IDSアライグマ・ハクビシン・スズメバチ駆除日記 -6ページ目

IDSアライグマ・ハクビシン・スズメバチ駆除日記

ハチ・有害獣駆除担当のヴェスパ1号、アライグマ駆除担当の変人プロチョーネ1号、太ったネズミ駆除担当ムスムスクルスムスクルス初代 そして、ハクビシンのツヨシとヨワシの日常の奮闘ブログです♪
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 本日は捕獲はなかったものの、捕まりそうな気配があるところはあちこちにあります。今日はまた新たに罠の設置依頼がありました。

 ※柱に手形が多数ついてます  

 

 このお宅は毎年4,5月に決まってアライグマのメスが住み着いて子供を産みに来るんですよ。去年侵入したアライグマがいなくなってからは何の気配も無かったところ、最近になってまた例の気配がし出したというお話でした。

 裏がこのように林になっていていかにも動物がやってくるような環境になっています。

 雨樋もあちこちにあって、毎回2階ベランダの上の穴から侵入されてしまいます。何度も家の方は修理したんですが、毎回壊されて侵入されてしまうそうです。

 まあ、こうして侵入してることが明確なところでも以前お伝えした2件(https://ameblo.jp/ids-gaichu-h/entry-12583335423.html)は、天井裏で遭遇したところは何の連絡も無く(逃げたのでしょう)、2件目は罠を設置する段階になって何の音もしなくなったという話になったりぼけーで何も捕まらなかったので捕獲確実とも言い難いです。

 

 それでもここは毎年アライグマが侵入していて捕まってるという実績(?)がありますので、アレの出番だと持ち出しましたよ!

 アライグマ専用罠ラクーンキューブ・・・!

 未だに僕は捕獲を確認してませんし、普通の罠と一緒に設置した結果(https://ameblo.jp/ids-gaichu-h/entry-12579964268.html)を見たので正直期待はできないんですがしょんぼり、確実にアライグマが来ていて今の時期だと餌もなく、来ているのはほぼメスなので余計に飢えてるという条件もそろっていれば捕まる確率は高いと思いたいです。

 色々と匂いを漂わせた餌を突っ込んでセット完了。

 

 さーて、どうなることでしょうか。アライグマの一家族分の繁殖を防ぐかどうかは君にかかってるぞ。

 

 

 

 

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 プロチョーネです。今日捕まっていたのは大きなアナグマでした。ドッドッドッドッ・・・というエンジン音みたいな唸り声を常に出しながら警戒心剥き出しで、近づけば吠えられて大変でした。

 さらに厄介なのが、アナグマはよく唾を飛ばしてくるんですよえーん。あくまでアライグマ、ハクビシン駆除業務の中で間違って捕まった在来種という扱いなので役所に預けて逃がしてもらうんですが・・・

 捕まえて役所に運ぶ30分程度の間に罠を入れていたボックスは唾だらけに・・・。これがまた非常に危ないと今のご時世なら思わされます。

 

西日本新聞「日本の「野味」は大丈夫?拡大する新型肺炎 安心して食べるには」

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/579116/

 

朝日新聞「新型肺炎、感染源はどこ? 中国の専門家、分析さまざま」

https://www.asahi.com/articles/ASN1X4WN1N1QPLBJ004.html

 

 

 まだコロナウィルスが中国国内での感染者しか明らかになっていなかった1月の記事ですが、未だにウィルスの発生源は分かっていません。その中の一説として当時言われていたのが現地の野生動物、中でもハクビシン、アナグマ、タケネズミ等の糞尿、飛沫からヒトに感染したのではないかというものです・・・。SARSもこのあたりから出たと言われてます。

 鎧みたいなウロコを持つセンザンコウから今回のウィルスに非常に似たものが検出されたという話もあったように、もう発生してしまったものの発生源をどうこう言っても政治的な責任の押し付け合いの理由にはなっても、僕のように自然環境に対応している人間からするとウィルス自体が人間にはとても窺い知れない自然環境の営為から生まれたわけなのですからどうしようもないとは思います。

