そういえば、全然『NOT ME』とは関係ないんですけど、みなしょーこと『みなと商事コインランドリー2』が7/5からスタートだそうで、

楽しみにされてる方も多いですよね。ウインク

 

しかも、

『U-NEXTは、2023年7月5日(水)21時よりテレビ東京でドラマNEXT枠として放送される『みなと商事コインランドリー2』を見放題で独占先行配信いたします。

地上波放送に先駆けて『みなと商事コインランドリー2』第1話・第2話を独占先行配信いたします。以降は、各話放送の前週水曜21時より配信いたしますので、放送を観た方が配信ですぐに次のエピソードをお楽しみいただけます。』

だそうです。

これ、テレ東の本放送よりも、早くに配信するってことでしょ!!びっくり

同時配信なら、まだわかるが・・・(笑)

見放題という文字も見逃せなかったけど(笑)

 

ファンの方々が、たくさんリクエストを出された成果かしら。

ありがたや、ありがたや。

本当にありがとうございます!

 

6/29【追記】

TVerで「みなと商事コインランドリー」配信してます。

▼配信スケジュール
#1、2:6/22(木)17:00~
#3、4:6/29(木)17:00~
#5、6:7/04(火)17:00~
#7、8:7/10(月)17:00~
#9、10:7/15(土)17:00~
#11、12:7/21(金)17:00~
※配信時期については変更の可能性がございます。ご了承ください。

 

コメント欄より、教えていただきました。 美雄さんSpecial Thanks!

 

7/3【追記2】

なんかね、テレ東って、私の、想定の斜め上を行くから大好き(笑)

一気に3話ずつアップだから、Tver追い抜いたよ(笑)

 

再生リスト:   • 🌻みなと商事コインランドリー  

 

#7以降も、順次、配信されると思います。

 

 

それから『Choco Milk Shake』も続編をやるらしい、と、小耳にはさみました。

まだ、配信時期など未定のようですが、また、クリスマスあたりかな?(笑)

俳優は全員、引き続き同役でのキャスティングとかって、私も人のうわさで聞いただけで、公式なニュースリソースではないのでとりあえず、詳細報道を待っているところです。

今度は、Milkとサムチュンの続きが見たいぞっと!

 

 

では、いつものご注意をば・・・。

なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 

『NOT ME

原題:เขา...ไม่ใช่ผม

原作:++saisioo++

 (GMM 25 2021/12/12-2022/03/20 全14話×45分)

13+

 

前記事を未読の方はこちらから

Ep.01 02

 

 

3話 ダンスはうまく踊れない 

 

バイクと一体になることを覚えたホワイト。

修理工場までの道、ホワイト先導で到着しました(笑)

 

ショーン「お前を先に行かせたんだ。」

ホワイト「それでも、負けだろ」

ショーン「・・・ああ、俺が負けたよ、だから?」

ショーンにデコピンすると、

工場には入らず、バイクで走り去るホワイト。

 

家に戻る途中、車の中で、自分の服に着替え、ピアスを外し、眼鏡をかけ、本来のホワイトの姿に戻る。

 

~ホワイトの自宅~

家では、豪華なディナーと父が待っている。

発表前に、息子の筆記試験の結果を入手できる父。

 

この身構えた感じ。

もうすでに、ホワイトの心には、父親の特権思考に拒絶が芽生えはじめているね。

 

父の言いたい言葉をまとめると、面接試験は問題さえ起こさなければ合格する。要は、自分の考えを主張せず、年長のモノや上のモノとうまくやれ、個人の考えではなく、双方が満足する答えを見つけろ、という官僚そのもの。

不本意の塊。

 

ここでは、一応、作り笑いをしてみせるものの、もう、そんな風に、社会の問題点に目を反らしてきたホワイトには戻れない。

 

~飲食店~

壁面に、絵を描いているナモー。

ライブハウス的な店なのかな。

下絵を投影して、位置決めするのね。

 

ギターを弾きながら、なにか考えていたショーンが、「壁の落書きをやめようと思ったことはあるか?人に迷惑かけるから、こんなことすべきじゃない、とか、考えたりするか?」とナモーに訊ねる。

バカじゃないの、ありえない、と一笑に付すナモー。

なにかあったの?って、ちゃんと、ショーンの抱えてる問題を聞き出そうとしてくれる。

ショーンみたいな人間に、こういう人は貴重だよね。

だから、一緒にいるんだろうなぁ。

ショーン「別に。ただ、ブラックが変わった。あいつらしくない」

ナモー「彼のことは良く知らないけど、二人で話し合ってみたら?」

ショーン「無理だね」

ナモー「だったら、別の方法を探すべきね」

大人な対応のナモー。

 

