今日は
アメリカのマインドフルネス指導者である
Tara Brachさんが
Podcastで話していた
すてきなエピソードをシェアしますね。
マインドフルネスは
自分の頭の中の世界から出てきて
今ここで起きていることを
ありのままに認知することですが
それができると
目の前の人
目の前で起こっていることは
実はとても
ありがたく
優しく
愛すべきことなのだと
気づくことがあります。
そんなお話です。
・・・
現役軍人である男性Aさんは
すぐにカッとなり
怒りに我を忘れるタイプ。
突発的な感情の爆発で
人間関係に支障が出てしまい
マインドフルネスを学ぶようになりました。
そんなある日
Aさんが
スーパーに買い物に行き
レジの列に並んでいると
自分の前に
赤ちゃんを抱いた年配の女性が
商品を一つだけ持って
並んでいるのに気づきました。
ここでAさんはイラっとします。
買う商品の数が少ないお客には
別のレジがあるからです。
なんでこのレジに並んでるんだよ
急いでいたAさんの
イライラは大きくなります。
その年配の女性は
自分が支払う番になると
腕に抱いていた赤ちゃんを
レジの女性に渡して
二人で赤ちゃんを囲んで
歓談し始めました。
レジの女性は
赤ちゃんをあやしたりして
レジを打つ手が止まっています。
ぐずぐずするなよ
Aさんのイライラの炎は
怒りとなって体いっぱいになります。
マインドフルネスの実践のおかげで
Aさんはそれに気づくことができ
怒りが落ち着くまで
穏やかに呼吸を続けます。
…改めて見てみれば
その赤ちゃんは結構可愛い…
…赤ちゃんを囲んで笑っている
二人の女性たちは幸せそうだ…
なんとなく
優しい気持ちになったAさんは
自分が支払う番になった時
レジの女性にこう言いました。
さっきの赤ちゃん、
可愛かったですね
レジの女性はこう答えました。
ああ、あの子ね、
私の息子なの
私の主人、軍人だったんだけど
一年前にアフガニスタンで戦死してね
それ以来
私が働いてあの子を育てているの
だから
私の母が一日一度、
ああやって
息子の顔を
見せに来てくれるのよ
・・・
私たちが何気に
見ている世界は
実はとっても奥が深い。
あの人にも
この人にも
私の知らない
悲しいや喜び
苦悩や怒りが
詰まっているのかも知れない。
私自身にも
悲しみや喜びや
苦しみや憎しみが
詰まっているのと同じように。
そんなやさしい目で
人を
世界を見ると
思い込みや
自分勝手な期待を通してでは
絶対に見えなかったことが
見えてきます。
私にとって
生きていくということ
歳を重ねるということは
この目を養うことです。
さて、
あなたは今日、
あなたの周りの人を
どんな目で見るでしょうか。
人と接するとき、忘れたくないこと

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ジュバ智子・プロフィール
東京外語大学卒業後、渡独。ドイツ生活は31年目、現地日系商社勤務は28年目。順風満帆にキャリアを積むも、子供がプレ思春期に差し掛かるころ、子育てに大きくつまずく。
暗中模索する中、アドラー心理学とマインドフルネスに出会い、人生観、自分観、人間関係が180度変わる。
国際結婚、海外生活、育児、管理職としての長年の経験を踏まえ、マインドフルネスとアドラー心理学で自由・明晰・優しい心づくりをサポートしている。
ドイツ・MBSR/MBCT協会認定
マインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)講師
アドラー心理学勇気づけELMリーダー
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