発達障害グレーゾーンの子どもたちにとって、
非常に厳しい環境に置かれるのが中学校。
小学校は、
担任の先生に特性を理解してもらえれば、
まだ過ごしやすいと言えます。
しかし、中学校は教科担任制のため・・
いろんな先生が、
いろんなやり方で
子どもに関わります。
中学校では、
授業中のルール
プリントの管理・提出のし方
宿題のやり方
注意する・怒るポイント など・・
何人もの先生が独自ルールを敷いています
そして、毎時間ごとに先生が変わり
ルールが変わります。
一応担任の先生はいますので、
もちろん担任の先生とのコミュニケーションは欠かせません。
しかし、
お子さんに関わる全ての先生から理解を得るのは
ほぼ不可能と考えていいでしょう。
担任の先生を中心に、
一定の情報の共有は行われている感じはします。
しかし、それを知った上で子どもとどう関わるかは、
それぞれの先生次第。
情報共有の程度は、
担任の先生のコミュニケーション力に左右され、
学年が変わるときは、基本引き継がれていません・・
そしてやはり、学校の先生は、
発達障害支援のプロではありません！！
できていないんだから叱りますと言われたり、
こういう生徒になってほしいと熱く語られたり…
いやだからさ…そういうんじゃないのよ…
発達特性のある子どもたちにとっては、
生き地獄のような生活といっても
過言ではありません。
提出物や定期テストなども
お子さんによってはかなりの負担になります。
高校に向けて成績をつけなければならないので、
どうしても学年が上がるにつれて
評価が厳しくなっていきます。
【親子で「ふつう」になりたくて、すごく苦しかったときの話】
部活動も団体行動を求めるものが多いため、
やってみたい！と思い入部しても、
思いの外しんどい思いをすることが多いんです。
中学校では、
とにかく無理をしないことです。
できなくていい
なじめなくていい
行かなくていい
これが中学校生活の3か条です
学校が合わず、先生からは怒られ続けて、
長男は「死にたい」と言うまでに追い詰められました。
どうか無理をしないで、命を守ってください。
親が思っているよりもずっと簡単に、ずっと潔く、
子どもは死を選びます。
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ここで無理をすると、
子どもの人生に大きな影響があることも
少なくありません。
中学生は、大事な時期です。
子どもは、この時期に、
自分とはどんな存在か？
何者なのか？
探索し答えに近づきます。
その探索には、
まわりから肯定されることが
非常に大切なのです。
安心した環境で、自分を見つめることが
この時期の大切な課題となります。
この時期に
まわりから大切にされていると感じながら
自分とは何か考え、悩み、
人から教えてもらうのではなく、
自分で答えを見つけるプロセスを
大切にしてあげてください。
特に発達特性のある子どもたちは
得意不得意の差も大きく、
｢自分｣というイメージも
凸凹したものになりやすいので、
この答えがうまく着地しにくい傾向にあります。
時間がかかりますが、この時期に
まわりから大切にされ、
その安心感の中で答えを探し抜いたことが、
子どもの人生を開かせます
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