そこに、ヨックがやってくる。

ナモーに、UNARというアーティストを知ってるか?と例の壁画アーティストのことを聞きに来た様子。

かなり有名な、社会風刺の作品系アーティストで、権力者の手下に作品を消されてる、と教えられる。

ヨック「知り合いか?」

かなり切実な調子で尋ねるヨック。

 

UNARのことは、誰もしらない。SNSには、たくさん彼の写真がアップされているけれど、彼のIGは作品発表専用で、アカウントは亡くなった外国人のものらしく、おそらく偽アカ。

正体を明かさないアーティスト。

 

ショーンに、別荘の侵入者は、そのUNARだと説明し、タウィの手下じゃない、仲間に引き入れたいと、話をする。

 

やめとけ。正体を隠して抗議の絵を描くのが、そいつのやり方なんだろう。自分たちとは違う。

そう言って、ヨックを諭すショーン。

ショーンの言うことも理解できるが、正直、気落ちするヨック。

 

~ヨックの自宅~

そんなヨックには、ろうあ者の母親がいる。

(ヨックのタトゥーの鳥は彼のモティーフ。右脇には、漢字で、母っていう大きめのタトゥーも入ってるよね)

 

せっかく就いたばかりの仕事も、それを理由に簡単に解雇される、弱い立場。

 

労働局に訴えようというヨックを引き留める母。

ヨックが、代わりに自分が代わりに働く、と申し出ても、普通の人のように働けるのだから、外に出たい、と主張する。

母親をバカにされるのがたまらない息子と、だからこそ、ちゃんと働けるところを見せたいという母。

 

たしかに、この母子を取り巻く境遇も環境も客観的に見て、恵まれているとは言い難いけれど、ヨックは、こんなに清廉でまっすぐな自尊心を持つお母さんが身近にいて、素晴らしいよね。

決して、人を悪く言ったりしないし。。

そういうお母さんを見ているからこそ、ヨックも、これは個人の努力とかっていう問題ではなくて、社会の変革が必要なんだっていう信念のもと、この活動に参加してるんだろうなぁ。

 

そして、境遇だけ見たら、その対極にいるのが、ブラック(ホワイト)の家庭ってわけね。

 

~ホワイトの面接試験~

筆記試験の時に出会った学生と再会するホワイト。

 

面接そのものよりも、実際に働きはじめた時のほうが心配だ、というホワイトに対して、受かる前提なんだな、と感心する学生。

一瞬、その意味に気づかないホワイト。

心のどこかで、成績優秀なホワイト自身、自信もあっただろうし、受からないという想像はしてなかったんでしょう。

 

自分は、特権階級の家の子供のように、便宜を図ってもらえないから、自分の能力で戦うしかない、と語る学生の言葉で、ようやく、その特権階級の家の子供とは自分も含まれるのだ、と、つながったホワイト。

 

ホワイト「それでも、試験自体は公平だろう。本当に、国のために働く能力があるものが外交官になれるのだから」

学生「一理あるが、別の側面を見たほうがいい。そもそも、この試験自体が、誰でもが受けられるわけじゃない。この国では、教育の機会は平等に与えられているとは言えないからね

 

呼び出された際のホワイトの姓を聞いた学生が、「アドゥン大使と関係が?」と質問してくる。

「父だ」

あ~~~、と、なんとも言えない顔をする学生。

学生「受かる前提で話をして当然だな。面接がんばって・・」

 

ここのホワイトの、せっかく同じ道を目指せる知り合いが出来たと思ったのに、自分に向けられた一瞬の敵愾心や嫉妬やら、濁ったものをぐっと飲み込む演技、さすが、Gun!

 

同時に、ホワイトが席を立ったあと、この人がこんな表情になるのもわかるよね。

 

僕が特権を受けてきた一方、その陰で、犠牲になった人がいる

 

面接試験が始まると、先日、食事を共にした、父の元部下が面接官として出迎える。

終始、友好的な面接官'S。

「もし、ユネスコが、国内の人権問題を理由に、タイを世界遺産の候補から外した場合、君ならば、外交官として、人々にどのように説明するかね?」

考えるホワイト。

さて、ホワイトはどういうふうに回答したのか、は、のちほど。

 

~修理工場~

クンパー相手に、ヨックがボクシングのスパーリングをしていると、ホワイトがやってくる。

面接が終わってから来た・・ということですね。

 

ヨックと打ちあいをしろ、と言われ、あとに引けないホワイト。

そこに、ショーンが「待て、自分が相手になる」と二階から降りてくる。

 

なぜか、この間のデコピンの仕返しだ、といきなり、首をホールドしてくるショーン。

激しく抵抗するホワイト。

突然、始まったイチャコラ、失礼、ちょっと荒めなスキンシップ劇場に、戸惑う観客たち(笑)

↓ ↓ ↓

オレタチハナニヲミセラレテイルノダロウ?

