こんにちは兼業トレーダーTAKUです。
みなさん今週のドル円相場はどうだったでしょうか?
テクニカル的に言えば、先週の14日(金)につけた1時間足での最高値と日足の最安値起点の水平線が強く意識され、週の中盤までは方向感がなく、終盤でそれらの水平線を上にブレイクとともに、上昇が加速していきました。
ファンダ要因的に言えば、米財務省が20日、半期ごとに公表する外国為替政策報告書で日本を「監視リスト」に追加したと発表しました。
それにより、市場では「日銀による為替介入が困難になった」との思惑が強まり、円売りが出やすい相場状況となり上昇が加速したと思われます。
こんな感じで、今週はテクニカル、ファンダ両方で円売り(=ドル買い)が出やすい相場状況だったことがわかります。
それでは今週のドル円相場を振り返りながら環境認識をしていきましょう!
ドル円環境認識
週足は白色の線
日足はオレンジ色の線
4時間足は黄色の線
1時間足は紫色の線
で波形と水平線を描きます。
週足は34年ぶりである160円台に入り、約160.200円と最高値をつけたあと、日銀為替介入などファンダ的要因や利益確定などが相まって大きく下落。
前回高値の水準がしっかりサポートとして機能し、再度上昇している最中である。
今週は、更に最高値の水準に迫る勢いで上昇し、あと+40pipsほどで到達しそうである。
→目線は上。
日足は週足でいう前回高値のあたりから詳細に見ていくイメージ。
日足は最高値をつけた後、6円(600pips)ほど下落し目線が下に転換。
その後、1ヶ月半くらい最安値とその起点の間を推移していたが、今週中盤から週末にかけて最安値をつけた起点を上にブレイクし目線が上に転換した。
目線転換後は抵抗する水平線がほとんどない状態だったので、買いの勢いも加速し、週足の最高値(160.233円)の水準に向け押し目なく上昇していった。
現在は上昇の最中である。
→目線は上。
4時間足は日足でいう最安値をつけた起点から詳細に見ていくイメージ。
4時間足は日足の動きを詳細に見ることができ、日足の最安値起点を上にブレイクする前は日足の最安値と起点との間で目線を何度も変えながら推移していたが、最安値起点をブレイクした後は勢いよく上昇し、一度押し目をつくった後、再び上昇している状態でチャートが止まっている。
→目線は上。
1時間足は4時間足でいう日足の最安値の起点をブレイクした地点の少し手前から詳細に見ていくイメージ。
1時間足は今月14日(金)に最高値をつけた直後に起点に向けて上昇分を食いつぶすように下落。
目線はそのままで、下落が終わった地点から最高値に向けて不規則に上昇しながら推移していた。
一度、最高値まで上昇し、レジスタンスされ少し値を下げた。
二度目で最高値の水平線を上にブレイクし、更に日足でいう最安値起点もブレイクしたことにより、買いの勢いが加速し現在に至る。
4時間足で一度、押し目となっていたところは1時間足で少しもみ合いになっていたことがわかる。
→目線は上。
トレード戦略
以上を踏まえてトレード戦略を立てると
目線は上位足の週足から日足、4時間足、1時間足とすべての時間足で上である。
先週まで日足だけ目線が下だったこともあり、起点付近での売り勢力も考えられたため、4、1時間足で上目線であっても起点付近での買い方向のトレードは警戒していたが、今週で日足も上目線となったため、果敢に買い方向(上方向)トレードをしていけると思われる。
1時間足を主軸として考えていくと、日足の最安値起点を上にブレイクし、上昇の最中に一度もんでおり(4時間足では押し目)、レンジ上限を上にブレイクし更に強く上昇している。
その後、小さく押し目を作り再び上昇し、最高値を更新している最中であり、現在は高値圏でもある。
そのため、前回高値や起点まで一時的に下がってきたところで買いでエントリーしていきたい。
仮に、一時的にレートを下げた際に最高値起点を下にブレイクしてしまっても、4時間足ではまだ上目線であり、過去にレンジとなった上限の水平線(4時間足では押し目となった箇所)なども十分に機能すると思われるめ、「安いところで買って高いところで売る」を遵守してトレードしていきたい。
また、注意として現在のレートから週足の最高値(160.233円)まで特に引ける水平線がない、いわゆる"真空状態"であるため週明け早々にエントリーポイントとしている箇所まで下げずに勢いよく上昇していく可能性もある。
週足の最高値(160.233円)は為替介入など主にファンダ要因で売りや急変動が意識される水準であるため、特にその付近でのトレードは避けたい。
といった感じで以上になります。
来週は後半だけ注目度の高い経済指標の発表を控えているため、週明けからの前半がトレードチャンスだと思います。
ただ、前回「為替介入」があった週足でいう最高値(160.233円)まであと、40pipsほどで到達します。
「監視リスト」に入ったからといって、為替介入の可能性がゼロとは限りません。
そのため、週足の最高値付近では何らかの反応があると予想されるため、トレードする際は注意してください!
それでは!
※あくまで投稿者の裁量による判断であり、相場に絶対はなく環境認識やトレード戦略は人それぞれのため、参考程度に留めてください。