不登校の相談〜どのタイミングで「誰」に相談すればいいだろう?と迷ったとき〜

 

お子さんが学校に行きしぶったり、欠席が多くなってきたとき、親御さんは強い不安に苛まれると思います。

 

「どの時点で誰に相談したらいいのか?」について迷われる方も多いと思います。

今日は「どのタイミングで、『誰』に相談すればいいか」についてお伝えします。

 

 

この記事を書いた人
▫️大人のひきこもり専門公認心理師なかがわひろか
▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
▫️不登校やひきこもりの進学・就労をサポートする

1. どのタイミングで相談すればいいか?

キーワードは「迷ったとき」だと言えます。

 

「無理にでも学校に行かせた方がいいのかな?」

「休ませた方がいいのだろうか?」

 

どう対応すればいいか迷ったとき、ご自身の課題の整理のためにも相談することは効果的と言えます。

 

本音を言うと、早い段階でご相談に来ていただくのがベストなのですが、カウンセリングにハードルの高さを感じている方も多いと思います。

 

「迷い」を感じたときに「誰」に相談したらいいかについて考えていきましょう。

 

▶︎不登校の基本についてはこちらの記事もご覧ください。

 

2. 「誰」に相談すればいいか

 ① 担任の先生

 

おそらく選択肢で最初に上がってくるのが、担任の先生でしょう。

 

学校でのお子さんのこともよくわかっているし、家では見えない様子を知ることもできます。

 

また先生からしても、家庭での様子を知ることができることで、対応のヒントが見えることがあります。

 

 

 ② 担任以外の先生(養護教諭・学年主任・管理職)

 

しかし中には担任の先生には言えないこともあります。

 

担任への不満があるとき、直接伝えるのは難しいものです。

 

その場合は、他の先生に相談するという方法も活用できます。

 

養護の先生は、しんどいときに保健室で話を聞いている場合もあります。学年主任の先生は全体を見ている方ですし、中学校以上であれば何らかの科目を担当している場合もあります。

 

管理職は、どうしても担任に伝えるのが難しく、また養護の先生や、他の先生との関係性も薄い場合に検討することになるでしょう。

 

【学校との関わりについてはこちらの記事もご覧ください👇】

 

 

 ③ スクールカウンセラー

 

より専門的な相談をしたい場合、スクールカウンセラーを活用してみましょう。

 

学校によっても制度は異なりますが、担任や管理職、養護の先生が窓口になることが多いです。

 

カウンセラーと聞くとハードルが高いと感じる方も多いと思いますが、うまく相談できなくてもいいのです。

 

一緒に課題を整理するためには非常に活用しやすいものになります。

 

デメリットとしては、多くとも週に1回、少ないと月に1回程度しか勤務がないため、予約が取りにくいことがあります。また一度相談して、もう一度相談したいときに間が空いてしまうこともあります。

 

しかし定期的に相談することで、お子さんの変化にも気づきやすくなる側面もあります。ぜひ活用を考えてみてくださいね。

 

【スクールカウンセラーの活用についてはこちらもご覧ください】

 

 

 ④ 教育委員会などが設置している相談機関

 

学校とは離れたところで相談したい場合は、各自治体の教育委員会が設置している相談機関があります。

 

スクールカウンセラーと同様に公認心理師の資格を持つ人や、教員経験者などが担当しています。

 

学校に繋いでくれることもあれば、秘密にしたい場合は厳守されます。

 

 

 ⑤ 病院の先生

 

不登校が始まった頃は、体調面に不調があるかもしれないため、小さい頃からお世話になっている小児科に行くケースが多いです。

 

慣れ親しんでいる先生に相談することもあります。

 

医療の専門家で、かつ小児科の先生はお子さんの心の不調についても見識を持っている方が多いです。

 

お子さんも慣れているケースが多いので、学校外の存在として意見を聞くこともいいでしょう。

 

 ⑥ 塾や習い事の先生

 

意外な場所として、習いごとや塾の先生という方法もあります。

 

専門家とは異なりますが、また違う視点から話を聴いてくれることもあるでしょう。

 

もしかしたらお子さんの方が話しやすいかもしれませんね。

 

 ⑦ 民間のカウンセラー

 

ここまでいろいろな人に相談した後に、より専門的な相談をしたい場合は、民間のカウンセラーを活用することもできます。

 

有料であることがほとんどですが、学校とも家庭とも離れた存在だからこそできるサポートがあります。

 

昨今はオンライン相談も充実しており、遠方のカウンセラーに相談することも可能です。

 

デメリットとしては、スクールカウンセラーのように試験や面接を経てカウンセラーをしているわけではないことや、公認心理師の資格を持っていない人もいます。

 

プロフィールを見て、資格や実績などを見るようにしましょう。

 

3. まずは「コストのかからない相談から」

 

誰に相談していいか迷うときは、まずは公的な機関を活用するようにしましょう。

 

無料で相談できるところがほとんどのため、合わないと感じてもリスクは低いです。

 

実はあまり知られていないだけで、無料で専門家に相談できる機関はたくさんあります。

 

まずはそういったものを利用することから始めてみましょう。

 

  そもそも相談することの意味は何か?

