ツイ・・いや、もう「X」でしたっけ。← “青い鳥”のアイコン、いい感じだと思ってたけどねぇ。

・・・で、最近、流れてたこの動画。

スクショしたので、テイタワンがテーブルをぶっ壊す勢いで大爆笑してるところがわかりにくいかもしれないですが・・・m(__)m

 

まるで、界隈の絵師さん方が、“ありそうでしょ!この4人の、こんな感じ~💘”って妄想で描いてくださる世界観が、普通に現実にあるという御報告みたいな画像(笑)

この4人はこの4人で(ユニット感があって)好きなのよ~~!って、前もなんかどこかで書いたことあったような気がしますが、なんだか、ふと、タオバオの、テレタビーズとかも思い出してきたな。。ああ、楽しい(笑)

 

では、いつものご注意をば・・・。

なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 

『NOT ME

原題:เขา...ไม่ใช่ผม

原作:++saisioo++

 (GMM 25 2021/12/12-2022/03/20 全14話×45分)

13+

 

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08前 08後 09前 09後

 

 

10話(前半) 母とは・・・ 

 

~病院~

ブラック逃亡の連絡を受けたトッドが、早速、確認にきましたが、もぬけの殻です。

そりゃそうだ。


すぐさま、連絡を入れるのは、ホワイトのところです。

 

~ブラックの部屋~

タイミングのよいことに、ちょうど、ブラック本人に返されたばかりのスマホに着信です。

 

ブラック「噂をすれば・・だな。 お前、出ろ。俺と一緒だってことは言うなよ」

 

ブラックのふりをして、電話に出るホワイト。

 

トッド:もしもし。ブラックの意識が戻ったぞ。

 

ホワイト「は? 本当に? じゃ、いまからすぐ行くよ」

 

トッド:あいつ、病院からいなくなった。

 

ホワイトが、ちらっと、ブラックを見ると、おっそろしく冷徹な感じで、内容を聞いてました。

 

自然な感じで、話を続けるホワイト。

 

ホワイト「なんで、そんなことに?」
トッド「わからない。たぶん、お前に会いに行くと思う。だから電話したんだよ」

 

自分が帰国したことは知らないはず、と指摘するホワイト。

ホワイト「いつ、意識が戻ったの?」

トッド「それもわからない。看護師から電話があって、それで、すぐお前に電話したんだ。あいつの行きそうな場所に心当たりは?」

ホワイト「知らない。もう何年もブラックとは話をしてないんだ」

トッド「お前は、今、どこにいる?」

ホワイト「ブラックの部屋だけど」

トッド「よし。そこで、あいつを待つんだ。戻ってきたときに会えるようにな」

ホワイト「ああ、ブラックが来たら、知らせるよ」

 

会話の間に、紙に書いた伝言を見せるブラック。

ホワイト「“明日、お前の部屋に行くよ”」

 

トッド「なんでだ? 俺は、そこで待てって言っただろ」

ホワイト「俺たち、この件について、話をしたほうがいいと思うんだ。ブラックは行方をくらませた。そのままでいいはずないだろ」

トッド「わかった。明日、俺のところに来てくれ。夜、会おう」

ホワイト「OK」

 

落ち着かない様子から、次第に、考えを巡らせるトッド。

彼の事情がわかるのは、まだ、もう少しあとのお話。。。

 

~ブラックの寮~

一方、部屋を出ていこうとするブラックに、どこ行く気? 下で怪しい男たちが見張ってた、と警告するホワイト。

 

ブラック「わかってる。あいつらは俺がなんとかする。ここは、お前のいるべき場所じゃない」

ホワイト「ここが僕の場所じゃないって、どうして決めつけるの?僕だって、仲間の一員だ」

 

振り返るブラック。

ブラック「初めから嘘をついて近づいてきたとわかっても、あいつらがお前を受け入れるとでも思うのか? 特に、ショーンの奴はどうだろうな・・

わざわざ、ショーンの名前を出してきました。

 

ホワイト「・・・・・」

痛いところをつかれたけれど、今のホワイトが、ブラックの真の意図までは理解できないのも無理はありません。

 

それでも、やはり気になったホワイトが階段を降りていくと、踊り場で制止するブラック。

手には、金属バットを持ってます。

 

