Ferocious X × LiFE 2man show ライブレポート
●2022年3月11日(土)●2023.3.11(Sat)at Nakano MoonstepFerocious XLiFE2man showadv ¥1,500/door ¥2,000+Dopen 18:00/start 19:00好きなバンドの2マンなので行ってきた。Ferocious Xは東京に来るのは4年ぶりらしい。以前にPit Barで見た覚えがあるのだが、それも5年以上前の話ということだろう。1、LIFE2マンということで結構な曲数を演奏してくれた。定番の曲から過去曲、新曲を織り交ぜての豪華なセットリストだった。LIFEがすごいのは過去曲の完成度が高いのは勿論だが、2023年現在も新曲を作り続け、それを積極的にライブのセットリストに組み込んでいることだ。過去の名曲に頼らないのも好感が持てるし、常に新しいことにチャレンジしている姿勢もすごいと感じた。その新曲も、どれもかっこいいものばかりで気持ちが昂った。改めて日本のアンダーグラウンドシーンにこんなにすごいバンドがいるんだと驚かされる思いだ。またFerocious XのボーカルがLIFEのライブで盛り上がっていたのも良かった。ハードコアパンクのライブには良い意味での距離感の近さを感じる。2、Ferocious XMOB47などのスウェーデンのD-BEATに影響を受けたであろう関西のハードコアバンド。個人的にかなり好きでTAPEからCDまで音源を持っている。音源は中・高音寄りでギターのノイズが騒々しく少し耳に痛いサウンドなのだが、ライブだとベースの音に厚みがあって音源よりも聴きやすく感じた。個人的にはライブの時の音のバランスの方が好みだし、また音量も適切に感じた。一概には言えないが東京のハードコアパンクバンドのライブは音量が大き過ぎる気がする。LIFEもせっかくのギターソロやフレーズが大音量だとかき消されてしまうため、もう少し音量を小さめで演奏してほしいと個人的には感じた。またこのライブではDISCOGRAPHY CDにも収録されていないであろう楽曲も演奏された。長尺のD-BEAT曲はイタリアのEU’S ARSEの後期音源のような渋さで、これもまた非常に好みだった。メンバーの立ち姿やパフォーマンスもかっこよくて、こんな素晴らしいライブを見れてよかったという気持ちになった。【総評】行ってよかった。