 

相談することのメリットは「課題の整理」と「将来の見通し立つ」ことだと言えます。

 

頭の中で考えるよりも、他者に話すことで、整理できるものがあります。

 

また専門家への相談においては、豊富な実績から今後の対応について助言をもらうこともできます。

 

堂々巡りしているとなかなか将来について肯定的に考えることができません。

 

課題は整理されることで、半分解決したも同然と言えます。

 

相談を迷ったら、まずは利用しやすいところから活用するようにしてみましょう。


 

【不登校対応の「タイミング」と「誰に相談すべきか」に迷ったときはご連絡ください】

 

 

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■略歴:
中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。

 

あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。現在大阪市・京都府でスクールカウンセラーならびに、看護専門学校にて発達心理学の講師を務める

 

ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。小中高生や、PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。

 

 

ゴールデンウィークに入りました。

 

気候も良く、過ごしやすい時期ではあるのですが、小中高の子どもたちに関わる先生やカウンセラーの方はみなさん口を揃えて「ゴールデンウィーク明けからしんどくなる子が増える」と言います。

 

私も実感しているものです。新しい年度に変わってからの張り詰めていた疲れがどっと出てくる時期です。この時期から、夏休みまでの過ごし方について考えていきましょう。

 

 

 

この記事を書いた人:なかがわひろか
▫️発達障がい・不登校・ひきこもり専門カウンセラー
▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
▫️子どもから大人までの発達障がい全般に関わる

 

【不登校対応の基本については👇をご覧ください】

 

どうしてゴールデンウィーク明けはしんどくなるのだろう?

日本人にとって「4月」とは特別な月です。入学式はもちろん、進級、進学の季節です。クラス編成が変わることで、友達づきあいにも変化が現れてきます。
 
4月は、無意識のうちに「力が入りやすい月」だと言えます。
 
逆に言うと、いつもよりテンションが高めになるため、多少のしんどさを乗り切って「しまい」ます。
 
3月まで学校に行きづらかった子も、4月は頑張ることがあります。
 
授業もまだ本格化しないので、比較的簡単な内容が多いです。
 
勉強にもついていきやすく、年度の始めということもあり、まっさらな教科書、ノートを見て気持ちもやる気が高まります。
 
そしてゴールデンウィークがあるため「目一杯やっても休みがあるから大丈夫」と思ってしまいがちです。そのためより一層力が入り、どうしても力んで過ごしてしまいやすくなります。
 
そして連休を迎えます。ここで、これまで張り詰めていた気持ちが一気に緩み出します。そこで疲れが出やすくなるのです。
 
 

 5月を4月と同じように過ごさないといけないと思ってしまう

 

 

そして連休が明け、5月がスタートします。ここからは授業も本格化します。中学校や高校であれば、連休が明けてすぐに中間テストが始まります。

 

4月と違って、すぐに通常モードになることが求められます。

 

5月も4月と同じようなテンションで過ごそうと思いますが、なかなかそうはなりません。

 

やがて「4月はあんなに頑張れたのに、5月はどうしてこんなにしんどいんだろう」と感じるようになり、頑張れない自分に落ち込むようになります。

 

そこに加えてテストや、学校によっては体育祭や、文化祭があったり、梅雨の時期を過ごし、そして夏を迎え暑さが増し、過ごしにくい季節を迎えます。

 

夏休みまで祝日もほぼないので、約2ヶ月半の間、ぶっ通しで学校が続くようなイメージになります。

 

一方で、1学期は年度が変わることで、友達関係も変わってきます。ここで休んだら、クラスから取り残されるようなプレッシャーも感じます。

 

しんどくて休みたい気持ちもあるのだけれど、休んだら置いていかれるという思いでより緊張感を持つようになり、すり減っていくようになります。

このようにして連休明けはしんどくなりやすくなるのです。

 

この時期に出やすいサイン

では、疲れも出てくるこの時期には、どのようなサインがお子さんから発されるでしょうか?代表的なものは以下のものが挙げられます。

 

【この時期のサイン】

▫️お腹が痛い・頭痛がすると言う

▫️眠れない、熟睡感がない

▫️朝が起きづらい(夕方には元気になる)

▫️食欲がなくなる

▫️ゲームやネットなど趣味の時間が減る(もしくは惰性的に長時間やる)

▫️イライラし、感情的になりやすい

ポイントは「趣味」「睡眠」「食欲」の3つです。1つでも不調になると、心身のバランスが崩れていきます。

 

 

趣味が楽しめなくなる

この中でも特に私が注目しているのは「趣味」についてです。

 

ゲームやネット、漫画や、スポーツなど、これまで「やめなさい」と言っても取り組んでいたものを楽しんで取り組むことができなくなります。

 

趣味というのは心に余裕があって初めて楽しめるものです。

 

心身の元気を失った状態の場合、趣味を楽しむことができません。学校から帰るとぐったりとしたような状態になり、何も手につきません。趣味を楽しめるかどうかは心の健康度を測る重要な要因になります。

 

 

睡眠がうまくとれなくなる

朝が起きづらくなったり、寝つきが悪くなることもよく起こります。特に起きづらい場合は、起立性調節障害の可能性もあります。

 

【起立性調節障害】

自律神経の働きが悪くなることで、起床時に脳へ血の巡りが低下し、なかなか起きづらくなる病気です。貧血のような状態になり、気持ち悪くなったり、頭痛が起こります。

 

起立性調節障害は、ストレスを要因とするものではないと考えられていますが、起立性があることで、朝起きづらくなり、そこから不登校につながることもあります。

 

寝つきが悪い場合は、色々と考え事をしていて、寝つきが悪くなり、睡眠時間が少なくなることで起きづらくなると考えられます。

 

睡眠がうまくとれないため、日中も眠気が取れず、ぼーっとしたような状態になります。

 

