夏休み~~~!!

 

台風やら、突然の豪雨やら、亜熱帯化しつつあるだけでなく、海外の方が、体力と気力を奪われる、という日本の湿度と、これからうまくやっていかないと・・・ですよね。

 

気付けば、Episode14 ラストです。

まぁ、あと1記事あるので、ここは、粛々と・・・最後の活劇部分を乗り切りたいと思います。

 

では、いつものご注意をば・・・。

なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 

『NOT ME

原題:เขา...ไม่ใช่ผม

原作:++saisioo++

 (GMM 25 2021/12/12-2022/03/20 全14話×45分)

13+

 

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 14話(前半) プライド 

 

もう少しだけ、緊迫した場面が続きますです。

 

病院の正面に、警察の特殊部隊(?)が到着。

 

現実の日本の事件の中継とか、ドラマだと『踊る大走査線』とかさ、結構、密かに待機してるっていうイメージがあるから、こんなに、正面切って、いらっしゃったのね、とちょっと驚き。

相手は大学生のグループだし、表立って武器は所持していそうにないし、話は通ってるし・・って感じだとしても、病院には、一般人だっているのにねぇ。

 

~エレベーター内~

ブラック「6階で降りて、そこからは、非常階段を使おう。」

 

階段ということは、車いすは使えません。

ショーン「ヨック、お前、大丈夫か?」

メンタル面はもとより、傷の具合も心配です。

実際、術後、数時間で、過酷な移動はきついよね。。

 

ヨック「平気だ・・」

 

グアムとショーンのふたりで、ヨックを立ち上がらせると、エレベーターを降り、階段室に向かう。

 

クンパー「グラム、よく聞け。お前は、ヨックを連れて2階まで降りろ。警察はおそらく1階出口を固めてるはずだ。2階についたら、この建物の左側に行け。そこからなら、脱出できる。ヨックが手術してる間に、確認しておいた。すぐに行け。俺はみんなを待ってる。捕まったら、みんなも捕まるんだぞ。いいな! さっさと動け!」

意を決して、ヨックと共に下に下るグラム。

クンパー「いいな、グラム、2階だぞ」

 

非常階段にたどりついたブラックたち。

ブラック「お前たちは先に行け。俺が、警察を引き付ける」

ホワイト「一緒に行こうよ。P’」

ブラック「一緒には行けない。俺なら、潜入も脱出もできる。」

ホワイト「これとは、わけが違うよ」

ブラック「・・・・・・」

ホワイトの心配はもっともです。

動揺するホワイトを、落ち着けようとハグするブラック。

 

ブラック「俺の言う通りにするんだ・・・、行け」

横からショーンも、「こいつの言うことを聞くのは癪にさわるが、今は、こいつの言う通りにするべきだ。行くぞ」と、ホワイトの手を引く。

ブラック「ショーン・・・弟を頼んだ」

頷くショーン。

おおおお~~~こんな日がくるなんてねぇ。。

 

ショーン「さぁ、くるんだ、ホワイト」

 

最後まで、ブラックに後ろ髪をひかれつつ、ショーンやクンパーと一緒に降りていくホワイト。

 

さて、ここからです。

一人、警戒しながら、正面玄関を目指すブラック。

こんなにキリっとしちゃって、別人28号ですよ。

だから、俳優さんなんですけどもね。

 

廊下を進んでいくと、案の定、銃を構えた特殊部隊が廊下を進んでいるのが、遠目にも確認できる。

廊下の角に身を隠し、待ち伏せして、隊員から銃を奪うブラック。

 

通路に出た直後、「武器を置け!」という声と共に、別の隊員が現れる。

 

片手をあげて、武器を床に置き、

「向こうをむけ、ゆっくり」という指示に従うと見せかけ、

反転し、逆襲。

あ、この人、隊長じゃない?

 

大柄な隊長を盾にし、

別隊員のライフル銃の攻撃から身を守り、

結局、非常階段を駆使し、逃走するブラック。

 

特殊部隊・・・たかが、学生だと思って、気を抜いてたのか、と思うくらい、ブラック一人に翻弄されてるけど、大丈夫?

