『死ぬか、精いっぱい生きるか』
作:アラン
翻訳:齋藤慎子
自分の不幸に耐えられるだけの強さが、
わたしたちにはかならず備わっている。
また実際そうでなくてはならない。
どうにも避けられないことに
肩をつかまれた時点で、
人はもう捕えられている。
そうなれば、死ぬか、
さもなければ
精いっぱい生きるほかないのである。
たいていの人は後者を選ぶ決意をする。
生きる本能は、実によくできているのだ。
香薬のあじわい
『人間である』
ということは、
『自分の不幸に耐えられる強さを持っている』
ということ。
こんな究極論を、言われてしまったら、
笑うしかない。
落ち込むタイプだから とか、
不可抗力だから とか、
心が折れて立ち上がれないから とか
免罪符はない のでございますね。
(トホホホ)
そして、
うすうす気付いていたのですが、
” lock on!”
されたら最後、
目をつぶっても、
無視しても、
気づかないふりをしても
どうやったって、
逃げることはできない。
待っているのは
「死ぬ」
or
「精いっぱい生きる」
という、究極の選択。
ん?
これって、選択のようで
一択なんじゃ…(?!)
どうやら神さまは、
平常心でやりこなす人間の姿より、
泣きながら
「それでもやりま~~~す!」
- という方が、
- お好きなのではないか?!
- ・・・と、
- 思わずにはいられないのです。
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