 まあ、当然箱はすぐに消毒して洗いました。人間社会を大きく動揺させるウィルスの発生源になりうる動物は中国だけでなく日本列島にもいて、その体内で新たなウィルスが変異して作られないとも言い切れないでしょうね。その時に備えるには、周囲の自然環境を少しでも知ることは間違いなく必要だと思います。

 今までの社会状況ではそのへんはかなり蔑ろにされてきました。しかしここまでの事態になる以上、今後はそうもいかなくなるのではないかと思わずにはいられません・・・。

 

 

 

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 プロチョーネでーす。日曜日は玄関出るとそこら中に雪が積もっていてびっくりしました。積雪は川島あたりまでで、それより北にはなかったので滑らずにすんで助かりました。

 

 さて、今日は2月から地味に捕獲が続いているミカン山の別の地区で捕獲がありました。

(ミカン山の辛い冬の事情については

https://ameblo.jp/ids-gaichu-h/entry-12576336892.html

を御参照下さい)

 生前の写真を撮り忘れてしまいましたが、これまで捕獲が続いていた場所よりは太ったメスでした。妊娠もしていなかったようなのでオスが山の頂上まで来てなかったのかもしれません。

 

 前の記事で扱ってからもミカン山では捕まり続けたのですが・・・

 

2月21日 

平均的な大きさのオスでした。他の所からやってきたのだと思います。彼らが山岳地帯であっても平気で移動できる証明をしてくれたと言えるでしょう。

2月28日

こちらは1歳程度のオスでした。おそらく山で生まれ育ったか、近隣の地区から迷い込んできたのかと思います。いずれにしろかなりやせていました。

 

3月5日

これまた1歳台のオスでしたが、上のとほとんど同じ3㎏台前半と、かなり痩せていました。いかに冬のミカン山に食糧が無いかが伺えます。

※丸まって寝ています

 

3月12日

この個体はさらに小さく、どう見ても半年程度行ってるかも怪しい、幼獣に見えるようなメスでした。一応親離れはしたと思いますが、体重はわずか2.7㎏。

 

 

3月26日

さらにまた2週間後に捕まったのは上のよりは大きなメスでしたが、それでも3.5㎏程度で1歳程度。妊娠もしておらず(できなさそう)、どうにか冬を生き延びた感じでした。右目も怪我をしたのか、それとも栄養失調のためか白濁してしまってます。

 

 このように冬のミカン山で捕まってきた個体はほとんどが痩せていましたが、かといって彼らがここにいる理由は明白です。山に住む農家さんたちはミカンの他にも野菜、芋などを栽培しますし、夏みかん、ビワといった果物もありますからね。実ってからでは捕まる可能性がほとんどないことは去年学んでいます。それに彼らを今放っておけば作物をたくさん食べて元気を取り戻して繁殖に参加してしまうでしょう。

 そういう意味では一応ここでの防除は効果を出していると思いたいものです。それが分かるのは今年の秋になってからですし、その間にまた別の所からの移住者が来ないという保障もありませんが・・・。 

 

 

 

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 プロチョーネです。お待たせしましたが、11月のセミナーで最後に発表頂いた天白先生の講演内容に入ります。

 

 天白牧夫さんは神奈川県東部の三浦半島のNPOの代表で、10年以上前よりこの問題に対策されてきました。

以下がNPOへのリンクです。

NPO法人三浦半島生物多様性保全 ホームページ

https://mbcn-m.com/

 

 

 

被害予測などできないのにできる気になる人間

 獣医の小山先生と同様元より動物が好きな方で、できればアライグマの駆除もしたくないと仰られていましたが、そのような方々が駆除せざるを得ないほどにアライグマの環境に及ぼす影響は深刻ということです。天白先生は被害予測に関して