身体もだるくなり、この状態が続くと、疲れやすくなります。身体に不調が出ると心も元気がなくなるようになります。睡眠は健康な生活を送る上で最も重要なものになります。

 

 

食欲が落ちる・もしくは過度に増える

元気がなくなると、食欲が落ちやすくなります。

 

また一方で、ストレスを食で癒すように過食傾向になることもあります。

 

普段の食事を基準として、そこから減っているか、過度に増えているかという点に着目してみるようにしてみましょう。

 

サインが出たら行う7つの対応

連休明けの過ごし方には、気をつけておきたいポイントがあります。逆に言うとこれらを意識することができると、不登校につながりにくくなると言えます。以下のポイントを参考にしてみてくださいね。

 

 
①「疲れが出てよかった」と捉える

これは実は一番大事なことです。

 

一番怖いのは、疲れのサインが出ているのに本人も周りも見落として、燃え尽きてしまうことです。

 

疲労というのは、最初のサインを見過ごすと、脳の認識が鈍くなり、今度は疲れを感じなくなってしまいます。

 

本当は疲れているのに、疲れていないと間違った認識を行い、無理をしてしまうようになります。

 

この状態になると、少し休息した程度では回復が難しくなります。

 

長期にわたって学校を休むようになるのは、無理をし過ぎてしまう場合に多くなります。

 

お子さんが疲れた様子を見せていたら「ちゃんと『休ませないといけない』というサインを出してくれている」と捉えるようにしてみましょう。

 

 

②4月を「イレギュラーだ」と考え、活動量を7割くらいに抑える

4月のように元気いっぱいに過ごさないといけないと考えることがよりプレッシャーになります。

 

そうではなく「4月がイレギュラーだった」と考えるようにしてみましょう。

 

冒頭でも述べたように、4月はついつい気負ってしまう時期です。無意識に頑張ってしまいます。

 

この状態を通常モードと考えてしまうと、疲れが出てくる5月以降が、「自分はダメになった」と感じてしまうことになります。

 

4月が特別で、通常モードよりも活発に動き「過ぎて」いたのです。むしろここからの状態が「通常モード」になります。

 

マラソンで例えると、最初の数キロを全力以上に早く走ってしまっている状態です。

 

その状態で完走するのは難しくなります。スタートダッシュよりも緩めて、ここからは長時間走れるようにしていきます。

 

感覚的には4月の7割くらいのテンションで十分です。

 

夏休みまで約2ヶ月半を過ごすためには、目一杯のテンションでは息切れしてしまいます。テンションを下げてちょうどいいんだと言う気持ちで過ごすようにしてみましょう。

 

 

③疲れたときこそ「規則正しい生活を」

 

疲れが出てくる時期こそ、「規則正しく過ごす」ことを大事にしてみましょう。

 

いつものように起きて、準備をして、程よく肩の力を抜きながら過ごすようにします。

 

一日のルーティンを「淡々と」「粛々と」過ごすようにしてみるのです。

 

部活動などでハードな運動をすることもあるかと思いますが、それ以外では身体を休めることも大事にしていきます。

 

疲れは一日一日ケアすることが大切です。

 

平日は夜更かしを控えて、早めに休むようにしていきましょう。

 

疲れたときは、長時間寝たいと思いますが、それよりもいつも通り規則正しく生活した方が疲労は早く回復します。疲れたときこそ「規則正しい生活」を意識してみましょう。

 

 

④休日を一日はオフにする

土日があれば、一方は、しっかりと休ませる日にします。

 

一日は買い物や部活、友達と遊ぶなど活動的に過ごしても構いません。

 

ただ週末を目一杯フル稼働すると、月曜日から息切れしてしまいます。

 

一日は身体をゆっくり休ませるようにしましょう。

 

プロのスポーツ選手のようなイメージです。

 

プロスポーツ選手は試合の次の日はリカバリーに当てます。翌日にはハードな練習は行いません。

 

軽く散歩やジョグ程度で終わり(もしくは何もしないこともあります)、疲れをとる一日に当てます。こうすることで疲労が溜まりにくくなり、シーズンを乗り切るようにしているのです。

 

ただ、ゆっくりとすると言っても、一日中寝る日にしてしまうと、今度は月曜日の朝が起きづらくなります。

 

いつもより長めに寝るのであれば土曜日に行い、日曜日は、平日+1~2時間までの睡眠で抑えておきましょう。

 

できれば平日と同じが理想です。そうすることで日曜の夜の寝つきをよくし、月曜日の朝起きやすくできます。

 

 

⑤家族で「サボりの日」を作ってみる

親御さんがセカセカと日々を過ごしていると、お子さんもそうしないといけないと思いがちです。

 

「週に1度はサボりの日を作ろう!」と家族で「サボり」に取り組んでみるのです。

 

④で挙げたように週末の一日は、家事も控えめにして、食事も外食や出来合いのものでもいい、とします。みんなで「サボる」のです。

 

家族がみんなで「サボる」ことで、お子さんも気楽に休みやすくなります。親御さんも疲れを癒す日を作るようにしましょう。

 

【親御さんに向けてのメッセージはこちらです】

 

 

⑥お子さんの思いにも耳を傾ける

新しい学期になり、クラスメイトも変わることで、お子さんも思うこともあります。

 

お子さんと2人でカフェに行ったりドライブに行くなどしながら、お子さんに思いを発散してもらうことも大切なことです。

 

