長期のお休みはもちろんなんですが、
毎日学校があるときも・・
 
とにかく宿題って面倒です。
 
 
 
うちには3人の子どもたちがいますが、
宿題の取り組み方はそれぞれ。
 
 
 
ささっと自分で
マルつけややり直しまでできる子もいれば

さっとやってしまえばいいのに
最後の最後までためておく子もいて。
 
 
でも、

親子ともにいちばん困るのは・・
発達グレーの子の宿題でした。
 
 

 
 
 
 


集中しないし、
これまでの積み重ねから
勉強なんか大っ嫌いだし、
 
取り組ませるまでにまず一波乱。
 
 
 
やっと取り組み始めたかと思えば

うちの場合単純なドリル形式のものはまだいいとして、
文章題に苦戦。
 
 

読めない。

なんとか読んでも
意味を汲みとるような読みこみは無理。
 
 

それでも宿題をやっていかないと
また先生に怒られますから・・

なんとかしてこなして、
マル付けまでこぎつけないと・・
 
って必死にやっていたのを思い出します。
 
 

 
 
 
 

学校の宿題ってほんとうに害悪。
 

さっとできる子が
復習がてらやるのには最適ですが、

時間がかかってしまう子

何らかの事情で
ひとりで取りくむことに難がある子

勉強が苦手な子

にとっては地獄です。
(その親も一緒に地獄です・・)
 
 
 
それぞれの抱えている課題に合わせて、

同じくらいの負担感で終わらせられるような質・量を考慮して

個別対応で宿題を出してもらえるなら・・

まだ意味があるかも。

(先生方の負担は大変なことになりますが)
 
 

 
宿題をやらせなければ・・って
親子で必死に頑張り、

その結果親子関係が悪化しているようなご相談を受けると

ほんとうに胸がイタイです。
 
 

 
 
 


 
宿題、できなくて大丈夫だよ??

無理して、
お子さんと険悪になってまでやらなくていいよ??
 
 
 
お子さんがどの辺まで自分でできるかは
そばでいつもみている親御さんが一番わかっているでしょうから、
 
①自分でやるところ
②一緒にやるところ
③答えをみてやるところ
 
にわけちゃいましょう!
 
 
 

えーーー答えみちゃうの?!滝汗って
思うかもしれませんが、
全然大丈夫!!!
 
 
 
自分でうんうん考えて、
なんでできないんだ~
いやだ~やりたくない~と思いながら

やりたいこと我慢して長時間かけて
必死で絞り出した答えが間違っていた・・
 
となるよりよっぽどいいです。
 
 
 
勉強って、学生時代より、
社会に出てからが本番。
これ、社会人したことあればわかるはず。
 
 

社会では、わからないことは
自分で答えをひねりだすのではなく、

わかる人に相談するか、
ちゃんと調べるのが鉄則です。
 
 
 
わからないことを
わからないままにすることが習慣になって
平気になってしまうのが一番よくないニコニコ
と、私は考えてます。
 
 
 
お子さんにとっての難易度は
①<②<③ になるイメージです。

①自分でやるところ②一緒にやるところ③答えをみてやるところ
 

②は、ちょっと助言するとか
一緒に問題見れば解けるかな~くらいの感じ。
親の感覚でOK!
 
 

 
 
 
 

うちの場合は、
発達グレーの中身と
ふだんの宿題の様子からも考えて、

①は単純な計算問題
②は算数の文章題
③は国語の宿題ほぼ全部
 
にわけてました!
 
 
 
①は自分でサクサクと進めてもらい、
②は夕飯のあとくらいに一緒にサクッとやってましたよ。
 
 
 
そして③は・・
 
③は、これ一番のポイントなんですが、
 
本人に答えを渡して
ただ写経のようにうつすのではなく、

親御さんに共犯者笑になってほしいのです。
 
 
 
③に関しては、
あらかじめ宿題にしるしをつけておき、
ここはとばしていいよと伝えておきます。
 
 
 
親御さんが時間があるときに、問題を見て
「あああ~こんなの難しいわ。一緒に答え見ちゃおうよ」って
 
答えを出してきて、
ちょっとイシシな感じで、
 
「へえ~この問題の答えってこうなんだって!
こうだからこうなるのかな!」

「ママもわかんないしあなたもできなくて大丈夫!」
 
とか言いながら楽しく丸写ししましょう。
 
 

 
 
 
 

そして、丸写ししたことは
おうちの中だけの秘密にしておけばいいんです。
 
 

今できていることろや得意なところを
本人にしっかりやらせ、
 
苦手は無理をさせないこと、
苦手だ!!できるわけない!!というような
強力な意識づけをしてしまわないこと
 
が目標です。
 
 
 
だってさ、今できてなくたって、
あとからできることもあるし、
わかることだってあるよ。
 
 

学校の宿題としてやるから
できないだけかもしれなくて、

ゲームの中で
「これクリアしないと次に行けない!」っていう
ミニゲームとして出てきたら
できちゃうことだってあるかもしれない。
 
 

 
 
 


 
もう少しおおきくなってから、
自分で興味を持ってやってみたら
「おお~おもしれ~」ってなることだって
いくらでもありますよ。
 
 

今、可能性の芽を摘むのはやめましょう。
 
 
 
お子さんの可能性を守るために、
苦手分野の答えはうつしていいのです!!!!
 
 
 

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精神科訪問看護師で公認心理師・心理カウンセラーです。

息子は3人とも不登校経験あり、フリースクール・通信制高校に通ってます。

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