・ヒトに関する被害予測(経済、産業、建造物等)は可能

・自然環境への被害予測はできない

という見解をお持ちです。何故か?ヒトは複雑極まりない多様性からなる自然環境を決して理解などできていないからです。外来種はその典型的な表れで、たとえば危ない毒蛇を駆除してくれるだろうという目論見でインドの方からマングースを導入すれば毒蛇以外の楽に捕食できる昆虫動物が襲われてその島の生態系が壊されたり、食用としてカエル、カエルの餌としてザリガニを導入すれば大して受け入れられずに逃亡したのが全国で増殖するわけです。

 入口ですら予測を誤っているわけですから、外来種が侵入した将来に現地の生態系にどのような影響が及ぶかなど、そりゃ予測などできるはずがありません。予測できてるならこんなことになってるはずはありませんからねぼけー

 天白先生は当然外来種を悪くは思わず、ヒトの勝手な真似によって連れてこられて利用され、挙句に行政の許可つきで殺される被害者だと見なしています。それでも彼らを根絶しない限りは生態系の回復は見込めない以上、自ら駆除をされるに至った次第です。

 

 神奈川県の生態系被害

 小山先生の発表でも埼玉県比企郡の生態系被害が扱われましたが、神奈川県の被害も深刻です。三浦半島北西部の葉山町は2005年までの間に最もアライグマの生息が多かったところなのですが、センサーカメラを仕掛けて映る動物の8割はアライグマだったそうです。ここでもサンショウウオはもちろん、海沿いなので汽船域に生息しているハマガニ(ただでさえ生息数が減ってるそうです)が次々に食い荒らされました。

  このようにサンショウウオの産卵場所の水辺近辺にカメラを設置したところ、アライグマがこのように夜通し待ち伏せして水辺にやってきたサンショウウオを捕食する様子が映っています。もちろんサンショウウオを「ウマイ、オソイ、ミズベクル」と認識しているからこそできる芸当であり、元々水性両生類の捕食が得意なアライグマが見事に三浦半島の環境に適応している証拠です。

 

 このような被害をさすがに国も行政も深刻に見るようになったのが特定外来生物を法的に指定するようになった2004年でしたが既に手遅れなのは見ての通りです。天白先生は日本の自然管理の変遷を もともと多神教的に自然を敬いつつ共存しようとする社会から欧米型の自然を管理しようとする社会に移行したものの、徹底化はできなかったために半端な結果に終わったとみています。

 ただ、いかに欧米社会が自然に対して管理しようとする傾向が強いにしても、加藤先生の発表のようにアライグマはヨーロッパではもっと増殖してますし(https://ameblo.jp/ids-gaichu-h/entry-12544406594.htmlを御参照ください)、外来種対策の先進国であるニュージーランド、オーストラリアでも対策は先進的でも大火災による生態系への被害はどうしようもないですし、希少な有袋類の減少や在来生物の外来種による減少を完全に防げているわけではありません。先進国(自然管理に関する)の自然に対する取り組みの熱心さは羨ましい限りですが、どこの国であろうと自然を完全に管理、理解などできてはいないのも間違いないでしょううーん

 

 ともかく神奈川県での被害は早いうちから深刻と見なされていたのは確かであり、天白先生には続いて神奈川県の有害獣対策の方針についてお話頂きました。これがまた羨ましい部分も多いわけでして・・・。

 次回から神奈川県の対策方法について扱っていきます。

 

 

 

次回セミナー開催延期

 同時にお知らせなのですが、この新型ウィルスの蔓延がいつ収束するかも全く分からない状況なので次回のセミナー開催も当分の間延期致します。

 いったい誰が数ヶ月前に同じウィルスがここまで世界中に拡がるかを予測できたでしょう。外来種の問題とその点では似ていると思います。ウィルスだって人間には及びもつかない生態系の複雑極まりない相関関係の中から生じたはずですから。

