●2020年2月10日(月)●

 

DAOKO

⼆○⼆○ 御伽の三都市 tour

 

OPEN 18:30

START 19:30

ADV ¥4400(税込・ドリンクチャージ別)

 

念願のDAOKOのワンマンに行ってきた。

 

 

3都市ツアーのラストという事で、お客さんも8割方埋まっておりいい感じ。

 

何故か渋谷のO-EASTで公演すると勘違いしていて、渋谷駅で降りた後に恵比寿リキッドルームだと知り、慌てて電車に乗り直すハメになった。

 

おかげで開演直前の到着となり、前の方に行く事はできなかったが、真ん中後方の位置が取れたので音質的にはベスポジに近いのではないかと思った。

 

 

 

【セットリスト】

1、御伽の街

2、脳内DISCO

3、かけてあげる

4、さみしいかみさま

5、おちゃらけたいよ(新曲)

6、Fog

7、7日間想像

8、ゆめうつつ

9、そつぎょう

10、Ututu

11、真夏のサイダー

12、彗星

13、打上花火

14、Cinderella step

 

アンコール

1、帰りたい(新曲)

2、きみ

 

まず意外だったのはメジャーになってからのシングルをほとんどやらない事。

 

「さみしいかみさま」や、「打上花火」こそ有名曲だが、他はインディーズ時代のHIP HOP調の曲や、そうでなくてもシングルではないアルバム曲が大半。

 

アルバムリリースのツアーではないためコアなファンに向けられているのかもしれないが、それ以上にDAOKO自身が好きな曲をチョイスしているのではないかという印象だ。

 

リリースされた中では一番新しい曲に当たる「御伽の街」は個人的に名曲で、この曲から始まる事で掴みはOK。散々聞いた「THANK YOU BLUE」アルバムからの「さみしいかみさま」という事で、テンションは上がっていく。

 

初期の曲の中には初めて聴くものも多かったのだが、曲を作った当時の思春期ならではのネガティヴィティがDAOKOならではの言葉回しで綴られていて、素晴らしい。

 

そしてライブで聞くと想像以上にHIPHOP要素が強くて驚いた。

 

ハッキリ言ってメジャーなポップアーティストとは思えないほど、暗い力に突き動かされたようなライブで、これだけ観客が入っていてもアンダーグラウンド臭がぷんぷんした。

 

身振り手振りで感情を表現するDAOKO本人に対して、淡々と演奏するバックのリズム隊だが、リズム隊は当たり前ながら相当上手い。

 

また狙わずして、生演奏とHIPHOPに融合を果たしているのも音楽的に面白い。

 

まるで耳に養分を与えているような、そんな感覚に陥るほど至福の時間だった。

 

結構な曲数を演奏したとは思うのだが、自分の好きなアーティストという事もあってか流れた時間は一瞬のようで、楽しんでいたら、気づいたら終わった、というような印象だ。

 

進行もサクサク。結構場内が暑かったため、気温のせいか、はたまたネガティヴなライブにやられた(?)のか、途中退場する方も数名見られたが、全体としては問題なく終わった印象だ。

 

これだけ完成されたライブが5000円以下で見れるなんて破格だと思うし、DAOKOはこれから更に伸びていくアーティストだと思った。

 

新曲2曲もリリースされれば人気が出るであろう事が確実な曲だったし、またタイミングを見て見に行きたい。