●2019年9月23日(月・祝日)●

 

"the GazettE LIVE TOUR18-19 THE NINTH TOUR FINAL 「第九」"

9月23日(月・祝)横浜アリーナ

OPEN 17:00 / START 18:00

[チケット]

全席指定 前売¥8,000 / 当日¥8,500

 

久しぶりにV系のライブにでも行こうかと思い立って、行ってきました。

 

以前にガゼットを見たのは初の東京ドーム公演の時だったので、9年も前の話になります。

 

その後も音源としては追いかけたりしていたのですが、ここ数年は新作アルバムも聴いておらず、取り残された状況でした。

 

そんな中で最新アルバムの「NINTH」全曲がサブスク解禁になったのは、私のような古いファンには嬉しいことでした。

 

簡単に自分なりの感想をレポートします。

 

●セットリスト

SE. 99.999

1. Falling

2. NINTH ODD SMELL

3. GUSH

4. CLEVER MONKEY

5. GABRIEL ON THE GALLOWS

6. 裏切る舌

7. THE MORTAL

8. 虚 蜩

9. その声は脆く

10. BABYLON’S TABOO

11. DOGMA

12. INCUBUS

13. TWO OF A KIND

14. UGLY

15. ABHOR GOD

16. 関東土下座組合

 

(アンコール)

 

EN1. GO TO HELL

EN2. INSIDE BEAST

EN3. 貴女ノ為ノ此ノ命。

EN4. HEADACHE MAN

EN5. ATTITUDE

EN6. TOMORROW NEVER DIES

(Wアンコール)

WEN1. UNFINISHED

 

地下系のライブイベントにばかり行っていたのもあるけれど、大掛かりな演出に感動した。コンセプトや雰囲気が一貫しているので、見る側も安心して観れた。

 

私は2階でも結構後ろの方の席だったので、メンバーとの距離はかなりあったのだが、派手な演出もあり肉眼でも十分に楽しめた。

 

東京ドームで見た時はメンバーが小さく見えたが、今は横浜アリーナという広い箱に対して、メンバーの存在感がしっかりと伝わってくる内容になっていた。

 

最新アルバム「NINTH」の曲が立て続けに演奏されたが、まず曲がかっこいい。最新アルバムがかっこいいなんていうのは、簡単なようで簡単ではない。

 

活動歴の長いアーティスト程、音楽性の変化などで続ければ続ける程、ファンからしてみればイマイチなアルバムをリリースする事も多くある。

 

その点、ガゼットは大幅に方向性を変えることなく、常に良い曲を生み出している。

 

そして何より感動したのはボーカルのRUKIさんの立ち振る舞い。

 

お立ち台に片足乗せて…そう、9年前と何も変わっていない!歌声も劣化していない。太ってもいない。相変わらずのド派手な衣装!10年前と変わらないものがあるなんてのはすごい話だ。

 

変化が必要なものもあるが、変わらないことが良いこともある。当時見ていたバンドが劣化していないことが、一般の観客にどれだけの勇気と感動を与えることだろうか。

 

ヴィジュアル系というジャンル自体から少し遠ざかっていたが、ガゼットのライブは私を再度ヴィジュアル系に引き込むだけの魅力があった。

 

アンコールには「貴女ノ為ノ此ノ命。」などの古い曲を演奏。また個人的に9年前に聞き込んだ「DIM」の曲も多く演奏してくれて、耳に慣れ親しんだ曲の演奏に感動したものだ。

 

既に「未成年」で終える定番のラストは過去のものとなっていたが、まだまだ「先」を予感させる素晴らしいライブだった。