 少なくとも僕の立場から言えるのは、この機会で人類が少しは自然に対する自分たちの「予測」だったり「管理」がいかに傲慢で間抜けかを実感して、今後せめて今よりはまともな形で自然、生態系に対して向き合わねばならないと思い直すことにならないかと思うばかりだ、ということです。

 

 

 

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 プロチョーネです。昨日は会社にもアライグマの手形がついていたことに気づいたんですが、今日は現場の方でも侵入されている家を見ることになりました。

 

 

 1件目は(1件だけじゃないんですよ)2,3日前から廊下のライトの隙間から尿らしきものが垂れてくるとかいう話でした。電球の上に隙間が開いてますね。

 で、上がってみれば明らかにこのへんだけ天井板が壊されてます。このへんからアライグマのションベン臭もしたので「いるな」と確信しました。

 外周から見て、天井板が壊れて侵入口になっている場所がこの隅にあるので近づいてみました。奥の光が漏れている場所です。

 そのすぐ下のところに板が開いて押入れの上の部分―天袋の中が見えてます。依頼者の人に「こういうところに住み着いて糞尿をするんですよ」と言いながら覗こうとすると

 バッッと何かが飛び出してきました。黒と茶色の塊、そこまで大きくは無かったですが、間違いなくアライグマの色してました。

 

プロチョーネ「こういうところに住み着いたりするんですよ・・・(アライグマ飛び出す) ウォッ! ダァッ! いました!いました!」

 

 みたいな感じで騒いでたと思います。そのまま天井裏の奥に逃げて行きました。写真も映像も撮影できなかったのが残念ですが、ひとまずここで深追いしても危ないので侵入口付近に罠を仕掛けて捕まるか出ていくかを待つとします。

 

 このお宅からの依頼は初めてで、糞尿もほとんどなく尿を確認したのも数日前というお話だったので侵入して日は浅いはずです。家の方によると、この正面の竹林を伐採したのも数日前のことで、しかもその際に林の中がオシッコ臭かったという話でしたので、もしかすると林にいたアライグマが侵入してきた可能性はあります。この時期に家屋に浸入する場合は妊娠したメスの可能性が高いのでなおさら捕まえる必要があります。

 ヴェスパさんに話したところこれまでにもライトの部分が壊されたり配線が切れたりした現場があったようです。おそらく光っているから興味で近づいてきて、直接つかもうと周りの板を壊しているときに興奮して尿が漏れたのではないか、と想像しました。結構彼らは捕まった時にも興奮したり恐怖したりすると尿が漏れることが多いんです。

 

 

2件目

 で、昨日は家主の方が不在だったので改めて調査にやってきたお宅。ここは2つの家をリフォームして渡り廊下で繋げた形の家で、一見すると壊れたところは無いのにここ1ヵ月天井裏が「運動会」状態―動物の走り回る足音とチューチューという鳴き声がするとのこと。ネズミ対策のバルサンを大量に焚いても全く気配が消えないので役所に連絡をしたそう。

 で、この渡り廊下の部分を調べてみるとすぐに分かりました。

 床下の格子が外れてます。さらに

 都合よくこの前にあった黒いトレイ?に明らかな5本指の足跡。小さいですがアライグマのものでしょう。

 ということは、この家はアライグマとネズミが同居しているようだと推測できます。ハクビシンですとネズミも食べるようですが、アライグマにとっては素早すぎるので、あまり手出しもしていないのではないかと思います。ここも手形が小さいので1歳程度のメスが侵入しているかもしれません。ここも結果が楽しみです。

 

 こうした明らかに現在形で侵入されてる家に行くのも久々でしたのでなかなか刺激的な日でしたよ。しかもどちらもこれまでに連絡が無かった家でしたので、アライグマの活動域が広がり、放置された空家、侵入される場所のある家がある限りこうした状況がいくらでも起こり得るのだと実感できました。

 その分ヒトやペットと彼らとの距離も縮まってしまいますので危険度も上がります。皆様もお気を付け下さい。特に埼玉県の場合、彼らはどこにでもいますから・・・。

 

 

 

 

 

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 プロチョーネです。今日は早めに会社に帰ってきたのでヴェスパさんと死体の焼却を待つ間に近頃のアライグマ、ハクビシン事情についてあれこれ話をしていると、ヴェスパさんが会社の裏側で飼っていた錦鯉の稚魚数匹がいつの間にか消えていたという話になり「(錦鯉を食べたのが連中だとしたら)まさにこんなところをアライグマが上るんだよねー」などと言いながら近くの柱を見ていると・・・

 おぉーーーーーい!あるじゃねえか!

