先進国ではどこでもガン患者は増えているのですが、例外の国が一つだけ

あります。それはアメリカです。


今日は、ガン患者が減ったアメリカの取り組みを紹介します。



きっかけになったのは、1977年にアメリカ議会の上院が設置した栄養改善委員会が

まとめた5000ページにもおよぶ報告書でした。


この報告書は、アメリカ人の食生活と病気の関係について綿密に分析していました。


そして、これを読んだマクガバンという上院議員は、

「私たちはバカだった。私たちは、太って病気になるための食事をしてきたのだから」

と嘆いたのです。


事実、肉や乳製品、卵の摂取量が多く、高カロリー高タンパクの食生活になっていた

アメリカ人は、肥満や糖尿病、ガン、脳梗塞、心筋梗塞になる人がとても多く、

以前から深刻な社会問題になっていました。


そして、「これからは肉や乳製品をひかえて、未精米の穀物や野菜、果物、魚などを

もっと食べよう」というマクガバン上院議員の訴えで、栄養改善委員会は1日の

エネルギー摂取量の55-60%を炭水化物にするよう勧告したのです。


その結果、アメリカ人は、フルーツ、野菜、穀物、玄米、とうもろこし、鶏肉、魚をすす

んで食べるようになり、逆に、牛乳、牛肉、卵、バター、砂糖、脂肪分の多い食品など

の摂取量が減ってきました。


コメント

アメリカの目指している食生活は昔の日本人のお米中心で、野菜をよく食べる

食生活そのものではないかと思いました。


しかし、近年、現実に起きていることは、アメリカ人のコレステロールの値が

減少している反面、日本人は食生活の欧米化のためコレステロールの値が

増えています。


特に、沖縄の子供たちにその傾向が強く問題視されています。


我々の親や祖父母たちのガンになりにくい食生活をわざわざ変えて、

あえてガンになりやすい食生活を我々はしているんですね。


これは、かなり皮肉なことですね。


昔の日本人のような食生活に戻すことが、ガンを予防する食事だったんです。



是非、下記の本を一読することをおすすめします。

推薦図書