そこからは、あっという間でした。

見張りの男たち、フルボッコ。

ブラックったら、ちょっと前まで、意識ない重症患者だったんやで。

 

人を傷つけることになんの躊躇いもない、一歩間違えば殺しかねないくらいの暴力的な兄の姿を見て、自分が聞いていたブラックの評判通りだと愕然となるホワイト。

 

ホワイト:目を覚ましたブラックは、僕が見たこともない邪悪なドッペルゲンガーだった。

 

ブラック「自分の場所に戻れ。もう二度とアイツらには近づくな」

その場に、金属バットを投げ捨て、去っていくブラック。

 

ホワイト:こうして、ブラックはあっさりと自分の場所に戻っていった。そして、僕には、ブラックに全て返すほかに、選択はなかった。

 

~中華レストラン~

他の客たちと一緒に、エレベーターを降りると、「メータニー様のお客様でいらっしゃいますか?」と声を掛けられる。

個室に案内されるホワイト。

 

ホワイト:僕の、ブラックとしての最後の任務が、兄さんの代わりに、母さんと話をすることになるだなんて、思ってもみなかった。

今回は、一体、母さんが本当は何を兄さんに求めてるのか知るためにも、ブラックになり切るよう、ちゃんとやらないと・・・

そう決意を固めるホワイト。

 

テーブルに近づいていくと、「かけなさい」と言うママ。

ここが、最高潮に、この人の柔和な面持ちなんじゃないのかな。

 

ママ「食べながら話しましょう」

ホワイト「俺たちの間に、なにか話すことなんてあるのか?」

 

ママ、ほとんど瞬きしないね。

ママ「あなたに会いに病院に行ったわ。あなたは昏睡状態だった。何も知らないでしょうけど。私が言いたいのはね、母親というものは、子供のことを本気で見捨てるなんてできないってことなの。」

ホワイト「・・・・・・」

ホワイトからしてみれば、久しぶりに顔を見た母なのです。。感無量です。。

 

ママ「どうして、病院を抜け出したの?どうして、ちゃんと回復するまで待てなかったの? また襲われたりするかもしれないと思ったの?」

ホワイト「俺(ブラック)が、街のクズどもと喧嘩したせいで、意識不明になったなんて、本気で信じてるのか?」

ママ「信じたくないからこそ、プロに任せたのよ。自分の行動を振り返ってみなさい。なぜ、ならず者みたいなことをしてるの? いくら助けたくても、限度というものがあるでしょ。もし、私が関与したら、世間からは、私が自分の息子を助けるためにコネを利用し、私的な利益を得たといわれるはずよ。それに、あなたもそんなことは望まないでしょう?

ホワイト「不正と知ってて、問題を無視しているだけだ。それでよく、自分のことを正義の番人だなんて言えるよな。」

 

ママ「好きに考えなさい。今日は、ただ、あなたに警告したかったの。手を出してはいけないところに手を出したら、命を落とすことになるわよ。」

ホワイト「なぜ、俺が死ぬと?」

 

ママ「あなたが何をしようと、物事は変えられないからよ。何一つ変えられないでしょうね。」

ホワイト「なぜ、変えられないんだ?死ぬのはあいつらのほうだ。」

ママ「あなたがしていることからは、何も得られないってわかってるの? もし、あなたが、あの人たちを倒せたとしても、彼らに変わる新しい権力者が現れるだけなの。それが世の常なのよ。」

ホワイト「つまり・・・母さんは、全部知ってるんだ」

ママ「タウィ氏の会社への抗議デモを起こした市民の背後に、誰がいるのかもね」

ホワイト「俺は、誰の黒幕でもない。一般市民が、自身の意志で集まってきたんだ」

ママ「それは、あなた達の都合。大事なのは、彼らがどう考えているか。。彼らは、誰かが旗を振らなければ、市民が蜂起するなんてあり得ないと考えてる。そして、彼らの背後にいる者を排除できれば、デモ隊なんて、たちまち収束するとね