 見辛くてすみませんが、赤く囲った箇所に横向きの手形(指4本分、親指だけ曲げたままで手形がついていないと思います)ががが・・・。

 柱の側面を見ると、どうやら一旦屋根に上ってから降りたような下向きの手形がついています。新社屋に越してきた去年の2月当初に見廻った際にはついていなかったということですので、近頃やってきたということなのでしょう。

 弊社の位置は県道沿いで一応人も車も多いところで裏には新しめの住宅地が広がっていますので連中が住めそうな場所は見当たらず、おそらく先月紹介した金魚が食べられた家(https://ameblo.jp/ids-gaichu-h/entry-12578457470.html?frm=theme)のように通り魔的に稚魚を食べたのだと思います。さすがに猫とハクビシンには魚を入れていた桶は大きく水深もそれなりにあるので手出しができなかったと思いますので、なおさらアライグマの可能性が高まります。

 

 いや、うちはネズミにも侵入されてますが(詳しくはhttps://ameblo.jp/ids-gaichu-h/entry-12522209314.html)、まさかアライグマまで来ているとは・・・。たしかにさいたま市のアライグマの年間捕獲数は年間平均300頭以上なのでどこにいてもおかしくはないのですが・・・。

 

 新型コロナウィルスもウィルス研究所から漏れた過失的なものだとか動物からとか言われてますが、いずれにせよ元々は野生動物の体内などで独自の進化を遂げたウィルスが原因なのは確かでしょう。ここまでいたるところに何を運んでいるかも分からないアライグマがうろついていれば、必ずしも中国ばかりがウィルスの発生源になるわけでもないのではないか・・・。そう思えてなりません。

 

 

 

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 もう当然のように桜は咲いて散ってすらいる感じですが、僕は同じく今咲いてる木蓮の方が好きです。なかなかあちこちの家に植えてあるので好きな方も多いんでしょうね。こういうのが野生で沼地の淵にでも咲いていたら幻想的なことでしょう・・・。そこにはアライグマもいそうですが。

 

 ※会社横の木の枝を切るヴェスパさん

 

 

 さて、今週は隔日で2匹ずつアライグマとハクビシンが捕まっていて、今日も2頭アライグマが捕まりました。それは別に変わったことでもないんですが、

 なんだかすごいことになってます。あせる

 昨日は雨だったので捕まえた人が雨除けにビニール袋などを罠に被せたんでしょうね。それはいいんですが、アライグマの手癖の悪さは皆様知っての通りで、ただでさえ捕まって暇してる彼らにとって、掴めるものであれば何でも引き込んでしまうんです。草も石もですし、こうしてビニール袋やブルーシートなど、とにかく引っ張ってしまいます。この処分が面倒なんですよ。

 

 結局罠の格子に挟まったビニール片をいくつもいくつも引っ張って引っ張って・・・

 

 ゴミ袋1杯分もの量になりました汗かなり握力を消耗しましたのでいかにアライグマが引っ張る力が強いかが分かります。

 これは以前やられた罠の様子ですが、力が強いアライグマであればこのように、建材が細い罠であれば内側に引っ張り込んでへし折ってしまいます。ペンチでも使わないとできない芸当ですよあせる

 

 今年はやたらと冬の捕獲が多かったですが、だからといって春先の捕獲が減るとも思えません。どうなることやら・・・

 

 

 

 

