● 福岡の不適切保育の報道に思うこと
こんにちは^^ 野田祐佳里です。
このところ、虐待やイジメなどの報道をよく目にします。
福岡市の保育園で不適切保育が行われていたことについて、
昨日の朝のビビットという情報番組で取り上げられていました。
大まかな内容は 放送内容をまとめたサイト より引用させてもらいますね。
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福岡市東区の認可保育園で、8人の保育士が3年にわたって園児を虐待していた。
音声データでは、トイレに行きたいと泣いて訴える2歳の園児を大声でどなりつける保育士が記録されていた。
別の音声データでは、園児を黙らせるため口にテープを貼っていたとみられる。
この保育園に対し市が先週改善勧告を出した。
保護者や保育士らのメモには、黙想の時間目を開けている子どもに「目玉をくりぬく」などと脅していた、0歳時のおしりを叩くなど書かれていた。
不適切な行為に堪えきれず退職した元保育士は「おかしいと思った、いじめを楽しんでいる」とコメントした。
保育士や保護者の通報をきっかけに実態が明らかになった保育園は、先月保護者会を開催した。
その中で保護者はお仕置き部屋の「鬼の部屋」の事実を発言したところ怒りの声が飛び交った。
3年間虐待行為が発覚しなかった理由として、「園児は自分が悪いと思っているから親には言わない」などとしており、
保育士への口止めもあったという。
現園長は「職員の管理体制が十分ではなかった、再発防止に努める」などとコメントしているが、
保護者によると保育士の対応は変わってないとのことだった。
保護者は園内にカメラの設置などの「園内の透明化」を求めたが、弁護士などによると個人の特定や、
カメラの死角で行われるため意味が無いなどと、見送りとなった。
また、不適切行為を行った8人の保育士のうち、今も7人が勤務しているとのこと。
あかつき保育園は福岡市から先週改善勧告を受けて、新園長も「再発防止に努める」とのことだが、
8人中7人が未だ在籍していて、さらに現在も子どもを預けているという。
その理由として「保育園の空きがない」ため仕方がないとのこと。
また福岡県は待機児童が多く保育士不足も顕著であるのが現状だという。
堀尾正明らは「ホームページなどで情報を募り、それを市が見て改善策など抑止力になればいい」などとコメントした。
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読んでいて、辛くなってしまう方も多いかもしれませんね。
番組の中の話では、先生にとって扱いにくい問題児とされるような子が
ひどい目にあっていたようで、
それを見て疑問に感じた若い保育士さんは、
「ここの園に長く勤めたいなら、他人の保育方法にはとやかく口をださないことね。」
とベテラン保育士さんに言われ、退職するまで黙っているしかなかったようです。
実は、息子がお世話になっていた保育園も、園長先生や保護者がいない間は、
ここまででないにしても、似たようなことがあり、
息子が卒園した日に若手の先生とゆっくり話す時間が運よくあって
内情を聞かせてもらったことと、
息子が不登校になってから、保育園時代の話をした中で、
徐々に分かってきました。
年中の頃の息子は、登園しぶりや情緒不安定で、
これまで履いていた靴が小さくなったから、
新しい靴を履いていくように息子に当時の息子に言うと、
新しい靴を履いていくと、先生に何言われるか分からないから、履いて行けない
など、当時の息子の言動から???と思ったことは園長先生や、
ベテラン保育士さんに相談に乗ってもらっていましたが、
多少のことは教育的指導で、その結果、息子の心を傷つけられているとは、
全く気づいていませんでした(汗)
情報番組の中で、問題が長期間明るみにならなかったことについて、
子どもがそんなひどいことをされているということを、なぜ親に言わなかったのか?
転園するなど、回避する方法があるのに、なぜしなかったのか?
というコメントをされているのが、とても印象に残りました。
子どもの心理に詳しい方は、
「園児は自分が悪いと思っているから親には言わない」と言われていたのですが、
親も、わが子が保育園の先生に迷惑かけているとか、
集団保育になじめないわが子の方をどうにかしないといけないと思っていると、
その園で上手くやっていく方法ばかりを考えてしまって、
子どもの気持ちを尊重するとか、転園するという発想になりにくいのかと思います。
当時の私もそうでしたが、
他人や集団と上手くやっていかないといけない
他人や集団に合わせないといけない
という思いが強かったので、
行政の発達相談窓口で相談して、
感受性の強い息子さんには合っていないかもしれないから、
転園も一つの方法かもしれませんね。
と言われ、やっと転園という方法があることに気づきました。
渦中にいると、客観的な視点で見ることが難しくなるので、
保育園の先生に相談しても、お子さんの精神状態が改善しないようだったら、
自分と似た価値観を持っている身内とかではなく、
思い切って第三者に相談してみるのも一つの方法かと思います。
子どもの成長に必要なのは、マズローの欲求5段階説
- 生理的欲求
- 安全の欲求
- 所属と愛の欲求
- 承認の欲求
- 自己実現の欲求
にもあるように、1から順に欲求を満たしていく必要があります。
なので、3や4の段階にあたる、協調性を養ったり、
我慢や忍耐力を養ったりするのは二の次で、
2の段階である、安心できる、情緒が安定しているというのが、優先なのですね。
お子さんの情緒が安定していないけど、この状況で
どうしたらいいか分からない方には、
カウンセリングでお話を伺いながらお手伝いさせていただいています。
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