ホワイト「どうして、そんなふうに考えることができるんだ? 間違ってるのに。」

ママ「あなたは監視されてるわ。あなたがしてることは、とても危険なことなのよ。あなたが敵対している相手は、富も権力もある。今、手を引けば、ことは収まるわ。」

ホワイト「ありえない。仲間も俺も、彼らの背後にいるわけじゃない。人々は、何を言おうと立ち上がるさ。もう、みんな、奴がどんなに非道な男なのか、気づいてしまったからな。タウィを倒せば、このムーブメントは終わる」

ママ「終わるわけないでしょう。だから警告してるの。あなたが死ぬのを見たくないからよ。」

ホワイト「今の状況が間違ってるってこと、よくわかってるはずなのに、それでもまだ、そうやって、高見の見物かよ! 母さんは裁判官だろ!」

ママ「・・・・・・」

ホワイト「正義を絶対的なものにできなくて、一体、なんのためにその地位にいるんだ?」

ママ「社会には、独自のバランスというものがあるのよ。全てにおいて意味があるの。」

ホワイト「つまり、いま、まさに起きてることを見ても平気だってことか?」

ママ「ええ、そうよ。私は満足してる。特に変えようとは思わない」

誇りに思い、信じていた母親の口から、その言葉を聞くのは、息子としては耐えられないでしょうね。

 

ホワイト「だったら、あんたには、これ以上、俺に何か言う資格はないな」

 

ママ「それじゃ、私たちが会うのはこれが最後になるわね。今日、ここで話したこと全て、ブラックに伝えなさい

 

ホワイト「・・・・・・!」

 

ママ「私は、あなたの母親なのよ、ホワイト。当然、わかるわ」

 

いつの間にか、こぼれていた涙をぬぐうホワイト。

ホワイト「(母さんの前で)兄さんのふりしても、うまくいった試しがない。いつも見破られる」

 

母親としての情を、ぐっと封印するかのように、身体に力を入れるママ。

 

立ち上がり、ホワイトのそばにやってくるママ。

ママ「ホワイト。あなた、本当に自分が何をやろうとしているのか、わかっているの?危険すぎるわ。この10年間というもの、あなたのお父さんと私が懸命になってやってきたことを無駄にするようなものなのよ。

 

母親の言葉を黙って聞いていたホワイトも、さきほどからの母の考えも踏まえ、もう、息子としての情を捨てる覚悟をしはじめてます。

 

ホワイト「言い訳に利用するの、やめてよ。母さんも父さんも、全然うまくやれてなかったじゃないか。ちゃんとわかってた。ブラックと僕のことがなくても、二人はどっちにせよ、別れてたくせに」

 

ママ「・・・・とにかく、なにがあろうと、もうブラックに関わるのは止めなさい。もし、そうできたら、ロシアにいたときのように、彼らとは何の関係もなくなるわ。あなたまで、ブラックのような無謀な人生を歩む必要なんてないでしょ!」

ホワイト「・・・・・・」

ママ「たとえ、あなたの傍にいてあげられなくても、あなたのことまで失うなんてそんなのは耐えがたいわ」

 

ホワイト「・・・母さんは、それを受け入れなきゃならないと思います」

最後に、ワイをすると立ち上がるホワイト。

 

必死に耐えるママ。

この、無意識に唇を押さえる仕草が、余計なことを言ってはだめ、決して感情的になってはだめ、と律して生きてきた象徴のようで辛いなぁ。

 

一方、ブラックのふりを貫徹することはできなかったけれど、ブラックと同じように、母親と決別することになってしまったホワイト。

もう、お兄ちゃんに、「なにが原因? なんで、母さんと縁切らなきゃいけなかったの?」と、訊ねることはないでしょうね。

 

~大学 演劇練習室~

身体についた赤い塗料を拭きとっているユージン。

「これ、使いなよ」と、ハンカチを渡すグラム。

ユージン「・・・・・・・」

無視されました。

 

それでも、差し出し続けるグラム。

ユージン「いらないわ。ウェットティッシュで拭く方がいいの。ハンカチを汚したくない」

グラム「それでもかまわないよ。謝りにきたんだ。俺の考えなしの行動のせいで、君を怒らせた」

ユージン「もういいって。すんだことよ」

ちゃんと、自分の非を認め、謝ってきたグラムのことを、突き放そうとまでは思ってないユージン。

 

今度のダンスのテーマは、‘’普遍の美‘’ってところかな。

 