 

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 プロチョーネです。さて、埼玉県が去年2年前あたりから開発したと言っているアライグマ専用罠「ラクーンキューブ」(https://www.pref.saitama.lg.jp/b0909/araiguma-hokakuki.html

ですが、地味に僕の行っている自治体でも9月くらいから1台導入されてたんですよ。しかし、未だにそれでアライグマが捕まった試しがありません・・・。

 5月に行ったセミナーの古谷先生の発表でその開発過程を教えてもらいましたが(https://ameblo.jp/ids-gaichu-h/entr12531889373.html?frm=theme)、そもそもこれは猫や他の動物との錯誤捕獲を防ぎ、アライグマだけを捕まえる狙いの罠なので都市部の方が向いてるんですよね。僕の縄張り(?)では錯誤しそうな現場がほとんどなく、だいたい餌を猫が引っかかりにくい果物にすれば事足りることもあって活用場所が滅多にないんですよ・・・。

 

 そんな状態だったところ、先月使えそうな場面に出くわしました。

 ここは近隣にネコが多い為にバナナを仕掛けているんですが、罠の後ろから餌を引っ張り出されて食べられていました。明らかにアライグマにしかできない芸当なので対策をしました。

 まずは罠の餌部分をブロックで囲んで防御。

 さらにすぐそばに専用罠を設置。中には興味を引くためにカラーボールも入れときました。

 さて、どうなったでしょうね。

 

 後日すぐにアライグマは捕まりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ブロックで囲んだ普通の罠で。

 

 そばの専用罠の様子。全く見向きもされなかったようにしか見えません・・・。本当に捕まるのかこれ?イラッ

 

 

 そもそもこの罠はこうして筒の中に餌を入れる構造なので、前方からは直接見えず、よほどアライグマの方が近づいてくれないと餌の存在に気付く事すらなさそうなんですよね(もちろん匂いをつけてます)。そしてそもそも、ここまで餌に興味を持ってくれるアライグマであれば、普通の罠でも捕まりそうな気がするのですが・・・。

 もっと都市部が多い自治体さんが仕入れて使ってくれることを願いたいものです。

前回

https://ameblo.jp/ids-gaichu-h/entry-12574900037.html?frm=theme

 

 小山先生の講演内容に戻ります。扱いきれなかった要素がありますので補足を。

 

 

CPUE(Catch Per Unit Effort) 

単位努力当たりの捕獲数

 

 アライグマ防除の有効そうな指標として専門家の間で用いられているのがこのCPUEというものです。獣医大の加藤先生も扱っていました。今回小山先生は鳩山での防除にこれを応用して里山での捕獲努力、生息密度の推定をして下さいました。

 分かることは主にこんな感じです。注目するのは

・設置した罠の台数

・罠を設置した日数

・日数内に捕獲された個体数

 の3つです。「努力」は台数日数によって示され、「捕獲数」は当然その間に捕獲された個体数です。これから分かるのは、主に罠1台あたりでどれくらい捕獲しているか1日あたりにどれほどの数が平均して捕獲されているかです。

 これによってその場所のアライグマの生息密度がおおよそ分かるという仕組みです。スライドにあるように、努力に対して捕獲数が少ないほどその場所の生息密度は低く、努力に対して捕獲数が多いほど生息密度は高いということです。

 少ない罠で毎日のように捕まるのであれば生息密度は高く、多くの罠を仕掛けてあまり捕まらないなら生息密度は低い。あとは具体的に自治体ごとに比較しなければ分かりにくいので、理想を言えば各自治体のCPUEが換算されて公開されれば研究機関などの研究にも活用されていいとは思うんですが・・・。

 