愚痴なども出てくると思います。否定するのではなく「発散」というイメージで、耳を傾けてみましょう。

 

【お子さんの話の聴き方はこちら👇をご覧ください】

 

 

⑦学校の先生と話す機会を作る

お子さんのしんどさが続くようであれば、学校との連携も必要になります。先生に時間を取ってもらったり、必要であればスクールカウンセラーの先生に相談することもいいでしょう。

 

学校での様子と家庭での様子を擦り合わせることによって、お互いに見落としていることを把握することができます。

 

家ではぐったりしているけれど、学校では活発に頑張っていることもあります。

 

学校生活で無理をしやすくなるので、先生にも家庭での様子を知っておいてもらうことはお子さんの環境を整える意味でも効果的です。

 

▶︎お子さんが疲れているなと思ったらご相談ください

連休明けから、6月頃にかけては一番疲れが出やすい時期です。

 

この時期は特にお子さんの様子に着目するようにしてみてください。

 

逆に言うとこの時期を乗り切れたら、お子さんにとって自信につながります。2学期、3学期はより楽に過ごせるようになるでしょう。

 

お子さんの様子で気になることがある方は、無料カウンセリングもご利用ください。早め早めにサポートしていきましょう。

 

 

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中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。

 

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不登校の対応は見守るだけでいいのか?

 

不登校やひきこもりの対応において「見守りましょう」と言われることがあります。何もせずただ見守るだけで本当にいいのか。

 

この点について疑問を持っている方に向けてお届けします。

 

 

この記事を書いた人
▫️大人のひきこもり専門公認心理師なかがわひろか
▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
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1. どうして「見守る対応」が生まれたか

不登校やひきこもりについての本を読んだことがある方は「見守る対応」について一度は耳にしたことがあることでしょう。

 

【見守る対応の例】

・学校のことは話さず、楽しいことをして、

家庭で元気に過ごせるようにする。

 

・そもそも学校は行かないといけないものではない。

無理やり行かせるものではない。

 

・親が優しく見守っていたら、

いつか必ず子どもは自分の力で動き出せる。

 

・北風と太陽の話のように、無理やりではなく、

自分から動き出せるようにするために親は暖かく見守り側にいるようにする。

 

・不登校やひきこもりは現代社会が生み出した現象なので、

子どもたちはむしろ犠牲者である。そのためしっかりと休ませることが重要である。

 

 見守る対応はどうして生まれたか?

 

こういった内容を子育ての専門家や心理カウンセラーから聞くと

「見守ることが大切だ。登校刺激を与える方法は間違っている」

と感じる方もいらっしゃるでしょう。

 

「見守る対応」が生まれた背景には不登校が市民権を得てきたからとも言えます。

 

「不登校だからダメではない」「休むことも大切」という風潮が社会に生まれるようになりました。

 

これまでのように登校刺激をして無理やり行かせるよりも、本人の意思に任せるようになりました。

 

そこに加えて、文科省から以下のように通達されるようになりました。

 

不登校児童生徒への支援は,「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく,児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて,社会的に自立することを目指す必要があること。また,児童生徒によっては,不登校の時期が休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある一方で,学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在することに留意すること。不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日 (下線は著者)

 

「学校は無理に通わせるものではなく休息させることも必要である」という認識が広まるようになりました。

 

こういった社会背景の変化により「刺激ではなく見守る」ことが推奨されるようになりました。

 

しかしながら、この言葉だけが一人歩きしている現実も否めません。

 

実際不登校の数は年々増加し続けています。

 

そこで「本当にこのまま休ませ、見守るだけでいいのだろうか?」と疑問に思う方も出てきています。

 

10年20年のひきこもりのお子さんがいらっしゃるご家庭は「ずっと見守ってきたけれど、一向に子どもは動かないままここまできてしまった」と嘆かれることがあります。

 

「見守る」ことは本当に最適な方法なのでしょうか?この点について見ていきましょう。

 

2. タイミングを見ることが重要

こちらの図をご覧ください。お子さんが学校に行きづらくなり、本格的に不登校が始まってから、再登校するまでのステップについて記載しています。

 

 

▶︎不登校の基本についてはこちらの記事もご覧ください。

 

 

不登校が始まった頃は、食欲が落ちたり、うまく寝つきが悪くなったり、趣味を楽しめなくなるなどの変化が現れます。

 

行き渋りも起こり、やがて朝起きられなくなり、不登校が本格化します。

 

例えばこの時期に「学校に行きなさい!」と登校刺激を与えても、お子さんには受け入れられるだけの余裕がありません。

 

大人でも同じです。うつ症状が出ているときに「頑張れ!仕事を休むな!」と言われると追い詰められたような気持ちになります。

 

この時期は刺激よりも休息が必要となります。この時期においては「見守る」ことは必要なことになります。

 

「怒り期」についてはない子もいます。暴力行為があるときはそれを抑えるための対応は必要になります。

 

▶︎暴力への対応はこちらの記事をご覧ください。

 

そして「もう自分はダメだ」と落ち込む時期を迎えます。ただこの時期があって「安定期」に向かいます。

 

安定期には、生活リズムが落ち着き、好きなことをやるようになります。お手伝いをする場合もありますし、勉強を始める場合もあります。

 

大事なのはここからなのです。

 

 実は長期化しやすい「安定期」

 

不登校にしてもひきこもりにしても、暴力の時期や抑うつの時期、絶望の時期が長く続くわけではありません。

 

むしろ長引くのは安定して生活できているときです。

 

