※この記事の内容は2020年1月のものです。

 

1日目①(東成田駅前観察)

  ↓

1日目⑩(バスで島を縦断)

2日目①(因島土生町を軽くぶらぶら)

2日目②(土生港旅客ターミナルで船を観察)

2日目③(土生港から生口橋へ①)

2日目④(土生港から生口橋へ②)

2日目⑤(土生港から生口橋へ③)

2日目⑥(生口橋を渡る)

2日目⑦(バスで生口島の中心地、瀬戸田へ)

2日目⑧(生口島の隣にある小島、高根島に寄り道)

2日目⑨(高根島からバスで生口島に戻る)

2日目⑩(生口島の中心地、瀬戸田をぶらぶら)

2日目⑪(瀬戸内らしい景色の中を歩いて多々羅大橋へ)

2日目⑫(大三島に上陸)

 
大三島BSから今治桟橋行き高速バスに乗車。BS脇にあるICからすぐに高速道路(西瀬戸自動車道、しまなみ海道)に入ります。
5分もしない内に大三島橋を渡って伯方島に入ります。両島の間は300mほどしかなく、橋の周辺はどちら側も山が迫っていて谷を渡るような感覚でした。
 
伯方島の全体図↓ギザギザで岬が多いおもしろい形の島ですね。しまなみ海道は島の南西を掠めるように通っています。島最大の集落は東部にある木浦地区です。

 
伯方島は面積約20㎢、人口約6000人(2015年現在)の島です。産業としては造船業が盛んで島内に4つの造船所があります。また「は!か!た!の、塩!」のCMで有名な伯方の塩発祥の地で、製塩工場は島内に2つあります。ただ現在、島内の塩田は廃止されており、伯方の塩は外国から輸入した塩を瀬戸内の海水に溶かし、再結晶化したものとなっています。島の北と東の海沿いに見える格子状になっている場所は塩田の跡のようです。現在はクルマエビの養殖場や太陽光発電所として利用されています。
 
島内路線バスは北側と南側の県道を経由して、伯方島IC近くにある伯方島BS木浦港を結ぶ路線がそれぞれあります。それぞれ平日一日10本の運行でそこそこの本数です。高速バスは伯方島BSに松山・今治~大三島宮浦港の路線と今治~福山・広島の路線(しまなみライナー、伯方島BSからは福山、広島方面のみ乗降可)が停車します。しまなみライナーは福山便16本、広島便3本、大三島発着路線は18本に加えて朝に伯方島始発便が2本、終着便が1本ととても充実しています。今治駅前までの所要時間は約40分です。
船舶航路は今治と因島土生港を結ぶ快速船が一日8往復、木浦港に寄港します。また、島南部にある尾浦港から鵜島を経由して大島宮窪港とを結ぶフェリーが一日7往復運航されています。
 
長々と書きましたが時間の都合で伯方島はスルーします~w
バスは伯方島ICで高速道路を一旦下り、BSに寄ってすぐに高速道路に戻ります。高速道路に戻るとものの数分で伯方・大島大橋に達し、伯方島から大島へ。橋の途中で見近島(みちかじま)という東京ドーム1個分ほどしかない小さな島の上を越します。無人島だと思っていたのですが、調べてみると島内は無料キャンプ場になっていて、歩行者、自転車、原付のみ島に下りられるそうです。
 
大島の全体図↓バスは大島北ICで高速道路を下り、国道317号線を南下します。

 
↓島のほぼ中央(地図上、国道317号線の表示がある辺り)にある吉海支所前バス停で下車しました。今さらですけど、乗ったバスは結構新しい車両でした。

 

大島は面積約42㎢、人口約6000人(2015年現在)の島です。周辺他島と同じように島内に造船所があり、柑橘類の栽培が盛んですが、大島はこの辺りの島では珍しく平地に恵まれているため水田耕作も行われています。

高速バスは先述の2路線が通りますが、松山・今治~大三島の路線が大島北IC~大島南IC間で一般道を走るのに対し、しまなみライナーは高速道路上の大島BS(地図上、中央付近のE76と書かれた辺り)のみに停車します。朝夕には今治発着で大島始発終着の便も4往復あり、この便は大島北ICの少し北東にある大島営業所が起終点となっています。

