4/29(月)からのドル円環境認識
こんにちは兼業トレーダーTAKUです。早速ですが"ドル円158円台"に突入しました。もう、毎日のように"34年ぶりの高値更新"っていうニュースを見ているような気がします。笑なんで今週にこんなにも円安ドル高が進んだのかというと、要因はたくさんありますが、主に25、26日での"日銀金融政策決定会合"にあります。※金融政策決定会合...金融政策の運営に関する事項を審議・決定する会合のことで年8回(各会合2日間)あります。この2日間の金融政策決定会合にて日銀は"緩和的な金融環境を維持するとの方針"を決めました。市場予想では「現在、円安が進んでいるため、それに対応して国債買い入れ縮小の方法を検討("量的金融引き締め"」するのではないか.....。と予想されていたみたいで日銀と市場予想との乖離があり急激に円安ドル高になったのではないかと思います。また、ドル円相場ですので当然、アメリカ(FRB)の事情もこの相場に反映された動きになっています。アメリカ(FRB)では相次ぐ予想を上回る経済指標の発表により"利下げを見送る動き"が予想されています。で、この利下げをするとドルの金利が下がるため、金融機関がドル(=お金)を借りやすくなります。金融機関がドルを借りやすくなるということは、当然借り入れが増えるため、市場に出回るドルの量は増え、"ドルの価値"は下がります。ただ、この利下げを見送るということは"ドルの価値はそのまま"ということになります。そこで先程の日銀の発言"緩和的な金融環境を維持するとの方針"....。緩和的な金融環境すなわち、さきほどのアメリカの"利下げ"ほどではありませんが、円(=お金)を借りやすくする環境を継続するということです。こうすることで"円の価値"は下がります。まとめるとドルの価値="そのまま"円の価値="下がる"ということになるため、金利差の影響や相対的に見てドルより円の価値が下がっているため、今のような"円安ドル高"の相場環境をつくっているのだと思います!と、ファンダ要因的には以上のことが考えられますが、僕のトレードはあくまでも"テクニカル分析"です!ファンダ要因を考慮しつつ、今週のドル円相場を振り返りながら環境認識をしていきましょう!ドル円環境認識週足は白色の線日足はオレンジ色の線4時間足は黄色の線1時間足は紫色の線で波形と水平線を描きます。週足は先々週に152円のボーダーをブレイクしてから買いの勢いも衰えることなく上昇し続け、現在158円台と円台ドル高が加速していることが分かる。最高値は更新中である。→目線は上。日足は週足でいう前回高値のあたりから詳細に見ていくイメージ。日足も週足同様に買いの勢いが強いことが分かる。また、最高値及び起点を更新し、高値と安値を切り上げ、上昇トレンドの形になっている。→目線は上。 4時間足は日足でいう前回高値より少し手前から詳細に見ていくイメージ。4時間足は今週24日(水)まで最高値(154.788円)とその起点(154.133円)との間でレンジになっていが、レンジ上限をブレイクし、買いの勢いが加速。155.300円くらいで押し目をつくり、最高値を更新している。現段階では最高値と起点とで3円(300pips)ほど開きがあり、大きく乖離している。→目線は上。1時間足は4時間足でいう前回高値のあたりから詳細に見ていくイメージ。1時間足は4時間足と比べ高値や起点の位置が多少異なるが、同じように急激な上昇のため、最高値と起点が大きく乖離している。→目線は上。トレード戦略以上を踏まえてトレード戦略を立てると目線は上位足からすべての時間足で上であるため、買い方向のトレードを考えていくが、主軸とする1時間足をはじめ、すべての時間足で押し目がほとんどない急激な上昇があり、最高値と起点が大きく乖離している状態でチャートが止まっている。また、1時間足レベルでも上昇の途中に下ヒゲが目立ち、上昇トレンドの中でも不安定な相場状況であると示唆できる。そのため、買い方向のトレードを主体として考えるが、週明けにチャートが動きだし、ある程度形になってから売買の判断をしていきたい。といった感じで以上になります。来週は日本がGWでこの期間中は東京市場が休場になり流動性が低くなるため、昼間のトレードは期待できません。また、5月に入り3日(金)に米雇用統計など注目度の高い経済指標の発表を控えるなど、トレードできる時間帯が限られてくるため、リスク管理を怠らず、「自信がない」と判断したらあきらめ別のことをやるなど時間を有効活用していきましょう!それでは!※あくまで投稿者の裁量による判断であり、相場に絶対はなく環境認識やトレード戦略は人それぞれのため、参考程度に留めてください。