こんにちは兼業トレーダーTAKUです。
みなさん今週のドル円相場はどうだったでしょうか？
個人的な感覚ですが、NY市場（夜の時間）の経済指標発表前後を除けば、事前に引いた水平線（テクニカル）がしっかり機能しトレードしやすい環境だったと思いました。
また、4、1時間足ベースでは1～2週間ほど方向感なくレンジになっていましたが、レンジ下限のブレイクとともに大きく下落していったため短時間で大きな利益が出た人、結構いるのかなと思います。
レンジ下限ブレイク後のエントリーのタイミングですが、売り=要するに下落の場合は上昇の場合とは動きが異なり、5分足レベルの下位足で戻しをせず一気に下落する傾向にあるため、僕の場合はレンジ下限のブレイクを確認した際はすかさず売りエントリーをしています。
再びレンジ内に戻した場合はすぐに損切りすると決めているため、リスクも限定できるのでオススメの手法です。
それでは今週のドル円相場を振り返りながら環境認識をしていきましょう！
ドル円環境認識
週足は白色の線
日足はオレンジ色の線
4時間足は黄色の線
1時間足は紫色の線
で波形と水平線を描きます。
週足は34年ぶりである160円台に入り、約160.200円と最高値をつけたあと、日銀為替介入などファンダ的要因や利益確定などが相まって大きく下落。
前回高値の水準がしっかりサポートとして機能し、再度上昇している最中である。
今週は大きな下落があったが最終的に大きな下ヒゲを残し、ローソク足実体（終値）は先週とほとんど同水準である。（週足レベルでは）
→目線は上。
日足は週足でいう前回高値のあたりから詳細に見ていくイメージ。
日足は最高値をつけた後に大きな下落があり、目線が下に転換。
最安値から起点に向けて上昇していき、その値幅で最高値をつけた後、高値圏でもみ合いになり、サポートとなっていた前々回高値の水平線を下にブレイク。
2円（200pips）ほど下落し、過去にサポートとして機能した前回高値の水平線が再びサポートとして機能し、下落幅を食いつぶすように上昇していったが、今度は高値圏でサポートとして機能していた最安値の起点との間の上昇の前々回高値の水平線がレジスタンスとして機能し、チャートが止まっている。
→目線は下。
4時間足は日足でいう最安値をつけた起点から詳細に見ていくイメージ。
日足の高値圏でもみ合いになっていた部分を4時間足で見ると1～2週間ほどレンジになっていたことがわかる。
そのレンジの下限を週明け3日（月）のNY市場で下にブレイク。
売りの勢いも加速し、2円（200pips）ほど大きく下落した。
最安値をつけた後は「下落分を食いつぶす形」で上昇したが、最安値の起点が何度かレジスタンスとして機能しており、上昇を食い止められていたが週末7日（金）の雇用統計の発表（ファンダ的要因）により急上昇。
最安値の起点を上にブレイク、目線が上に転換しチャートが止まっている。
→目線は上。
1時間足は4時間足のレンジ下限をブレイクした地点の少し手前から詳細に見ていくイメージ。
1時間足も4時間足同様にレンジ下限を下にブレイクし、目線が下に転換。
しかし、1時間では最安値をつけた後、すぐにその起点を上にブレイクしており目線が上に転換とともに上昇していった。
その後は前回安値の起点と最安値の起点付近でレンジになったが、4時間足同様に雇用統計などの経済指標の発表を受けて急上昇。
高値圏で押し目を作り、チャートが止まっている。
→目線は上。
トレード戦略
以上を踏まえてトレード戦略を立てると
目線は上位足から週足は上、日足は下、4、1時間足は上である。
先週との違いは4、1時間足で目線が上に転換したため、短期的な流れでは一旦売りが終了し、買い方向（上方向）よりの雰囲気になっていると思われる。
ただ、日足では目線が下の状態が続いているため、中期的な流れではまだまだ、売り方向であることを念頭に置くこと。
トレードの主軸とする1時間足を見ると週末7日（金）の雇用統計などの経済指標の発表により、押し目のない急上昇がありチャートが止まっている。
「押し目のない急上昇」の後には反対に「上昇分を食いつぶす下落の動き」がある可能性も考慮し、目線が上だからといって今すぐにトレード（買い）するのは危険だと判断できる。
そのため、週明けの相場の様子次第だが「上昇分を食いつぶす下落の動き」によりある程度レートを下げたあとに、過去に機能していた水平線を頼りに買い方向のトレードをしていきたい。
といった感じで以上になります。
来週は12日（水）に米消費者物価指数の発表、14日（金）に日銀金融政策決定会合を控えています。
注目度の高い経済指標の発表や要人発言等で相場が急変動することもあるため、事前にネットとかで確認することをおすすめします。
なにより、リスク回避にも繋がります。
それでは！
※あくまで投稿者の裁量による判断であり、相場に絶対はなく環境認識やトレード戦略は人それぞれのため、参考程度に留めてください。