ユージン「友達が、私の身体に印をつけて、欠点をあらわにしていくの」

やっぱり、前衛的だなぁ。。

急に、ペンを渡すユージン。

ユージン「あなたが思う、私の欠点に印を描いてみてよ」

 

そんなこと、グラムにできるはずがない。

グラム「君を構成するものは、俺にとって、全部いいものだからね」

 

こういうストレートな言葉は、ちょっとだけ、寂しい女の気持ちを引き寄せる。

でも、それだけで嬉しくなっちゃうほど、単純じゃない。

 

ユージン「私のこと、元気づけるためにそう言ってるのなら、もう気にしないでよ」

 

それを聞き、「やっぱり、描かせて」とペンをとったグラムが、ユージンの腕に描いた文字は・・・

ユージン「いいカッコ? なに、どういう意味?」

グラム「こっちから読むと、‘‘かっこいい‘’(意訳だよてへぺろ

 

ユージン「ちょっとマジで? 今どき、まだ、こんなこと言う人いるの?」

本当は、どんなギャグなんだろう? 知りたいな(笑)

 

グラム「笑わせたかったんだよ。君の笑顔が好きなんだ」

 

相手が自分に求めていること、そして、自分が恋愛に求めているものはなんなのか、女なら考えるよね。

 

一応、ここで流されず、手を離すユージンは、いい加減な子じゃないと思います。

ユージン「ごめん。グラム。今日は先に帰って」

 

帰っていくグラムを目で追うユージン。

 

~修理工場~

真剣な表情で、シャドーボクシングをしているショーン。

そこに、クンパーが戻ってくる。

 

スパーリングの相手を頼むショーン。

クンパー「なんで、こんな早くからトレーニングを?」

ショーン「昨日、尾行された」

驚くクンパー。

クンパー「どんなふうに?」

ショーン「ブラックと俺がここに来る途中、車で追ってきた。もう、決着をつけたい。兄貴はどう思う? それとも、まだ、おとなしくしてるべきか?」

クンパー「ここまで来たんだ。お前、自分が本気で、これ以上、おとなしくし続けていられると思うか? どうだ?」

そんなの無理にきまってるだろ、って感じのショーン。

なにげにこういう表情に弱い。← びびの自己申告。(笑)

 

スパーリングを始めるショーン。

 

クンパー「で、どうするんだ? 倉庫の件、なにか見つけられたか?」

ショーン「警備は厳重だ。中に侵入して、ヤクを全部持ち出すのは至難の業だ」

あら、監視する時間、あったんですね(笑)ニヤリ

 

クンパー「中に入れないなら、引っ張り出すしかないな」

ショーン「どうやって?」

 

真剣な眼差しをショーンに向けるクンパー。

パタヤで、いかなる売春も高額な宝くじを警察が見つけられない理由は、警察内部の人間が情報を流すから、皆、摘発前には逃亡済み。

パタヤって地名が出てきたから、思わず、え?ここ、パタヤなの?って思っちゃったじゃん!(苦笑)

不正の温床の象徴ってことでしょうか。

 

つまり、事前に偽の摘発情報を流し、タウィに、その期間、麻薬を別の場所に移動させられれば、そこを狙って麻薬を強奪し、彼の悪事を暴くことができる、という作戦です。

ただし、それには、一つ難問が。。。

クンパー「警察内部の協力者が必要だ」

 

作戦の内容について考えてるうちに、動きをとめてしまうショーン。

隙をつき、ミットで脇腹を殴るクンパー。

クンパー「ショーン、集中しろ。用心深くして、警戒をゆるめるな!」

 

警察を絡めるこの計画に対し、抵抗するショーン。

ショーン「他に、別の作戦ないのかよ?」

クンパー「今、考えうるのはこれだけだな」

おびき出すには、餌が必要だ、と説明するクンパー。

クンパー「(自分たちに味方する)まともな警官だって一人くらいいるだろう」

 

ふふふ、この場面は、デーンを引き入れるためのお膳立てが揃いすぎていて、ちょっとおかしい。(笑)

 

ショーン「俺は、警察なんか、絶対信用しねぇ」

取り付く島もないショーンに、それ以上、何も言えなくなるクンパー。

この人が、目的のためなら手段選ばずタイプじゃなくて、ちょっと、ほっとする時ある。。

 