 

↓国道317号線を南西に望む。右の建物が今治市役所吉海支所です。2005年に今治市に合併されるまでは(越智郡)吉海町役場でした。

 

↓上写真から背後(南東)を望む。少し先に愛媛銀行の支店、コンビニ、ホームセンター等が集まっています。

 

↓国道沿いのお店前に見たことのない形の3輪トラックが置かれていました。メーカーはFUKUMOTOというところのようですが、調べても出てきませんでした。

 

↓支所裏を通るいかにも旧道チックな狭い道に島内路線バスの吉海支所バス停(写真右端)があります。北に望む。

 

↓上写真奥のカーブ先を望む。ただの住宅街といった雰囲気ですが所々に肉屋さんなどの商店がありましたよ。

 

吉海支所バス停を南(写真背後)に望む。右奥に小学校と中学校があります。こちら側も商店がぱらぱらとあります。

 

↓北に行く島内路線バスが通過していきました。だいぶ古い型の車両です。テールライトの感じがなんか懐かしいわぁw

 

↓普通車ともすれ違えないような道ですが、さほど交通量も多くないので問題ないようです。

島内路線バスは3路線あり、3路線とも吉海支所を経由します。3路線とも島南西部から南西にまっすぐ伸びる(地図上でベージュの)来島海峡大橋の袂にある下田水(しただみこう)が起点です。2路線は国道317号線を時折、旧道と思しき道を経由しながら北東へ進み、宮窪地区で海に突き当たると分かれ一方は海沿いを北上して島北端の早川、もう一方は海沿いを南下して友浦が終点となります。両路線が重複する下田水港大島営業所(宮窪)間は平日一日15本運行、昼間でも約40分~1時間毎と地方としてはなかなかの利便性です。残りの1路線は下田水港から西海岸を北上してから、吉海支所に立ち寄る形で道なりに内陸に入り、再び西海岸を北上して田浦が終点となります。こちらは平日一日4本と最低限程度の運行です。

 

ということでそこそこの頻度で来る下田水港行きに乗車。15分ほどで終点下田水港に到着。

 

↓乗車したバスは路線バスタイプながら1つドアという独特な車両でした。頭上を跨ぐのは西瀬戸自動車道(しまなみ海道)で写真左から来島大橋が始まります。

 

↓上写真でバスの背後を横切る県道を上写真右方向に望む。約300m先にある丁字路から国道317号線が北東に伸びています。

 

↓上写真から右を向く。海は湾になっていて波は穏やか。そして人通りも車通りも少なくとても静かな港でした。

 

↓バス停は下田水港旅客ターミナルの前にあります。以前は今治桟橋までの船舶航路がありましたが廃止され、現在は大島南西部に広がる来島海峡を巡る観光船のみが発着します。

 

↓この日は観光船の運行がない平日。人のいなくなった桟橋、穏やかな海が西日に照らされ波の音だけが響きます。さみしい光景ですが心に深く刻まれるものでした。

下田水港を発着する船舶航路はなくなりましたが、島東側にある友浦港に今治~因島間の快速船が一日8往復寄港します。また島北東にある宮窪港に鵜島を経由して伯方島とを結ぶフェリーが7往復、島中央西側の幸港(吉海)には、大島の西に浮かぶ津島とを結ぶ渡船が3往復発着します。

 

写真から右を向くと来島海峡大橋が伸びています。その下では何やら巨大な建物を建設中のようでした。気になりますが調べてもよくわかりませんでした。

 

↓上写真から右に進むと右に来島海峡大橋へのアプローチ道路が伸びています。その前に正面に海が見えるからちょっと見ていこうぞw

 

つづく

2日目⑭(来島海峡大橋に上る)

2日目⑮(来島海峡大橋を歩いて馬島に上陸)

2日目⑯(馬島漁港周辺を観察)

3日目①(今治市中心部のはずれをぶらぶら)

  ↓

3日目⑭(国道を歩いて立間駅→バスで宇和島駅)

最終日①(宇和島市の繁華街をぶらぶら)

  ↓

最終日⑩(高松市の繫華街ぶらぶら ③ライオン通商店街→トキワ新町商店街→常磐町商店街→瓦町駅)

 

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今年最後の投稿となります。よいお年を~。