状態も落ち着いているので、親子関係も良好とまでは行かずとも、会話もするし、買い物につきそうこともあります。旅行をすることもあるでしょう。

 

落ち着いているので、大きな問題はありません。

これまでの大変さを思うと、平和な日々が続きます。

しかしながら、だからこそ変化が起きにくい時期でもあるのです。

 

この時期に「見守る」ことは有効ではありません。

何の刺激もないと、その日々が続きます。

 

危機感がある方は「このままじゃダメだ」と動き出しますが、そのきっかけをもてない方は、この状態が何年も続き、やがて10年、20年と続くことになります。

 

お子さんの状態が安定して落ち着いてきたときは「見守る」から「積極的に提案する」ことへのシフトチェンジが必要となります。

 

大事なことは「タイミング」なのです。

「見守る」時期も必要です。

一方で「積極的に関わる」時期も必要なのです。

 

3. 「見守る」から「提案する」へ

お子さんの状態が落ち着いてきたら、一度親子で話し合う時間を持ちましょう。

 

お子さんの思いを聴いた上で、親の率直な思いも伝えます。

 

「まずは家庭内のお手伝いや、勉強から始めてみない?」と提案していきます。

 

家庭内での役割を増やし、勉強など「嫌なこと」にも着手できるように進めていきます。

 

それらを継続して「一度先生も交えてお話ししてみよう」と進めていきます。

 

もちろん強制的に進めるのではなく、お子さんと話し合って決めていきましょう。

 

お子さんは良い顔はしないでしょう。

今のままの生活の方が好きなことができて安心して過ごせるからです。

 

しかし一方で「このままでいいのだろうか?」という気持ちも持っています。

 

自分から動き出すことは難しいけれど、背中を押してもらうとできることもあります。

 

そのために積極的に関わりを増やし、提案していきます。

 

先生とも連携を取り、先生から声をかけてもらい学校に誘ってもらうことも考えていきます。

 

親御さんからの提案があると、先生も動きやすいです。

 

このようにして、少しずつ学校に戻るための道筋を整えていきます。

 

安定期こそ「やっと落ち着いた」でとどまらず、お子さんと話をする機会を増やし

提案を行うようにしていきます。

 

このように不登校においては、「見守る」ことは必要な時期もあるけれど、

「背中を押す」時期も必要になります。

見守る「だけ」の対応は、間違いですし、矢継ぎ早に提案「だけ」するのも間違いです。

 

タイミングを重視しながら、対応に変化を加えていきましょう。

 

【不登校対応の「タイミング」に迷ったときはご連絡ください】

 

 

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学校に行きづらくなった子どもたちの多くが、家にいる間ゲームやスマホの動画視聴などの時間を過ごすようになります。

 

朝までゲームをやり続けている子どもの様子を見て「制限をかけた方がいいのだろうか?」と悩む親御さんは多いです。

 

不登校・ひきこもりとゲーム・スマホ制限について考えてみましょう。

 

 

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1. スマホをやめさせれば学校に戻る?その前に知っておきたいこと

  どうしてゲームやスマホに依存するのか

 

 

もし周りの人が働いている時間に、仕事に行くことができずずっと家にいる状態だったら、果たして私たちは耐えられるでしょうか?

 

みんなは働いている。けれど自分は何もしていない。

そんな自分は社会から見放されたような思いになると思います。

 

不登校やひきこもりも同じです。

 

同級生が学校に行ったり、仕事をしたりしている日中に、自分はずっと家にいる。ただ家にいる。それは想像以上に苦しい状態です。

 

「だったら学校に行けばいいじゃないか」と言いたくなるでしょうが、それもまた難しい状態です。

 

学校にも行けない、家に一人でいると苦しい。

不登校とは進むことも戻ることもできない状態です。

 

そんな状態に耐えるための一つの方法が、ゲームであり、スマホです。

ゲームにしても動画視聴にしても、長時間取り組めるような工夫がなされています。

画面を見てゲームをしている間は「何かをしている」状態になれます。

しかも時間もあっという間に経過していく。

 

苦しい時間をやり過ごすことができるのです。

そして眠たくなったら寝る。起きたらまたすぐにゲームをする。

その生活をしている限り、学校に行けていない自分に直面しなくて済みます。

 

学校に行くこともできない、かといって何もせずにいることも辛い。

その状態を「救ってくれる存在」がゲームでありスマホなのです。

 

  ただ制限すればいい話ではない

 

ゲームやスマホを制限しさえすれば、学校に行くというのは幻想に過ぎません。そもそも学校に行けない思いがあります。その不安や恐怖をやり過ごすための最適な道具がゲームでありスマホです。それがなくなったからといって「じゃあ学校に行こう」とはなりません。

 

そこまで単純な話ではないのです。

 

子どもたちに「ゲームやスマホに依存するのはいいことですか?」と尋ねたら、

100%の子たちが「ダメなこと」と答えるでしょう。

けれどわかっていても、不登校やひきこもりに直面するよりは、ましだと思えるのです。

ダメだとわかっていながらも、依存してしまう背景がここにあります。

 

「家にいても怠けているだけだから、ゲームもスマホも使えないようすればいいだけの話」と強制的に使えなくする方法を選ぶ方もいらっしゃいます。

それで辞められるならそれほど深刻ではありません。

しかし深刻なケースほど、強制的に取り上げられたら、暴力を使ってなんとしてもやれるようにする道を子どもたちは選んでしまうかもしれないのです。

 

