学校に行かない選択をし、
家で過ごすようになってから
長男の表情はいくらか
和らいだようにも見えました。
しかし、
いったん「学校」という
自分を理解してくれない場所から
避難できただけであって、
根本の将来への不安や
高校に行けるのかという悩みは
全く解消されていない状況。
毎日ひたすらゲームに没頭していました。
家にいてゴロゴロしているため、
お腹がすかなかったのかもしれませんが
食が細くなり、
ほとんど食べない日もありました。
なるべく好物を用意したり、
この際お菓子でもいいから
カロリーを摂らせないとと思い
好きなお菓子も常備しましたが、
食べませんでした。
少しずつ痩せていき、
顔色もあまり良くない・・。
それでも
無理やり食べさせるわけにもいきません。
アイスとか、ゼリーとかは
ちょこちょこ食べている様子があったので、
パルムなどの
しっかりカロリーのありそうなものを
買い置きしていました。
同時に、もともと眠れない方でしたが、
さらに眠れなくなっていきます。
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中学生という体力の有り余る時期に
じっと家にいることで
余計に加速したのだろうと思いますが、
寝つきが悪く、眠りも浅い。
無気力、食欲減退、不眠。
ちょっと鬱っぽいな・・と懸念していました。
一度病院へ行った方がいいかもしれない。
発達の相談もついでにできたらいいな・・
となると、
長男にそういう旨の話をしなければなりません。
もう中学生。
受診するならごまかしはききません。
実は、私はこのタイミングまで、
長男に発達の特性の話は
したことがありませんでした。
この件については、
早くから伝えた方がよかったのか、
それともこのタイミングでよかったのか・・
いまだに答えは見えません。
ただ、この時まで
良いタイミングはありませんでした。
グレーだからこその
伝えるタイミングの難しさを
今でも感じています。
なんと切り出そうか・・と悩みましたが、
結局うまい言い回しも思い浮かばず、
率直に話をしました。
なんか自分はみんなとちがうな・・って
感じたことない?
実は、小さいときに、
発達がゆっくりですっていうので
健診にひっかかったことがある。
これはどういうことかっていうと、
得意なことと苦手なことの差が、
人より少し大きいということ。
心当たりない?
みんなが簡単にできていることに、
すごく苦労したりしたことあったんじゃない?
それはあなたが悪いんじゃなくて、
脳みそがそういう癖がある。
眠れていないのも、
脳みその癖のせいもあると思う。
一回、病院で相談してみない?
痛い検査とかはないから。
という感じで話をした記憶があります。
これに対し長男は、
そんなに驚きもせず、
周りとちがうっていうのは
なんとなくずっと思ってた。
眠れないこと、字を覚えるのに時間がかかることは
本当に困ってる。
あと、みんながうるさく思わないような音が
すごくうるさい。
病院、行ってもいいよ。
どうせ今ひまだから。
という返事でした。
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居場所を求めてネット検索を繰り返し、通信制高校中等部を見つけた!!~長男くんとフリースクール~
【長男シリーズ・中学校時代編目次】
コロナ禍に翻弄されこれまでの生活が崩れていく・・長男くんの中学校時代①
「ふつう」を目指す努力~親子で「ふつう」になりたくて、すごく苦しかった時の話①~
努力は報われない~親子で「ふつう」になりたくて、すごく苦しかったときの話②~
「ふつう」を夢見ることすら許されない~親子で「ふつう」になりたくて、すごく苦しかったときの話③~
ぼろぼろに傷ついて、居場所をなくした~親子で「ふつう」になりたくて、すごく苦しかったときの話④~
一歩もひかず戦う決意をする~親子で「ふつう」になりたくて、すごく苦しかった時の話⑤~
学校とはどこまでも平行線~親子で「ふつう」になりたくて、すごく苦しかったときの話⑥~
発達障害グレーゾーンを本人に告知したときの話
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