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私はドイツに住んで今年で32年目。
ドイツの良いところも
今ひとつかなあと思うところも、
どちらも楽しみながら
生活しています。
「ドイツ人は」と
一括りにして
ドイツ人の特徴をまとめるのは
あまり好きではないのですが、
ドイツ人の特徴のひとつで
私が見習って
生きるのがとても楽になった点があります。
それは
不必要に謝らない
失敗や不具合を深く気に病まない
というところです。
ドイツに来たばかりの時は
ドイツ人って全然謝らない!
と軽い怒りさえ
感じたものですが、
それは日本との比較において
感じることであって、
よくよく見れば、
ドイツの皆さんは
必要があれば誠実に謝ってくれます。
ただ、
必要以上に謝ったり、
いつまでも「申し訳ない」という気持ちを
引きずることが少ない
のです。
ドイツの人は
仕方ないことは
仕方ないと割り切る
ことがとても上手です。
日曜だから店が閉まっているのは、
仕方ない。
設備故障で電車が遅れるのは、
仕方ない。
風邪をひいたのだから病欠するのは、
仕方ない。
もちろん
お店はいつも開いていた方がいいし、
電車は定刻通り動いた方がいいし、
健康で仕事に行けた方がいいと思うのは
ドイツ人も同じ。
でも、
そういう事情なら仕方ないよね
とサクッと
割り切ること、
諦めるのが本当に上手なんですね。
仕方ないことなのだから、
すみませんね
ごめんなさいね
と一回謝れば
それ以上謝る必要はない
という感じですし、
欲しいサービスが受けられないのも
まあ、事情が事情だし、
仕方ないよね
という感じ。
しかも
不具合の原因が
直接自分の責任ではない時は
謝ることさえしないことも多いんです。
そのくらい
割り切り度が高い(笑)。
私の元上司の話ですが、
乗り継ぎ便への
荷物積み忘れにあって
その後の出張予定を大きく
変えざるを得なかったことがありました。
彼曰く
ルフトハンザ航空のカウンターで
きつい苦情を言っても
担当の女性は
荷物は遅くとも明日の夕方までに、
ご指定の場所に搬送されます
としか言わず、
謝罪の言葉は一切なかったとのこと。
謝罪がないことにカチンときた彼が
なぜ謝らないのかと
更に苦情を言ったところ、
その女性は
彼の強い苦情に全く動じず
ルフトハンザ航空の名に於いて
不具合があったことをお詫びします
とサラッと言ったそうです。
ルフトハンザ航空の
名前に於いてなら謝るけど、
私個人的には
トランク積み残しに関しては
責任を感じていません!
私は私の責任範囲である
荷物配送の手続きをしましたので、
それ以上の責任は負いません!
ということなんでしょうが、
この話を聞いた時、
ものすごく割り切った、
不要な責任を背負わない、
不具合を深く気に病まない、
ドイツらしい対応だなと思いました。
ちなみに
ドイツ人がよく言う言葉に
Leider kann man nichts machen.
(残念だけど、なすすべ無しだよね)
というのがあります。
同僚が突然病欠になり、
自分の仕事が一時的に増えるのも、
バカンス期間なので
家具の納期が8週間なのも、
器械系統の故障で
電車が突然運休になるのも、
Leider kann man nichts machen.
(残念だけど、なすすべ無しだよね)
で受け入れて、
乗り越えちゃうのが
ドイツ人のすごいところ。
昔の私は
仕方がないと諦めるのが苦手で
日本と比べて悪いサービスの質に
イライラ、カリカリしていたものですが
今では諦めるのが上手くなり
ちょっとした不具合には
動じなくなりましたし
自分の責任範囲外のことに対して
かつてのような重い責任感を
感じなくなりました。
どうもに仕方がないこと、
じたばたしたも変わらないことを
潔く諦められたり
余計なことに
責任を感じるのを止めると
生きるのが
とっても楽になるものです。
この割り切り方が
あなたの好みかどうかは
評価が分かれるところだと思いますし
文化的な違いから
日本ではここまで割り切ることは
難しいかと思いますが
なんでも完璧にしないといけない
不具合なんて起こしてはいけない
そう思って
必死に頑張り続けたり
起きた不具合や問題に
過剰反応して
人を責めたり
イライラ・カリカリすることで
あなた自身が
疲れているのであれば
ドイツ人的な割り切り方を
少しだけ見習ってもいいかも知れません。
心の荷物はできるだけ軽く、
割り切れることは割り切って
シンプルに生きていきましょう!
それではまた明日
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ジュバ智子・プロフィール
東京外語大学卒業後、渡独。ドイツ生活は32年目、現地日系商社勤務は29年目。順風満帆にキャリアを積むも、子供がプレ思春期に差し掛かるころ、子育てに大きくつまずく。
暗中模索する中、アドラー心理学とマインドフルネスに出会い、人生観、自分観、人間関係が180度変わる。
国際結婚、海外生活、育児、管理職としての長年の経験を踏まえ、マインドフルネスとアドラー心理学で自由・明晰・優しい心づくりをサポートしている。
ドイツ・MBSR/MBCT協会認定
マインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)講師
アドラー心理学勇気づけELMリーダー
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