大事なことは依存してしまう背景を知ることです。

2. 理解を示してから対応する

依存せざるを得ない状態にまで子どもたちが追い詰められていること。

そのことを想像し、理解する姿勢を見せます。

 

ここが対応のスタートになります。

ただ頭ごなしに「ゲームもスマホも取り上げます!」では意味がないのです。

 

他にもWi-Fiを解約したり、スマホを解約するのも、おすすめできません。

他の方法を使って依存先を変えるだけです。

 

物事を進める上で必要なことは「まず理解する」ことからなのです。

その上で、具体的な対応を見ていきましょう。

 

※ここでは、巷に溢れる「話し合ってルールを決めよう」というような方法がすでに「通用しない」場合で、かつ「完全な依存までは達していない」状態を想定してお伝えします。そのため「デトックスの合宿に参加する」などの対応は言及しません。家庭でできる方法をお伝えします。

 

  ① 不安感が減ることを感じる練習を行う

 

ゲーム・スマホを行う心理背景について「不安感・恐怖感」があるということがわかりました。

 

この気持ちが学校に行けないことで高まっていきます。

それを打ち消すために他のことに没頭することになります。

 

逆に言えば、不安がそれほど高くなければ、ゲーム・スマホを「やらなくてもいい」ということになります。

 

そのために行うのが「不安感が下がることを学ぶ練習」です。

 

 

この図のように、不安感は時間が経つとだんだんと薄れていきます。

 

不安になる→ゲーム・スマホをする→不安が和らぐ

 

という流れがあると考えます。

 

そこで

不安になる→不安感が下がる→ゲーム・スマホをしなくてもいい

という感覚を得ていきます。

 

例えば他愛のない話をしたり、一緒に映画を観たり、外に出かけたりします。

そうやってゲーム・スマホをする状況から徐々に遠ざかり、長時間しない状態に慣れるようにしていきます。

 

この方法を、計画立てて行うことができれば、長時間のゲーム・スマホから脱け出すことが可能になるのです。

 

  ② 徐々に距離を置いていく〜ハーム・リダクション〜

 

アルコール依存症の治療としては「アルコールを一切飲まない」という方法が主流でした。

 

しかしこれは0か100かの方法であり、現実度は実はとても難しいものです。

そこで考えられているのが「ハーム・リダクション」という考え方です。

 

ハーム(harm)とは「害」のことです。リダクション(reduction)は「縮小」という意味です。

 

つまりワイン一本飲んでいた人なら、まずは半分に減らし、次はグラス一杯というように徐々に減らしていく考え方です。

 

ゲーム・スマホも同様に考えていきます。

1日10時間やっているとしたら、まずは9時間から始めていきます。

さらに刻んで9時間半でも構いません。

一週間続いたら、次は8時間、7時間と減らしていきます。

 

0にすることが目的ではなく「適切な時間」が目的です。生活を犠牲にしない程度(3時間程度)に収まることを目的に進めていきます。

 

順調に減らしていける時期もあれば、リバウンドすることもあります。

しかし全体としてみるとだんだんと減っていくようになります。

 

先にあげた、不安感が減ることを学ぶことと並行しながら、徐々に減らすイメージで取り組んでいきましょう。

 

物理的に距離を置くことは有効か?

 

ゲームやスマホそのものから離してしまう方が楽ではないのか?というご意見もあると思います。

 

デジタルデトックス合宿のように、一定期間デジタル機器から離れて生活するものもあります。

 

これに意味がない、とは言わないのですが、結局家庭に戻るとすぐに戻ってしまうことの方が多いと感じています。

 

今の時代にデジタル機器を一切無くした生活というのは現実的ではありません。

 

勧めないわけではありませんが、長期的にうまく使っていくことを目的にするならば、物理的に離れるよりも、徐々に減らして、適切に使用する方が現実的だと考えます。

 

3. 他にもある意外な方法

 

基本的には先に挙げた方法が適切なものです。ただそれでもうまくいかないこともあるかと思います。「心理学を応用した『意外な方法』」もお伝えします。

 

   ゲームとスマホの利用を「義務化」する

 

ゲームやスマホの制限を考える際に「よく話し合う」「一緒にルールを決める」という方法が推奨されます。

 

これはもちろん大切なことです。できるならぜひそうしてほしいです。

 

ただ、依存に近い状態になると、なかなか話し合いだけでは解決しません。

そこで逆の発想を行います。

 

「させない」ではなく「させる」という発想です。

 

「1日3時間は『必ず』ゲームをしなさい」とします。

「してもいい」ではなく「必ず」と「義務化」することがポイントです。

 

最初のうちはお子さんも喜んでやるでしょう。

しかしそれは権利ではなく「義務」なのです。

 

次第に「やらないといけないこと」になります。それまで楽しかったことが、義務になり、楽しさが半減していくようになるでしょう。

 

好きで勉強をしていたのに「もっとやりなさい!」と言われて勉強が嫌いになる、というやり方の応用です。

 

心理学では「アンダーマイニング効果」と呼ばれるものです。

関心があって取り組んでいたのに、お小遣いなどが与えられるようになると「お小遣いのためにやらされている」という気持ちになり意欲が低下するという理論です。

 

ただし気をつけてほしいのは「長時間設定にしないこと」です。

依存を進めることが目的ではありません。適切な時間で終えられるようにすることが目標です。

「1日10時間やりなさい」は長すぎです。「1時間」は短すぎです。

厳密な統計があるわけではないのですが、楽しいけれど、ちょっとしんどくなる時間設定です。3~5時間以内に抑えるのがいいのではないかと考えます。

 