 

ブラックの動きのほうが特殊部隊みたいだよ。

 

一方、ヨックを抱え、病院の外に出てきたショーンたち。

 

そこに到着したのは、テーチットのバン。

銃を向けられ、「ショーン、ホワイト、ヨックを連れて逃げろ」と指示するクンパー。 

クンパー、グラム、ショーン、と次々に抵抗し、銃を奪おうとするも、あっという間に制圧されてしまう。

 

ヨックもつかまり、

もう、身動きが取れなくなるホワイト。

 

黒い覆面を頭から被せられ、車に押し込まれる一同。

ホワイト「どこにつれていく気だ?」

テーチット「誰もお前らを見つけられない場所だ」

ショーン「警察もグルかよ」

 

テーチット「彼らは彼らの仕事をしてるまでだ。だが、俺は警官じゃない。俺には、法に則ってなにかをする必要がない。俺の仕事は、お前ら全員の抹殺だ」

 

そうして、誰にも気づかれることなく、病院から走り去るバン。

 

その後、一人遅れて、非常階段を降りてきたブラック。

特殊部隊から銃でねらわれながらも、塀を越え、なんとか、敷地外に逃亡する。

 

~車内のショーンたち~

 

走りゆく道路の街灯の灯りで、明るくなったり、暗くなったりを、一定間隔で繰り返す車内。

サスペンスドラマだと、この間隔や道路の切り目で、どの高速を走ってるとか、わかっちゃったりするんだよね(笑)

 

クンパー「おい、みんな聞け。俺が数えたら、みんなでドアを蹴るんだ。1.2、3!」

びくともしません。

痛みに呻くヨックに「お前はじっとしてろ。蹴るな」と様子を心配する一同。

泣き出すヨック。

 

グラム「やつら、俺たちをどこにつれていく気だろう? 川かな、それとも、山か?」

 

急に現実味を帯びて、無言になるホワイトやショーン。

 

ヨック「俺たちをどうする気だ?」

 

グラム「おそらく、山か、海に捨てるか、もしくは、生きたまま、火あぶりか」

更に、増やしてどうする!!

 

ショーン「あいつら銃を持ってるのに、なぜ、ひと思いに撃ち殺さなかったんだ?」

ホワイト「・・・・・・」

みんな、泣いてます。

 

クンパー「いいか、死体を扱うのは、そう簡単なことじゃないんだ、ショーン」

それは、殺すのは最後の最後だ・・・と言ってるようなものです。

 

もう、声を押し殺せないヨック。

 

ホワイト「ヨック・・・大丈夫か?」

 

ヨック「もし、俺が死んでも、母さんはきっと、受け止める。でも、ただ、いなくなっただけの状態のままなら、あまりにも残酷すぎる」

このヨックの言葉は・・・誰もが、想像するに難くありません。

行方不明のまま、残された身内は、きっと、ずっとずっと待ち続けてしまうことでしょう。

 

ショーン「なんで、あいつら、人間をそんなに簡単に消したりできるんだ? 今、現実に起きてみると、くっそ最悪だ」

 

ホワイト「泣くのは、今、ここだけにしよう。でも、約束だ。一度、このバンを出たら、あいつらの前で、涙を見せないって。だって、俺たちは負けたわけじゃない」

 

ホワイトの言葉に、心を一つにする5人。

 

ショーン「約束する」

 

顔を寄せ合って、静かに涙を流すショーンたち。

 

~バンコク市内~

 

その夜も、デモ隊が、シュプレヒコールをあげながら街中を行進している。

 

砂上の楼閣のような、高層ビルの一画にいるタウィは、はるか階下のデモ隊を見下ろしながら、どこかの誰かと電話中。

 

タウィ「ええ。抗議活動は、起こったり、収束したり、を繰り返す可能性があります。我々が武力行使しなければ、彼らは最終的には、家に帰りますよ。どうか、この状況下では、何も心配する必要がなく、安心だと、あの方にお伝えください。私は、全てを完璧にコントロールしていますから・・・。よろしいですね?」


デモ隊のリーダーの声:皆さん! 闘うか、闘わないか?

市民たちの声:闘うぞ!!

 

タウィ「焚きつけた者たちを対処できれば、全ては簡単ですよ。」

 

デモ隊のリーダー:タウィ!

市民たちの声:出ていけ!