ヨック「俺、タウィに逆らおうとしてる、まともな警官を知ってるぞ」

そういって、入ってきたヨック。

ヨック「俺たちと一緒に組みたがっている」

ショーン「お前、気は確かか?俺たちの活動に賛同する警官なんかいるものか!」

ヨック「彼は信用できる。俺たちの考えに共感してるんだ。」

 

何を根拠に、と、まともに相手をしないショーン。

 

ヨック「タウィの別荘を放火した日、そこに居合わせたUNARって画家のことを覚えてるか?」

ショーン「そいつには一切関わるな、と言ったよな?」

ヨック「俺は、お前の指示を聞くのが気に入らないんだよ!」

 

ケンカ腰になってきた二人に、落ち着け、と仲裁に入るクンパー。

 

クンパー「ヨック、その警官について、もう少し詳しく聞かせてくれ」

 

ヨック「俺、彼に会ったんだ。ただの壁画アーティストじゃなくて、警察官だった。」

ショーン「お前、俺たちまで危険にさらす気か?」

ヨック「俺たち全員、どんなリスクも共にするって同意したんじゃなかったのか?」

ショーン「これは、そういう危機とはわけが違う!奴は部外者で、しかも警官だぞ。みんなを、地獄に道連れにする気かよ!」

 

ヨック「彼は、信頼に値する。俺の命をかけて保障する」

ショーン「おい!」

ヨック「俺、今日、尾行された。もし、彼に助けてもらわなかったら、俺は今頃、捕まってたよ」

クンパー「ヨック、ちょっと落ち着け。ほかの奴らを待って、話し合おう」

ヨック「もし、彼がなにか怪しまれるようなことをしたら、俺が責任取る。このチームからも抜ける」

もう、ヨックの、デーンに寄せる全幅の信頼の言葉が熱すぎて、こっちまで燃え移りそうです。

 

ショーン「・・・・・・・」

さすがのショーンも、一瞬絶句です。

いまだかつて、こんなに、激しく主張するヨックを見たことがあっただろうか・・・って感じですね。

 

ショーン「お前、バカか! なんで、そこまで信用するんだよ!」

ヨック「そうじゃなければ、ここに連れてきたりしない」

ショーン「・・・・・・」

 

連れてきただとはてなマーク

 

ヨック「入ってきて、P’」

 

呼ばれて、ゆっくりと入ってきたデーン。

 

ショーン「そこで、停まれ」

言われたとおり、止まるデーン。

ここで、ショーンを確認したんだ、と思うと、この時のデーンの気持ちが・・・(号泣)

 

ショーン「一歩でも近づいたら、叩きのめすぞ」

ヨック「いいから、こっち来て! P’」

ショーンの言葉など、お構いなしです。

くぅ~~~~!!

男前なヨック。

 

ここね、カメラは、デーンの眼なの。

一歩ずつ近づいてくるデーンの視線が、ただ、ひたすら、まっすぐに、ショーンをとらえてる・・・この撮り方が素晴らしい。

 

挑みかかろうとするショーンを後ろから押さえるクンパーと、前に出ようとするヨックが同時。

クンパー「落ち着け。彼の話も聞こう」

 

ショーン「ヨック、くそったれが!」

承服しかねるショーンが悪態をつきます。

 

ヨック「彼は、反政府の画家UNARで、警察の警部補だ。(デーンに向きなおり) こっちは、クンパー、この修理工場のオーナーだ。そして、こっちはショーン。」

 

ショーン「とにかく、お前の友達とやらと一緒に消えろ」

デーン「外で待ってるよ」

ヨック「ダメだ。ここにいて」← ここにいろ!くらいの感じですけどね。

ショーンを挑むように、見据えながら、一歩も引くことなく、

デーンに指示するヨック。

ここのヨックも、はなまる合格あげたい!!

このカップル、一応、イニシアチブはヨックにあるみたいです(笑)

 

ショーン「ヒアは?」

クンパー「俺はあくまでも提案者だ。受け入れるか、放っておくか、お前次第だな」

ヨック「もし、お前が反対するなら、俺の挑戦、受けてみろ」

ショーン「何する気だ? 別にいいぞ。かかってこい」

 

あれ、いつのまにか、デーン、いなくなってたのかな?

