ゾウやウシは、体が大きくて、筋肉や骨が発達している動物なのに、
草しか食べていません。
どうして草しか食べないかというと、草食用の歯しか持っていないからです。
逆に、トラやライオンに野菜を食べさせようとしても、絶対に食べません。
肉食用の犬歯(けんし)しか持っていないからです。
つまり、動物の食性は「歯の形」で決まってくるのです。
私たち人間の歯は全部で32本ありますが、そのうちの20本は穀物用の
臼歯(きゅうし)、8本は野菜や果物用の門歯、4本が魚や肉食用の犬歯です。
つまり、「人間は穀物を主体にして、野菜や果物を食べ、肉は1割程度食べれば
よい」ということです。
このバランスを崩すから体調が悪くなるのだし、病気にもなるのです。
コメント
この歯の話、すごく納得しました。
穀物を主体とした日本人の食事って、本当に理想的なものだったんですね。
是非、下記の本を一読することをおすすめします。