話を戻して、小山先生が2017年度の捕獲にCPUEの計算をした結果が以下の通りです。

 注目してほしいのは「1.89」というCPUEで、ほぼ1年間罠を設置し続けて、要は1日あたり1.89頭は捕獲されていたということです。54頭を罠8台で捕まえていたわけですから、埼玉県内の同じくらい捕まる自治体よりはだいたい少ない罠の台数ですし、何より基本休日は罠を閉める決まりになっている自治体の防除よりも多い日数設置、見回りをしている点は自治体の努力をかなり上回っていると言えるでしょう。

 さらに細かい指標も出されています。

 前回の結果のように2017,18の2年間で中心部の定着をほぼ防ぐことができたわけで中心部のCPUEは低く抑えることができています。しかし周辺部は1.82から3.1にも増加しており、全体のCPUEも2018年度は1.89から2.06へと増加しています。この点からも里山内部の生息密度を減らしても周囲からやってくる、通過するアライグマは依然として多いことが伺えます。発表当時はまだ4カ月間しかわかっていない2019年度のCPUEも3.1よりは減っていますが2.08とそれなりに高い数値です。

 この数値からも、一見すると捕獲が少なくなったからといって生息密度が減ったとは言い難く、理想としてはできるだけ多くの罠をアライグマを減らすべき領域に設置し続けて、CPUEが低くなるところまで防除を続けるべきだということです。

 

 

獣医の方々と防除の関係

 

 さて、これまでにも触れてきましたが、小山先生たちがどのように防除をされているかをご紹介。

 ご夫婦ともう一人の3人の誰かがほぼ毎日(今日もでしょう)病院の開業前に罠を見に行っています。当然ご夫婦は獣医なので、2人がアライグマの処分を担当しています。その方法がまたすごいんですよ。

 先生たちはこの通りその場で、薬で殺処分を行っています。僕も詳しくは知らないんですが、麻酔薬を打ってから殺処分用の薬を注射していると聞きました。「保定」とはアライグマを押さえつけて動けなくすることなんですが、ほとんどはおとなしい個体なのですんなりと注射ができるようです(「ほとんど」を外れた、常にこちらを向いて威嚇してくるような奴の場合どうするのかは分かりませんが・・・)。

 それでも危険度が高いアライグマに直接注射をし、さらにその薬代もほとんど自己負担で防除をされている点はかなりの負担と言えるでしょう。いちいち捕獲した個体を運搬して別の場所で殺処分する手間も省けて極めて効率がいい方法ですが、当然薬を用いた処分は獣医資格のある人間にしかできませんので、いかに小山先生ご夫婦が尽力されているかがお分かり頂けると思います。

 極めつけが殺処分後の処置です。単に殺すだけでは終わらず、病院に持ち帰ってX線撮影、年齢測定、メスの場合は解剖まで行って詳細な測定を行った上で、さらには死体は自ら処理場へ搬入しているときます。おまけに血液とダニは検体として国立感染症センターに送ってどのようなウィルス、細菌を保有しているかを検査している・・・。間違いなく埼玉県の全自治体以上に念入りな処置をされています。僕たちも測定はしていますがしょせん身長と体重、おおよその年齢の測定程度しかやってませんのでいかに先生が殺処分するだけでなくそこから情報を得ようと努力されているかが分かると思います。

 

 以上のことからいかに小山先生たちが異様なまでの努力をされてアライグマの防除を行っているかが分かりましたが、ここで問題になってくるのは獣医の方々への負担です。

 防除計画の手引きには、理想としては獣医の立会での速やかでアライグマにストレスを与えない処分が望ましいとありますが、対応できるだけの獣医の確保は困難だとあります。そりゃそうですよね、年間何千頭も捕まるというのにそう各所に対応してくれる獣医がいるはずはありませんからね。

 ただし埼玉県の場合は現在年間約5500頭のアライグマが殺処分される内、2000頭は獣医が処分しているそうです。自治体は捕獲だけで殺処分を近隣の獣医に任せている場合も多いです。ここでも大きな問題があって、先ずは何より殺処分をやってくれる獣医が少ない上、殺処分に関わる費用は獣医にはほとんど出ていないと聞きました。ある自治体では単に捕獲されたアライグマを獣医のもとに持ち込むだけの業者には1頭あたり数万円が支払われるのに獣医はほぼタダで殺処分をしているそうです。つまり、獣医の方々の協力はほとんど獣医の善意によってのみ行われているというわけです・・・しょんぼり

