露宇戦争1291　米国はウクライナに長射程ミサイルを提供する

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https://www.bbc.com/news/world-us-canada-66898029

ウクライナ戦争：米国、キーウに長距離ATACMSミサイルを供与 - メディア報道

2023年9月23日01時GMT

　米大統領ジョー・バイデンは、キーウの継続的な反攻を支援するために、ウクライナに最新鋭の長距離ミサイルを供与する予定であると米メディアが報じた。

　彼らは、この問題に詳しい米国当局者の話として、ウクライナは最大射程190マイル（300キロ）のATACMSミサイルを入手するだろうと述べたと伝えている。

　これにより、キーウは前線の背後深くにあるロシアの目標を攻撃することが可能になる。

　金曜日、少なくとも1発のウクライナのミサイルが、併合されたクリミアにあるロシアの黒海艦隊司令部を攻撃した。

　ウクライナ軍関係者はBBCに対し、セヴァストポリ港での攻撃はイギリスとフランスから供給されたストームシャドウ・ミサイルを使用して行われたと語り、キーウにとって西側兵器の重要性を強調した。

　このようなミサイルの射程はわずか150マイル強である。

　NBCニュースとウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、匿名の米国当局者の話として、大統領バイデンがウクライナ大統領ウォロディミル・ゼレンスキーに対し、キーウには「少数の」ATACMS（陸軍戦術ミサイルシステム）ミサイルを入手するだろうと語った、と伝えた。両首脳は木曜日にホワイトハウスで会談した。

　WSJは、武器は今後数週間以内に送られると付け加えた。

　一方、ワシントン・ポスト紙は、この議論に詳しい複数の関係者の話として、ウクライナは単弾頭ではなくクラスター子弾を搭載したATACMSを導入するだろうと述べていると報じた。

　米国もウクライナも米国メディアの報道を正式に確認していない。

　バイデン・ゼレンスキー会談後、米国はウクライナへの大砲や弾薬を含む軍事援助として3億2500万ドル（2億6500万ポンド）の新たな援助部分を発表した。アメリカのエイブラムス戦車は来週キーウに引き渡される予定だ。

　しかし、両大統領はATACMS問題については回避している。

　ゼレンスキーは金曜日、カナダ訪問中に「昨日バイデン大統領と話し合った内容のほとんどは…合意に達することができると信じている」と述べた。

　「はい、（これは）時間の問題である。すべてがウクライナに依存しているわけではない」と彼は付け加えた。

　キーウは何か月もの間、南部での厳しく血なまぐさい反撃を強化するためにATACMSを推進してきた。

　同報告書によると、ロシアの主要な補給線、指揮陣地、その他の兵站拠点が前線の背後深くにあり、射程距離内にあるため、ロシア政府はそれらをさらに遠ざけざるを得なくなり、その結果、兵力や兵器の補給が困難になるという。

　クリミアを含む南部のウクライナ占領地域におけるロシアの立場は特に脆弱になるだろうとウクライナは述べている。

　ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは2022年2月にウクライナへの本格的な侵攻を開始したが、バイデン政権は当初、ウクライナに近代兵器を提供することに消極的だった。

　しかしその後、キーウは高精度のハイマース長距離ロケットシステムとパトリオット防空ミサイルを入手し、その姿勢は劇的に変化した。