4. ゲームやスマホに意味がないわけではない

 

このブログを読んでいただいて気づかれたと思いますが、私は「ゲーム・スマホは禁止しなさい」とは一言も言っていません。これまでも言ったことがありません。

 

例えばオンラインゲームであれば、オンラインで繋がりながら、そこにいる人たちと話をすることができます。

 

ある方は「一度も会ったことがないけれど、そこでいろんなことを相談することで安心を得ることができた」と語っていらっしゃいました。

 

オンラインの場は他者との交流の場でもあるのです。

 

SNSは批判的に取り上げられることも多いですが、私はむしろ推奨しています。

そこには「コミュニケーション」が存在しているからです。

 

もちろん犯罪に巻き込まれる危険性も0ではありません。

ネットの世界でマナーを守ったり、危険な物を排除するというリテラシーは求められるものですし、最低限のマナーも必要になります。

 

ただそれを守ることができれば、その場が安心の場になることもあるのです。

 

頭ごなしに制限するのではなく、うまく使えるようにサポートしていくことが重要です。

使用時間を0にするのではなく、日常生活に支障がない程度に使うことを目標にしていきましょう。

 

そして何よりも、ゲームやスマホに逃げ込まざるを得ない子どもたちの気持ちを知ることが必要なことです。そのことを学んだ上で、少しずつ改善していきましょう。

 

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■略歴:
中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。

 

あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。現在大阪市・京都府でスクールカウンセラーならびに、看護専門学校にて発達心理学の講師を務める

 

ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。小中高生や、PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。

 

4月は不登校が起こりやすい時期4月に始まる不登校は長期化しやすいと言われます。新学期が始まったこの時期に気をつけておきたい親子の関わりについてお伝えします。

 

 

この記事を書いた人
▫️大人のひきこもり専門公認心理師なかがわひろか
▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
▫️不登校やひきこもりの進学・就労をサポートする

1. どうして4月の不登校は長期化しやすいのか?

  新学期だからこその理由

 

 

多くの学校では、年度が変わるとクラス替えが行われます。同時に担任も代わり、これまでとは違う雰囲気ができます。

 

4月に休み始める子が長期化しやすい理由は「教室に戻る状態をイメージしづらい」ことが挙げられます。

 

新しい学年になり、教室はまだ「出来上がっていない」状態です。同級生にどのような子がいるのか、先生との相性はどうか?などがわからない状態です。

 

この時期に不登校が始まると、わからないままの状態が続くことになります。

 

月日が経つことで「クラスはまとまっているけれど、自分だけが馴染めていない」という思いを抱きやすくなります。

 

この状態が学校に戻りづらい状態を生み出していると言えます。

 

【学校の話をしていいか迷ったときはこちらの記事をお読みください】

 

  どうして4月に不登校が始まるか

 

4月だから不登校が多い、というわけではないのですが、この時期に始まるのは大きく二つの理由があると言えます。

 

1つ目は「新しい環境への不安の高まり」です。

 

学年が変わったり、卒業・入学で学校生活そのものが変化するとき強い不安を感じる子どもたちもいます。

 

その不安を抱えた状態で新しい教室に放り込まれたときに張り詰めていた糸が切れてしまうことがあるのです。

 

「不安だけど学校に行けばなんとかなる」と思っていたことが、想像と異なることが起こることで「やっぱりダメだ」となることがあります。

 

想像と違う中身としては

・教室の雰囲気が思った感じではなかった(嫌なタイプの人がいる、ギスギスしている、仲良くなれそうな人がいないなど)

・担任の先生の印象が良くない

・(特に小学校から中学校へ進級した場合において)教科担任制や、校則などこれまでよりも厳しく管理されることへの不安

・部活動においての先輩後輩の力関係

などが挙げられます。

 

これは特に小学校から中学校へ進学した場合に起こりやすいものです。

 

いわゆる「中1ギャップ」と呼ばれる中学1年生が感じやすいものですが、

中1ギャップは1年生だけに起こるものではなく、2年生、3年生にも起こりうるものなのです。

 

2つ目は「また一年が始まることの虚脱感」です。

 

これは進級した場合に起こります。例えば中学1年生のお子さんが、一年間を過ごした後に

「またこの状態が一年続くのか」と感じる状態です。

 

なにごとにも一生懸命で、手を抜けないお子さんに、中学2年生、高校2年生のときに起こりやすいです。

 

勉強も部活動もクラス活動も趣味も頑張ってきたお子さんが「また一年繰り返さないといけないのか」という思いになります。

 

周りから見るといわゆる優等生で、何の問題もないように見える子が学校に行きづらくなる場合には背景にこの虚脱感が隠れている可能性があります。

 

新しい学年で不安もあるのですが、それよりも「また新しい環境でこれまで通りにしないといけない」気持ちや「期待があるから、これまで以上に頑張らないといけない」と感じることが要因になります。

 

2. 新学期の親子の関わり

4月の不登校は長期化しやすい場合があります。一方で、ここをスムーズに乗り切れると流れに乗れるという側面もあります。

 

この時期に特に意識しておきたい親子の関わりを見ていきましょう。

 

  特に見ておきたいチェックポイント

 

① 春休みの時点で、朝起きづらいことが起こっていないか

② 新学期に向けてテンションにばらつきが起こっていないか(高すぎる、低すぎる)