 この状況だというのにアライグマの捕獲数=獣医の方々の負担は年々増加しているわけですから、終わりの見えない殺処分にそれまで協力して下さっていた獣医の方々が限界だと処分をやめる日もそのうち訪れてしまいます・・・。ただでさえ動物を助けることを使命だと思っている方々が多いであろう獣医が動物を殺し続けることに気が進むはずはありません。

 この点に対して小山先生は対策案を出されていました。

 必ずしも開業医、勤務医ばかりではなくとも獣医免許の所持者がいることに先生は目をつけられました。こうした方々に協力してもらえれば現在よりは人手を増やすことが出来るでしょう。また、各地に設備を備えた処分場を設置する事で運搬の手間を省くこともできると提唱されていました。このような施設は千葉県でいくつか作られたそうですが、施設が少なく、捕獲が多い地域から離れていることからまともに機能していないそうですぼけー。しかし狭い埼玉県の各地にこうした施設と近隣の免許所持者に御協力頂ければかなり負担を減らすことができるでしょう。

 

 他にもこのままの形で防除をつづけた問題と有効そうな対処方法を先生は挙げて下さいましたが、結局はそれに伴って人を繋ぐ仕組みと、皆さんに相応の報酬が支払われる組織図ができなければ実現しようがないわけであり、改めて従来の組織同士の枠組みを超えて動く必要があるのは間違いないでしょう。

 

 何より早いのは、どこかの投資家がボーンとウン千万ほど投資して僕たちで計画を実行して結果を出すことなんですがね(笑) ぼけー

 ともかく、先生方や僕たちが思っているような計画の実現の道のりは険しいということです。

 

 この問題の現状を少しでも知って頂ければ幸いです。

 プロチョーネです・・・。今週は結局県北から県南の都市部まで毎日どこかで捕獲があり、毎回書いているように動物たちの増殖と拡大ぶりを証明してくれています。

 またもや例のミカン山でアライグマが。可愛くおとなしいオスでした。1歳程度で体重も3.3㎏程度しかなく捕まえても罪悪感が湧くような個体でしたが、放っておけばそのうち立派に成長してこのへんにいるメスと子供を作ってしまうと考えるとね・・・。

 こちらとしてはミカンが木ごと食い荒らされたことを忘れるわけにもいかず、来年実をつける前に捕まえてしまおうと対策をしないわけにもいきません。

 

 で、今週は以前金魚がアライグマに食べられた家からまた依頼があったのですが、前回以上にひどい被害を受けていました・・・。

 被害のあったお宅はこのようにお手製の池で魚を泳がせてました。風流ですね。

 こうして金魚たちは家の人に懐いていたものです・・・。

 これは11月。大きな金魚が2尾、頭から齧られていました。通りすがりのアライグマの仕業だったと思いますが、罠を設置してからはもういなくなったようで何も捕まりませんでした。

 

 そして今週・・・

 池には何もおらず・・・。

 わずかに岩の上に鱗が残っているだけです。金魚は10匹ほど残っていたらしいですが、23日の夜中のうちに全ていなくなったそうです。どう見てもまたアライグマの仕業でしょうね・・・。

 この近所でも同じように金魚が食べられたという話だったので、もしかすると11月と同じ個体がやった可能性もあります。ただし、また通り魔的に食べただけで捕まる可能性は低いと思います。

 

 こうして人の住んでいる領域にいるペットでも慣れてくれば平気で手を出してくる。これも環境適応の一つだと言っていいでしょう。都市部ならペットの餌や、ペット自体を狙ってくる可能性も上がるでしょうから今後彼らの増加がペットの危険度を上昇させるのも間違いないでしょう・・・。