『ほほえみ(Smile)』

 

作:サミュエルウルマン

 

翻訳:作山宗久

 

 

 ほほえみ 美しさの現れ

 ほほえみ 芸術のしるし

 ほほえみ すべての人が読める物語

 どの市場でも売れ筋

 

 ほほえみ 心配事をいやすもの

 ほほえみ 悩みの解毒剤

 ほほえみ 言葉のない祈り

 高きと低きの絆

 

 うるわしの百合に

 王のバラに

 すみれに

 すべての花に

 

 昇る太陽に

 たそがれ時に

 星かがやく夜に

 雪に にわか雨に

 

 波に

 大気に

 山あいの泉に

 すべての所に

 

 こおろぎの声に

 こまどりの さえずりに

 つぐみの歌に

 夜も昼も

 

 ほほえみ 歩めぬ者への杖

 ほほえみ 見えぬ者への目

 ほほえみ 悩める心に呼びかける

 時を得た言葉のなかにあり

 

 ほほえみ 心のなかに生まれ

 顔に浮かぶ

 希望とまこと 出会い

 真実と愛 役割を果たす

 

 

サミュエル・ウルマン(1840-1924)ドイツ出身でアメリカ合衆国の実業家。

80歳の記念に自費出版した『80歳の歳月の高見にて』は、第二次世界大戦後、アメリカの雑誌リーダーズ ダイジェストに掲載され、マッカーサー元帥が座右の銘として執務室に掲げたことから、日本でも知られるようになった。

 

 作山 宗久(1933年 -  )日本の実業家、記録管理者。米国の認定記録管理者協議会の認定記録管理者。宇野収とともにサムエル・ウルマンの詩を紹介した。

 

 

香薬のあじわい

 

 

 ほほえみが発するエネルギーは

 すごい!

 

 四の五の言っている、すべてのものを、

 ぜ~んぶ包み込んで、

 単純化させて、清めてしまう。

 

 包まれた側は、

 ついさっきまで、雑多な感情を

 捏ねくりまわしていたにもかかわらず、

 

 一瞬にして忘れ、

 

 『私も笑顔は絶やさない♪』

 

 なんて、いままでずっと

 ほほ笑んでいたかのような、

 心持ちになるもんで。

 

 伝播力も最強!

 

 人生の暗い道を、一人歩く時だって、

 微笑みの残像が、

 道を照らす「灯り」になり、

 

 あたたかい笑顔が、

 暗黒の誘惑や攻撃から守ってくれる

 「楯」にもなる。

 

 そんな笑顔の存在を、

 ユーモアのある表現でうたっている詩。

 

 〝どの市場でも売れ筋〟

 

 この言葉に惹かれました。

 

 そうですよね、売れますよね。

 バカ売れですよね(笑)

 

 たまにやさぐれて、

 「今日は、ほほえみはいらない。」

 

 なんて言う日が、あるかもしれないど

 

 

 ・・・うそです。

 

 

 やっぱり無理だな。

 

 スマイル大好き、売ってたら買う。

 (*^o^*) あははは

 

 

 

『心の香薬』もくじ