覆流年 見終わりました
「覆流年 復讐の王妃と絶えざる愛」2022年 中国 全30話 チャンネル銀河にて視聴しました不幸のどん底から蘇ったヒロインが、何故か一人時間を遡り、もう一度やり直しできる機会を得る、タイムスリップ復讐劇ヒロインの目的は虚しく命を絶たれた愛する人達を今度こそはなんとしても守り抜くことそして、自分と愛する人達を容赦なく死に追いやった、皇帝である夫、慶王・穆澤に復讐を果たすこと復活したヒロインに見えてきたものそれは、ある一人の男性の、自分へのひたむきな想いだったあらすじと登場人物ヒロインは、蘇城の水運界を一手に率いる豪商陸家の長女陸安然陸安然/シン・フェイ商才に長け、かつ豪胆で真っすぐな性格で、人々からの信頼も篤い人気者である母親違いの弟もいるが、その才を父に見込まれた安然は、陸家の後を継ぎ当主となるそして安然はある騒動の折知り合った一人の護衛に一目ボレされ結婚の約束をするが、その護衛という身の上は隠れ蓑で実は第二皇子慶王・穆澤だった慶王・穆澤/ジン・チャオ安然はこうして第二皇子の正室となる長男毓も誕生し、幸せそうに見えた安然だったが、新しく来た側室から毓を密かに殺されるしかもその事実を知っていながら側室を咎めることもしない慶王宮中でただ一人の安然の味方、第九皇子穆川だけが安然の心の拠り所だ第九皇子穆川/シャイ・ルーズー九皇子は政治には関わらず世の人々のためにと農業の発展に寄与して来た純粋な人物で、兄慶王にも礼を尽くしていたのに、毒酒を飲まされ亡き者にされてしまう加えて慶王は、目の上のタンコブとなった陸家を滅ぼそうと陸家全員にあらぬ罪を着せて処刑するという残酷さ慶王の野望は留まるところを知らない追い詰められた炎の中の安然も、またその命を絶たれるのかと、その後なんと安然は自分が蘇ったことに気が付くしかも時が遡り結婚前の姿に戻っていたのだそれに気づいた安然は今度こそ陸家を守る、愛する人達を守る、毓の恨みを晴らすと慶王への復讐を心に誓うなんという物語の展開でしょうか時間は遡ってもただ一人の経験者である安然なら、ここからの流れがわかっているから簡単に難事もすり抜けることが出来るのではと思いますよね?私もそう思いましただけどそれがなかなか安然の思うようには行かないんですやはり定められた運命というのはあるのか安然の頑張りは所詮焼け石に水なのか助けたいと思い奔走しても次々に安然の周りで、前回の人生と同じように無辜の人たちが命を落として行くのを見て、安然は自らの無力さに悔し涙を流すさすが相手は悪知恵の塊慶王策を練る安然に対して臨機応変に別の手を打って来ますしかし、今回の人生で安然は、心優しい九皇子がどれだけ自分を愛してくれていたのかを知ることになりますそして安然も心から九皇子を愛する事になるのですが、恋愛何ぞしている場合では無い安然は、九皇子への気持に封印をして、慶王への復讐に突っ走りますそして、予想外だったことがもうひとつ前回は安然を自分の駒のひとつとしか捉えていないように見えた慶王が、今回は安然に心魅かれて行ったことです自分の思うがままだった前回の安然に対し、ことごとく反抗してしっかり対抗してくる安然に興味を持ったのでしょうか?父である皇帝に愛されない寂しさを安然に求めたのでしょうか?慶王の悪巧みは留まるところを知りませんが、こと安然に対しては俄然詰が甘くなりました安然にはもちろん慶王と仲良くする気はサラサラないのですが慶王が安然に優しくなった半面、母親違いの妹陸欣然と、前回の慶王の后だった慶王の腹心簫栄将軍の妹驚雀の二人は、バージョンアップして安然に襲い掛かります悪女その①陸欣然/ワン・スーイー 悪女その②簫驚雀/ジャン・ジエさてさて、この激烈な第二ラウンドの結末やいかにネタバレ感想と俳優さんについて素敵な人に見染められたと思いきや、全て慶王の策略による結婚で、最愛の一人息子を殺され、一族郎党殺されて、そりゃあ人生やり直せるならなんとしても復讐したるぞ!と人間なら思います賢くて正義感の強い安然ならなおさらのことそうやって始まった二度目の人生でしたが、復讐には成功したものの安然に笑顔は戻らなかった気がしますああいう流れですから、お互いに愛し合ってても一緒にはなれない安然と九皇子お互いに心に秘めながら一生を終わるのでしょう父である皇帝の態度、親としてなんだかなぁ皇帝と言えど人間だから、知らずと差別してしまうこともあるとは思うけど、自分の子供をああ差別してはいけません慶王に会う時はいつもしかめっ面で、慶王が去ると「なんであいつはいつも暗い顔なのか」とか悪口言ってるのに、お気に入りの九皇子にはニコニコで対応する皇帝慶王に同情しましたよお母さんもお気の毒だったし九皇子はのびのび育つはずですあなたはいつも皇帝で、父親では無かったという慶王の最期のことばに涙第二の人生でもやはりわが子と縁のなかった慶王それでも慶王は九皇子には最後まで優しかった一番の愛しい存在だったのでしょう九皇子にとっても大好きなお兄ちゃんでした全て慶王の自業自得ではあるけれど、安然も慶王の最期くらいもう少し優しくして上げても良かろうに安然役のシン・フェイさん、お綺麗な方ですがもう少し表情に出されても良かったかな?なんか暗い表情ばっかりで仕方ないかもですが慶王役のジン・チャオさん堂々たる体躯で、悪役じみた役が多いけど、いつも素敵です九皇子との兄弟の場面での慶王は大好きでした九皇子役のシャイ・ルーズーさん、「万華楼」でカワイイなぁと思ってたら、もうヒロインの相手役役にぴったりの澄んだ瞳の持ち主で、これからが楽しみです現代劇も素敵そう~残念ながら守れなかった人たちもいたけど、安然の頑張りで父や弟や九皇子は守れたし、それなりに納得の終わり方でしたこれからは聖君九皇子の下、平和な世の中になりそう先が読めない展開で、なかなかスリリングで面白いお話でした画像お借りしています