③ ぼんやりしたような様子を見せていないか

④ 特に趣味(ゲームやイラストを描くなど)に意欲の低下が見られないか

⑤ 新学期が始まってから朝の起きづらさがないか

⑥ 帰ってきたときにすぐに部屋に閉じこもっていないか

⑦ 夜寝つきが悪いことがないか

⑧ 食欲が落ちていないか

⑨ 休みの日もぼーっとしていることが増えていないか

⑩ 学校の話をあまりしなくなった様子はないか

この中で特に「朝起きづらくなる」ケースが多いです。

 

これまでは目覚ましが鳴ると起きていたのに、起こさないと起きない、起こしてもなかなか布団から出てこない、出てきてもなかなか着替えようとしない、などの兆候があるかどうかを見ていきます。

 

そしてこれらは、春休みから始まっていることもあります。

 

もし思い当たることがあったら、いつもよりも注意してお子さんの様子を見るようにしましょう。

 

  気になったときの関わり方

日々の様子をモニタリングする

 

親御さんの主観でいいので一日の心の状態を0から100(50が普通の状態)として点数づけをしてみましょう。

 

できれば本人にしてもらうのが理想的ですが、嫌がる場合もあります。感じたままでいいので点数をつけてみます。

 

誰でも気分の浮き沈みはあるものですが、それが続いている様子だと黄色信号です。3日ほど下がり続けている場合は、気持ちが落ち込みかけている状態かもしれません。

 

まずお子さんの状態をモニタリングしてみましょう。

 

声をかける

 

「最近疲れていない?」「何か嫌なことがあった?」というように声をかけると「うるさいな」「何でもない」と答えるでしょう。

 

このときに数日モニタリングしていたことが役立ちます。

 

【声かけの例】

 

「最近様子を見ていたら、食欲が落ちているなあって思うよ。お母さん(お父さん)はしんどいことがあるように見えているから、一度話をしてみない?」

 

「食欲が落ちている」という客観的事実(厳密な客観性がなくても構いません)と、お母さん、お父さんを主語にしたアイメッセージ(自分を主語にしたメッセージ)で伝えます。

 

話してほしい、ではなく「話をしてみない?」と促す形にします。

 

もちろんお子さんが拒否することもありますが、親が自分を見てくれているということは伝わります。後日再度声をかけたときに話してくれる可能性が高まります。

 

傾聴の3つの力を意識して話を聴く
 

 

①受容力

 

どのような発言が出たとしても、まず「受ける」ことを意識します。「それは違うと思う」「そんなつもりで言っていない」などの言葉は必要ありません。「そのように感じていたんだね」と受け止めます。

 

②共感力

 

悲しい、辛い、苦しい、しんどいなどの感情の言葉に着目し「それは悲しかったね」「辛かったね」と共感します。

 

③率直力

 

十分に話を聴いてから「お母さん(お父さん)はこう思うんだけど、どうかな?」というように率直にご自身の意見を伝え、お子さんの返答を待つようにします。

 

【傾聴のポイントはこちらの記事もご覧ください】

 

3. 学校との関わり

  まずは体制づくりを行う

 

4月の段階では、担任の先生もお子さんについて知らないことが多く、対応に迷われることがあります。

 

状態の改善を目指しつつ、まずは体制を整えることを意識します。

 

担任や学年主任、そしてスクールカウンセラーにまずは親御さんがつながるようにしましょう。

 

家庭での様子を共有し、スクールカウンセラーからは専門的なアドバイスを、学校からは今のクラスの状態についての情報を共有するようにします。

 

親も自分も学校のことを知らない、という状態から、まず親御さんは知っているという状態を作ります。

 

別室登校や保健室に避難する方法、場合によっては図書室を活用させてもらう方法など学校とも協議しながら、お子さんが通いやすくなる環境を作っていきます。

 

週に1回家庭訪問に来てもらう形や、親御さんが学校に出向く方法もあります。

 

出向くのが難しい場合は電話でも構いません。

 

ほんの5分でも状況を共有するだけでも違います。関係性が作れていると、お子さんが学校に登校する際にも安心が出てきます。

 

【学校との関わりについてはこちらもご覧ください】

 

ゴールデンウィークまでをアイドリングと考える

 

4月というのは、誰しも力が入ってしまう月になります。

 

お子さんに疲れが見られるときは徐々にエンジンをかけるイメージでスタートしていきましょう。

 

遅刻したり、早退したりでいいので、だんだんと学校生活に慣れるようにしていきます。

 

ときに休むことは大切なのですが、丸々一日休むよりは元気が出てくる放課後だけ学校に行くという形でもいいので、行くようにしてみましょう。

 

そして土日はしっかりと休むことを意識します。

 

部活動などで試合があるときもありますが、無理は禁物です。

 

大事なことは「徐々にエンジンをかける」=アイドリングです。

 

いきなり全力疾走ではなく、ゴールデンウィークまでを一つの区切りとして段々と慣れていくイメージを持ちます。

 

そうやってペースを掴みながら、ゴールデンウィークまでを過ごし、連休後は無理をしすぎないペースで登校するようにしていきましょう。

 

新しい学年の新学期というのは、意識しなくても力が入るものです。そのため、他の学期の始まりよりもお子さんのことをよく観察してみていただけたらと思います。

 

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■略歴:
中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。

 

あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。現在大阪市・京都府でスクールカウンセラーならびに、看護専門学校にて発達心理学の講師を務める

 

ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。小中高生や、PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。