 

結局、ボクシング(ムエタイ)の試合だそうです。

3ポイントマッチです。

どんな形であれ、床に手をついたら、マイナス1ポイント。

 

ショーン「俺が、警官嫌いだってこと、知ってるだろ!」

ヨック「偏見は捨てろ。チャンスくらい与えてもいいだろ」

会話しながら、腕を合わせていく。

 

だんだん、本格的に攻撃をしかけていく二人。

ヨックからしてみれば、「絶対に負けられない戦いが、そこにはある」です。

なにせ、相手はショーン。

繰り出すパンチに容赦がないのは、それだけ、余裕がないのです。

ヨックが先制点を取り、引き続き、ショーンを投げ飛ばし、再ポイントを取り、0-2。

よくがんばってます。

 

そこからは、もう、ガチです。

 

我を忘れ、狂ったようにヨックを殴り続けるショーン。

ふらふらして立ち上がれないヨックめがけて、更に攻撃を続けようとするショーンを止めるクンパー。

クンパー「ショーン、よせ!!」

 

ショーンのかかと落としのキックが、完全にヨックをダウンさせました。

ショーン「もう勝負ついたよな?」

 

今までも、チラチラとは見えていた、ヨックの右脇腹の、『母』と漢字一文字、大きく彫られたタトゥーが、ドーンと主張します。

ヨックの、人生も想いも、全てがここに集約・帰結してるって感じです。

 

魂が繋がる相手はブラックだと思っていたけれど、自分にとって特別な人もまたそういう相手なんだ、って、ホワイトが気づく場面がありましたが、ヨックもまた、今までは、お母さんのことが一番大切で、それを身体に刻んだけれど、それと同等の人が出来て、その人を仲間に認めてほしくて必死で戦ったんだな、って、その持って行き場のない悔しさに、切なくなります。

 

ヨックを助け起こし、首回りの様子などを確認するクンパー。

 

幸い、脳震盪は起こさず、意識はあります。

ソファに横たわらせると、常軌を逸したようなやり口をみせたショーンを睨みつける。

 

やりすぎた、って思っても、謝罪はできないのです。

いじっぱりでごめん。

 

ここで切ります。

 


★『NOT ME』10(前半)雑感★ 

 

ホワイトと、ママの対峙シーン。

私、このドラマで、このママが、一番、難解な人物だと思ってました。

(じゃ、パパはどうなんだ?と問われると、言葉に詰まりますが、あの方は、いい意味でとてもシンプルなので扱いが違います。あと、ドラマ的にややこしくなるかもしれないですが、よく再婚しなかったなぁ・・と思ったりもしました)

 

愛する子供たちに、いい環境を与え、いい教育を受けさせ、将来的にも、いい生活を送らせること。

それを願わない親はいないけれど、砂上の楼閣に立ち、目をつぶりながら、子育てをするのはとても歪つな行為だし、自分の中の“母親”の部分って理屈じゃないからね。

そりゃ、子供だって、そんな歪つさを、敏感に感じ取るよ。

でも、タイとロシア、離れたところで暮らしていても、ちゃんと不正を憎む息子たちに育てあげたこの夫婦の子育ては、反面、成功とも言えるのかもね。

皮肉と言えば、これ以上ないくらいの痛烈な皮肉かな。

 

双子は、身を切るような思いで、母と決別をした形になってますが、変革に立ちはだかる敵は、権力者ではなく、身近な人がストッパーであることが多いのかもしれません。

ある意味、敵対関係として描かれたタウィより、残酷な描かれ方のような気がします。

苦労して手に入れた今の生活を維持すると決めたために、それ以上の大きな代償を支払うことになってしまった人に対して、急に「ありきたりな母性」を前面に押し出し、免罪符を与えなかった描き方に、いち視聴者としては賞賛したいけれど、実際には、ここにも意図があるのかもしれないですね。


他のシーンも、盛り沢山すぎて、気づけば、ほとんど筋追ってますね。

うまいこと、まとめられなくて、すみません。

★『NOT ME』10(後半)に続く★ 

ちなみに、サムネは、スキットルです。