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子どもが癇癪を起こした時
どう対処すればいいのか
実際にその場面に出会うと
こちらもすぐには
対応を考えられなくなったりしますよね。
とくに体が大きくなってくると
動きも大きく強くなってきますので
親としても恐怖を感じたりすることだってあります。
結論として
癇癪を起こしている間は
そっとしておく。
です。
自室で暴れるのが
一番ましかもしれませんね。
危ないもの
投げられて困るものなどは
気づいたときに
隠しておく方がいいですし
小さなお子さんの場合でも
ケガをしないように
危険なものは片付けたり
できるだけ何もない部屋で
いてもらうのが望ましいです。
常々思っているのですが
「男子の部屋の壁には穴があく」
これ、珍しいことでもなんでもありません。
実家の弟の部屋にも
大穴あいてますしね~。
でね
人間の感情コントロールって
20代半ばくらいまでかかって
ゆっくり育つので
まだまだ中学生とか高校生くらいなら
自分で制御できなくて仕方ないのです。
もしも発達障害やその傾向があれば
さらにコントロール力が育つのに
時間はかかります。
まずはそう認識してください。
でもね
ご相談にも書いていらっしゃる通り
>ここ5年くらいでかなり落ち着いて過ごせるようになり成長したとは思うけどまだ時間が必要なのか、
「そう、このかなり落ち着いて過ごせるようになってきた」
という部分が
本人の成長なのです。
ゴールはまだ先にありますから
今はまだちゃんとコントロールできていなくても
「かなり落ち着いて過ごせるようになってきたね」
と見てあげて欲しいのです。
そして
癇癪がおさまって
落ち着いて家族の前に出てきたときや
後日でもいいのですが
できるようになってきたことは
接触的に声掛けしてください。
「かなり落ち着いて過ごせるようになってきたね」
「癇癪を起こしても自分でおさめられるようになったね」
「早く立ち直れるようになってきたね」
気づいたことは
そのまま言葉にして伝えましょう。
もちろん
本人の悔しさや怒りについて
わかる部分は共感する言葉をかけてもいいです。
同調ではなく共感ならいいのです。
それと
おうちでできる対応も取っていらっしゃるのが
素晴らしいと思います。
なぜこの
「かなり落ち着いて過ごせるようになってきたね」
などの言葉がけが必要なのかというと
そう言葉をかけられると
本人自身が
「そうか、自分は落ち着いて過ごせるようになってきたんだ」
と自分で自分の成長を自覚できるようになるからなのです。
それが
自分をコントロールする力を
さらに成長させていくことになります。
ここがもし
「なんでいつも癇癪ばっかり起こすの?」
と言ってしまうと
本人も「そうか自分は癇癪ばっかり起こす人間なんだ」
と自覚してしまい
ますます癇癪を起こすことを
許容してしまうことになるのです。
このかける言葉の違いは
その後の成長に少しずつ差が出てきます。
自己認識に差が出てくるからですね。
これが
コーチングの「フィードバック」です。
「落ち着いて過ごせるようになってきた」
と見えている状況に
いいとかすごいとか一切の評価はつけなくていいのです。
ただ親側が気づいたことを
伝えるだけです。
ここで「すごいね」と付け加えて
もっと自分でコントロールできるように
なってもらおう。
とか親が期待してしまうと
その声かけは
フィードバックではなく
コントロールや期待になり
思うようにいかなくなったときに
今度は親が我慢できずに怒ったりすることに
つながります。
自分で感情をコントロールできるようになるため
今はまだ練習中で
あと10年くらいはかかるもの。
けれどその10年を
少しでも縮めるために
フィードバックを使って
今できていること
過去よりもできるようになってきたこと
に焦点をあてて
伝えていきましょう。
責めない
認める
そして
落ち着いている時に
しっかり話を聴いて
共感すること、本人の気持ちを受け止めること。
声かけは本人が完全に落ち着いてからでいいですし
「どうなればよかったのかな?」
「こういう時、なにかしてほしい対応はある?」
と
本人が望ましい状況を
質問して聴くのもいいですね!
暴れている間は家族も怖い思いをしますよね。
怖いからやめて。
ではなく
「〇〇になりそうで怖かったけれど
そうではなくてよかった」
とここも
出来た部分に着目して
落ち着いてから伝えておくのも
いいかと思います。
ひとりで受け止めて
実践していくのが辛いときは
継続セッションやマンツーマンの
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