 

タウィ「私の見たところでは、1週間もかからないうちに収束するでしょう。」

市民たちが続々と集結している様子が眼下に広がっている中、強気な調子を貫くタウィ。

このおびただしいデモ隊の数を見ると、とても、そうは思えないですけどね。

 

タウィ「その間に新しいなにかが起こらない限りですが・・・。まぁ、そんなことは起きないと強く願いますがね」

こういう予感って、口に出した途端、言霊になるんだよ。

  

電話を切ったタウィのもとに、秘書がやってくる。

 

タウィ「一体、下では何が起きてるんだ? 要求はなんだ?」

秘書「皆、社長に出ていけ、と要求しています。それと・・・SNSで大騒ぎになっていまして・・・その・・・社長が誘拐したと。。」

ピンと来ていない様子のタウィ。

タブレットを見せる秘書。

 

秘書「現在、複数の抗議活動が頻発しています。」

 

ฝากตามล่ารถคันนี้ด้วยค่ะ ทางเราได้รับแจ้งมาว่ามีเหตุการณ์อุ้มคน ซึ่งเป็นฝีมือของนายทวี !!

この車両を探してください!

何人かの人が、タウィの手によって拉致されたとの情報が入っています!!

 

投稿されたバンの写真を見て、「すぐに、この記事を削除するんだ。この件に関して、私は何も関係していない、と答えるんだ。これは、私の仕業ではない!」と命じるタウィ。

 

なにか起きなければ・・・の何かが起きてしまい、タウィの顔色、変わりました。

 

~車内~

しばらく、走り続けていたバンが、急停車し、反動で、車内で転がるホワイトたち。

 

何事か、と、キョロキョロと周囲を覗うと、クラクションの音とともに、大勢の人の声が微かに聞こえてくる。

 

テーチット「どうした?」

運転手「テーチットさん、これじゃ、もう進めません」

SNSで、このバンを探して、という投稿を見た人たちが探し当てたらしいです。

 

テーチット「クラクションを鳴らし続けて、こいつらを追い払え!」

 

無理です。

群衆に囲まれたあまりの恐怖に、運転手、逃げ出しました。

テーチット「おい、お前、どこ行く気だ?」

 

完全に取り残されたテーチット、ドアを閉め、立てこもるのが精一杯です。

 

後部のハッチが開けられ、一人ずつ、車から降ろされるショーンたち。

 

わけもわからず、覆面が取られたホワイトたちの眼の前に広がったのは、

「ROL!」「ROL!」と声をあげる市民たちの姿でした。

 

呆然と彼らを見回すグラム、ヨック、クンパー、ホワイト、ショーンの5人。

 

だんだん、事態が飲み込めたようです。

ハグするホワイトとショーン。

 

最後まで、クンパーの表情、強張ったままだったね。

それでも、ヨックの頭を抱きしめるクンパー兄。

 

グラムも、無言で、ホワイトやショーンに抱き着きました。

最後に、5人が強く強く一塊になりました。

 

デモ隊リーダー「我々は、この国を、未開で不法な国あるかのように、彼らに振舞わさせるわけにはいかない!そうではないか?」

市民「そうだ!!」

リーダー「彼らは、無実の市民だ。もしそうでなくとも、正統な裁判のもと、彼ら自身の手で証明させるべきだ。強制的に失踪させるなど、ありえない!! こんなのは、正義じゃない!!」

市民「その通り!!」

 

デモ隊の本隊に戻ってきたショーンたち。

垂れ幕を描いているナモーの元に、ヨックを担いできました。

ショーン「ナモー。。」

ナモー「ああ、ヨック! 大丈夫?」

ショーン「座ろう」

 

ナモー「(ショーンに、ROLの正体が)あなたたちのことだって、気づいてるべきだったわね。あなたから、ヒーローと自警団のことを聞いたときに・・」

 

ここにいるように、ヨックに支持するショーン。

 

ショーン「ナモー、こいつのこと、見ててやってくれ」

ショーンとホワイト退場。

 

ナモー「大丈夫なの? 一体、どうしたのよ?」

ヨック「平気だよ。クンパーの兄貴が、救急車を呼んでくれてるんだ」

ナモー「それならよかった」

 

ヨック「ナモー、聞きたいことがあるんだ。芸術は、本当に、人々を解放できるのかな?」

ナモー「・・・できると思うわ。あなたの友達だって、私の心を傷つけたけど、私は絵を描き続けることで、ちゃんと乗り越えられたもの。」

ヨック「なにか助けが必要なら、遠慮なく言ってくれ」

ナモー「ありがと・・・」

 

