発達障害って治る?治らない?~実際に育ててみてわかったこと~ | ハンサムおかんの子育て塾~発達障害児を育てるお母さんの心をサポート

ハンサムおかんの子育て塾~発達障害児を育てるお母さんの心をサポート

大阪を拠点に活動中。発達障害児を育てるお母さんに向けて「信じて見守る子育て」を発信しています。元毒親。息子の発達障害をきっかけにコーチングを学び、起業しました。「気質」×「コーチング」×「方眼ノート」でありのままの子どもを認めて伸ばす子育てを伝えています。

長男が発達障害と診断される前
周りの子どもたちや
自分が想像していた子どもとは
違う行動をとったり
当然できるはずと思うことが
できない様子に
「何とかしてみんなと同じように
できる子にしなければ」
と必死になるあまり
責めたり叱ったりを
繰り返していました。

 



けれど
どれだけ頑張っても
行動が改善されることはなく
おかん自身も長男も
どちらもが自分に自信を失うだけと
なりました。

その後
学校の勧めもあり
病院を調べて検査を受け
発達障害と診断されました。





そこから
さまざまな本を読んだり
情報を手に入れたりして
わかったこと。

それは
発達障害は治るものではない。
ということでした。





発達障害とはそもそも
先天的に
脳の機能の一部が
うまく働かない状態で生まれてくるもの。

病気ではないので
治したりはできません。

例えて言えば
生まれつき手や足の一部が
欠損していたり
多かったりするのと同じで
それ自体を治すことは
できないものなのです。

 







それを知った時に
「ほかの子と同じように
できる子にする」
って何と無意味なことを
していたのかと
愕然としました。

脳の働きが
弱かったり過剰だったりして
生活に困りごとが増えてしまうのです。

もちろん今は
投薬で
ある程度落ち着くことができたりは
しますけれど
根本的に治すことは
できないのが発達障害です。

そこの仕組みを無視して
表面的に
みんなと同じを求めるのは
たとえば
足がなくて歩けない子に
みんなと同じように歩けと
言っているようなものです。





そこから子育ては
方針転換をすることになります。

「そのままで認める」
ができる
コーチングに出会ったのも
大きかったと思います。

できないことを
できないと認め
それに対して
いいとか悪いという
ジャッジをやめました。

そして
できないことや
苦手な事に対して
どう対処していくのかを
考えるようになりました。

 







例えば
ものをよくなくすことについては
なくしたら
新しくするなり
補充することで
対応しようとか。

なくしそうなものについては
こちらで預かったり
管理することも
導入しました。

偏食については
食べられないものを
無理に食べさせるよりも
食べられるもので
栄養を取れればいいと
考えるようになりました。

独特の考え方や行動パターンも
否定はせずに
そのまま受け止めます。

感情面では
嬉しくなくても
それが大きな問題を
引き起こさないのであれば
そのままでOKにしました、





とにかく
自分の価値観と
自分の感情で
彼の考えや行動を
チェックするのではなく
そのままの状態で
できるだけ
安心して過ごせること
落ち着いて過ごせることを
目指しました。

そして
ほんの小さな「できたこと」を見つけ
伝えていくことで
本人自身に
自信をもたせるようにしていきました。

 







親の思う「良い」で
測るのではなく
本人自身が
一番安心安全に心地よく過ごせることが
一番なのです。

その中で
認められること
信じて応援してもらえること

本人に伝わるような接し方を
続けていきました。





その結果何が起こったのか?
というと
発達障害自体は
治っていませんが
成長とともに
自分で自分のことを
対処できるようになったり
落ち着きを増していくように
なったのです。

そう。

発達障害は治りません。

けれど
人は成長していきます。

子どもを認め
肯定的に接し
自信を育てていくと
子ども自身の成長により
発達障害の特性は
ある程度目立たなくなったり
自分でコントロールできる部分も
出てくるのです。

 


あれだけ集中力が続かなかった勉強にも取り組めるようになりました






治らないから
どうしようもないし
将来の希望もない。

のではなく
治らないけれど
接し方、育て方によって
本人の成長をうまく引き出せれば
発達障害を抱えながらも
生きていくことは可能です。

そしてそのためには
親や周りの大人が
子どもを否定せず
その子をそのままで
肯定的に受け止め
その可能性や伸びしろを
信じて見守りながら
育てていく、関わっていくことが
必要なのです。





いわゆる「いい子」に
育てなくても構いません。

みんなと同じようにできる子に
育てることが
その子にとって
いいとは限りません。

それよりも
子ども一人ひとりの
持って生まれた気質や特性を
大切にして
それを土台として
その子らしい個性として
伸ばしていけるような子育てを
していくこと、
そうなることを目指していくことが
とても大切です。

 







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ありがとうございます。

 

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