●2022年11月27日(日)●
ライブに行く気力が戻ってきて、前日もハードコアパンクのライブイベントに行ってきたのだが、この日は場所も変わって恵比寿リキッドルームだ。
印象F
OPEN 17:00
START 18:00
ADV ¥5, 940 (税込・ドリンクチャージ別)
LINE UP パスピエ/長谷川白紙
長谷川白紙のアルバムを実際に聴いていたのは2、3年前の事だったが、ボカロから影響を受けたであろうリズムや歌い方ながら、まるでプログレのような複雑な展開で独自の音を鳴らしており驚かされたものだ。
私が人生で衝撃を受けたアルバムに長谷川白紙の「エアにに」は必ず入るだろう。
パスピエは実は10年ぐらい前に1stアルバムを聞いた時はあまりピンとこなかったのだが、様々なポップスを聞いていく中で昨今の音源にハマるようになり、いつかライブで見たいと思っていた。
その両者の対バンイベントで約6000円というチケット料金は私にはリーズナブルに感じた。
会場はチケットがソールドアウトしていた事もあり、すごい混雑の仕方だった。
なんとか真ん中の後ろの音質が良さそうな位置を陣取ってライブ鑑賞する事ができた。
1、長谷川白紙
とにかく音圧、特にベースの音が凄まじい。これは会場の設備に起因するところもあるのだろうが、それにしても暴力的なベースの音だった。
音源を聞いた時はそんな事は思わなかったのだが、まるでガバかハードコアかと思った。
「地を這うようなベース」とはよく言ったものだが、そのような印象を受けた。
そのせいか、この日はクラブミュージックのようにも聞こえてきて、なんとなくステップを踏んでしまった。
リキッドルームの素晴らしい音響設備で長谷川白紙のライブが見れただけでも儲け物だと感じた。
2、パスピエ
長谷川白紙だけでも十分にすごかったのだが、さすが主催者のライブは圧巻だった。
長いキャリアだからこその、安定しつつも凄まじい演奏。
魅せ方も十分にわかっていると感じたし、安定感だけでなく音に遊び心もあると感じた。
更に長谷川白紙の「砂漠で」の人力カバーも凄まじいものがあって圧倒されてしまった。
DVDでは何度かライブ映像を見ていたのだけれど、実際の現場は演奏からMC含めたテンポの良さも含めて素晴らしく、足を運んでよかったと感じた。
しっかりと両者のライブを聴いて、お値段以上の感動を得られたと感じるイベントだった。