当面、ヨックのほうが、手助けが必要な気もしますが・・・。

 

ナモー「あなたこそ、大丈夫なの?」

ヨック「大丈夫だって・・・大丈夫だよ」

痛そうです。(笑)

 

一方、人の波から少し離れたところで、ホワイトに礼を言うショーン。

ショーン「お前がいなかったら、俺たち、ここまでたどり着けなかった」

ホワイト「君が感謝すべきは、市民のみんなと自分自身だよ。あれだけの権力者に立ち向かうために、一体、どれだけの勇気を振り絞った?」

ショーン「ほんと、お前って、俺のこと、褒めてくれるよな・・。見返りはなにがいいかな?」

ホワイトの耳元に、近づけて、誘い水(笑)

 

ホワイト「なにしてくれるの?」

ホワイトの左頬にちうキスマーク

ホワイト「それだけ?」

言うねぇ。ホワイト(笑)

 

ショーン「もっとあげるものがある」

ホワイト「今、ここで?」

じゃ、遠慮なく・・・普通に、自分に向かってくるショーンを止めるホワイト。

ホワイト「後でね」

しょうがないな、と、小さく頷くショーン。

 

デモ隊には、ヌックさんも参加してました。

グラム「俺たちのこと、助けてくれてありがとうな」

おそらく、頭のいい彼女のことです。

ホワイトがSNSにあげた経緯から考えて、ヌックもデモ隊に力添えをした気がします。

 

ヌック「一体、自分がどれだけ危険な真似をしでかしたのか、考えたの?! 私なんて、心配で具合が悪くなったわよ!!」

真っ先に叱ってくれるなんて、お母さんみたいな心配の仕方だ。。。

 

グラム「ああ。好きなだけ、怒鳴っていいよ。大学じゃ、君はいつも俺と争ったり、議論したり、とにかく、誰の味方なんだかって感じだし・・・」

これまた、なんと、単純な思考。

当然、反論するヌック。

ヌック「私は、ただ、法律について言及してるだけ。あなたたちがしたことはね、不法侵入と財産権の侵害、そして器物損壊行為に該当するから、訴えられる可能性がある。」

民事だけじゃなく、本来なら、警備員さんを眠らせた傷害行為に道路交通法違反、公務執行妨害も加わるはずだけど、そもそも、警察が犯罪者側に加担していたことは、どういう扱いになるんだろうか。

グラム「・・・・・・・」

ヌック「グラム、法律はあくまで法律でしかないの。公正への入口なだけ。でも、法そのものは、公正じゃない。あなたたちが闘ったことについては、私、尊敬してるのよ

グラム「ありがとう、ヌック・・・」

ヌック「今後、もし、訴訟かなにか起こされたら、いつでも協力させてもらうわ。」

ヌックさん、すでに在学中に、司法試験受かってそうな気がします。

 

グラムの肩をポーンと押すヌック。

ヌック「ほんと、男って、みんなこうなのよね。いつも、私のこと、誤解して・・・ほんと、うんざりよ。いつも、面倒事しか持ってこないし・・・」

笑ってしまうヌック。

 

グラム「ああ、もう機嫌なおせよ」

ヌックのほっぺをギュっとつねるグラム。

ヌック「ユージンも向こうにいるわよ。救護所にいるわ、会ってきなさいよ」

ほら、なんて、懐の深い。。。

いい友達はなにものにも代えがたい財産よ。

 

頷き、じゃあ、またな、と笑顔を見せるグラム。

 

人の気も知らないで・・・って感じのヌック様。

正直なことを言うと、グラムはヌックさんみたいな人のほうが断然合ってると思うけど、ヌックさんは、もっと大人な方を捕まえてもよろしくてよ(笑)

ただ、ヌックみたいな人ほど、手のかかるオトコを放っておけなさそうなんだよねぇ。

 

そして、あいかわらず、へそ出しユージン。(笑)

 

グラム「ジン、ここにいたのか?」

ユージン「ああ、グラム」

話があると、ユージンを呼び出すグラム。

 

グラム「仲間と俺がしたこと・・・もうわかっただろ?それと、ブラックが双子だったことも?」

頷くユージン。

ユージン「さっき、ホワイトに会ったばっかりよ」

 

グラム「俺、ちゃんとハッキリさせたい。君がまだ、ブラックのことを好きなのか、わからなくてさ・・・。俺、殺されるかもしれないって思った時、君の顔がちらついたんだ。」

 

もう、ユージンたら、笑わないの!

これでもグラムは、一世一代、大真面目なんだから。

 

グラム「もう一度、会えなかったら、と思うと、後悔しかなかった」

 

へぇ、そうだったのね~と、少し大げさに頷いてあげるユージン。

 

グラム「俺がしたことは・・・罪に問われることだ。刑務所に入ることも覚悟してる」

 

今度は、真面目に頷くユージン。

 

グラム「君も、刑務所に面会に来なきゃならないかもしれない」

気が早いというか、なんというか・・・。

 

グラム「だから、聞いておきたいんだけど・・・俺みたいな男でもOKかどうか・・」

 

その時、ユージンの脳裏には、同じシチュエーションで、自分を捨てるように、去っていったブラックのことがよぎってました。

 

 

~回想~

ブラック「もう終わりにしよう。俺なんかのために、時間を無駄にするな」

 

「ブラック、どうして?ブラック?」と聞いても何も答えてくれず、全く納得のいかない、一方的な別れでした。

今となっては、あれも、ブラックなりの事情があったのだ、とわかったけれど、いつもいつも、蚊帳の外で、振り回されて、不安でしかない日々。

結局、これで会うのは最後かもしれない。もう、お前の人生に関わらない、とまで言って、去っていった男。

 

気が付けば、自分が辛い時には、いつも、気にしてくれていたグラム。

 

グラム「前のように傷ついたりすることがないように、俺は君を傷つけないって約束する」

 

ユージン「私のこと、元気づけるためにそう言ってるのなら、もう気にしないでよ」

 

グラム「笑わせたかったんだよ。君の笑顔が好きなんだ」

グラム「俺、君のこと、毎日笑顔にさせる人になれるかな?」

(回想おわり)


ユージン「もう、それ以上言わないで」

 

どういう意味で言ってるのか、不安で固まるグラム。

 

ユージン「私、あなたに、どこにも行ってほしくない。私のこと、笑顔にしてくれるんでしょ、この間、あなたが言ったみたいに」

 

よかったね、グラム。

実を結んだよ。

 

すっかり、満面の笑みを浮かべるユージンに近づき、そのまま、キスするグラム。

 

ユージン「チャンスをあげるね。無駄にしないでよ、わかった?」

頷き、愛してる、と告白するグラム。

頷くユージン。

 

 

 

彼らの長い長い夜は、こんなふうに、更けていったのでした。

 

ここで、切ります。

 

★『NOT ME』14(前半)雑感★ 

 

ふぅ~、ここまでくれば、もう、終わりは見えたも同然。

 

ホワイトたちを乗せたバンは、直接、海やら山やら向かわずに、デモ隊がいそうな付近をあえて、通過したんだろうか?(笑)

それに、そもそも、この投稿記事ですが、

これ、ホワイトが、ROLとして、タウィの工場の内部写真を投稿した際に利用したネットニュースサイトの公式SNSだと思うんだけど、ホワイトたちに、あの時、あの車を撮影するような余裕なかったよね。

ブラックだって、ちょっと無理そうだったし。。

実際、病院で、連れ去りを目撃しただけの通りすがりの人に、タウィの手による誘拐とかまで、わかったりするのかなぁ?(苦笑)

あの場所にいて、表立って救いの手を差し伸べられない誰かが撮影、もしくは防犯カメラの画像を、匿名でニュースサイトに流したのかな。ニヤリ

それが出来たのは誰だったのかなぁ。

 

・・・などなど、妄想たくましく、楽しんでいます。

 

まぁ、最後だと思うと、あれこれ、言いたくなってしまいますが、← 既に、好き勝手、書いてるじゃん(笑)

 

社会の問題に切り込んだ作品だとは言え、私としては、これは、あくまでも、ラブストーリーのつもりで見てきました。

しかも、主体は、大学生たちです。

なにもかも、完璧だったら、逆に、信ぴょう性なさすぎなドラマになってしまいます。

 

ヨックが被弾したので、全員、無事でよかった、と言ってはいけないかもしれませんが、誰かが誰かの犠牲になって命を堕としたり・・とか言うこともなく、その点もよかったです。

 

さて、後半で本当にラストです。  


★『NOT ME』14(後半) に続く★