ヨック「これ、なに?」

クンパー「さぁ・・とりあえず、見てたらわかるんじゃないか」

 

ブラックと違って、殴り合いなんてしたことないのに、いきなり、ショーンから連打され、鼻血を出しながら防御一方。

 

途中のホワイトの視線が、どう見ても、ショーンにすがってるように見えてしまう。

こんなのどう見ても、「マジで恋する5秒前」

 ◯末ちゃんは関係ないです。

 

結果、簡単に、ノックダウンされてしまう。

ショーンの様子だけを見てると、恋に目覚めていく人って感じで、

そして、当然のごとく、お姫様だっこです。😁💨💨

 

ノックダウンされたブラックなんて、ヨックが嬉々として写真撮っちゃうくらい、レアなのだ。🤭

本物のブラックが知ったら、まじで発狂ものだよ。

 

冷たい缶ジュース(スポンサー様のやつ)を首元に当てられ、気がつくホワイト。

ショーンの缶ジュースを取り上げて飲み始める。

びびは、とっくに中学生は卒業してるので、間接キッスがど~のこ~のなんて、大騒ぎしないわよ。(笑)

 

傷の手当をされながら、お互い、なんとも妙な気分になってくる。

 

その後、ブラックとだけ、話をするクンパー。

かねてから、ブラックに、銃の撃ち方を教えていたらしい。

 

クンパー「人を傷つけるためじゃなく、お前自身を護れるように教えてるんだ。」

 

この人、ブラックたちの活動には直接関わらないけれど、彼らの(特にブラックの)主旨は理解を示して協力してあげてる感じなのかな。自分は自分で、特殊部隊出身だった、とか、本格的なレジスタンス活動とかやってる(もしくは、やってた)感じがします。

 

銃を構えさせたときに、ホワイトの手に触れたクンパー。

 

後々明らかになりますが、ここで、ブラックじゃない、と確信したみたいです。

なにか、理由があるんだろう、と、ここでは黙っておくことに。

 

ただし、(明らかに弱くなった)ブラックに、俺と修理工場に住めというクンパー。

ホワイト「なぜ?」

クンパー「前と同じようになるまで、鍛えてやる。目にも身体にも精神にも、力がない。他の奴らは誤魔化せても、俺にはわかる。」

 

即答は避けるホワイト。

 

わざわざ、「俺はクンパー、ここのオーナーだ。一緒にすむほうがいろいろ都合がいい」

ブラックだと思ってたら、自己紹介なんてしないでしょ。

その真意をはかるようなホワイト。

 

銃をぶっぱなすクンパー。

 

~ホワイトの自宅~

今日も、途中で着替えてから、帰宅するホワイト。

 

今日も待ち構えていた父親。

先日とは、雰囲気が違って不機嫌です。

 

面接試験のホワイトの返答に関し、ちょっと問題になったようだ、と告げる父。

ホワイト「ああ、そのことですか・・」

今までにないホワイトの態度に、立ち上がっちゃう父。

 

どのように答えたのだ、と問う父に対して、

ホワイト「まずは、人権侵害に関する問題があることを認めなければならない、と答えました。責任をもって、すぐさま、その問題を解決すること。そうすれば、その後、再エントリーされるかもしれません。そうでなければ、世界遺産に登録される意味がないでしょう」

 

(外交官として国益を考える立場なら)タイは国際規範に則っていると答えなければならない。ここでは、タイの実情ではなく、理想に即した形で答えるのが、正答だと説明する父。

 

ホワイト「事実と違うことなんて、言えません」


 

父「外交官は、裁判官のように、善悪の判断を求められていない。国益を最大限にまもることだ」

 

ああ、ここで、裁判官の職務を引き合いに出すことで、別れた奥さんと相いれなかったことも表現してるのかしら。たぶん、ある意味、価値観が似たもの同士だから、反発するタイプの夫婦でしょ(苦笑)

 

ホワイト「でも、父さん、国益を守るためにも、人権を守るべきでしょう。国民と国家は同じものです」

 

父「お前はわかってない!」

「わかってますよ、不合格だったんでしょう?」と訊ねるホワイト。

 

それに反し、「全問正解で、合格した。勇敢だ、という評価をされたが、それは、お前だからだ。」と答える父。

 

他の人だって、必死に努力してるのに、父さんはコネを使ったんだ、と、はじめて父を非難したホワイトの悲痛な言葉は、父親には伝わらない。

結局、言い争ったまま、家を飛び出していくホワイト。

 

パパ、ショック。

 

 

~修理工場~

ブラックのバイクで現れたホワイトを出迎えるクンパー。

 

結局、こうなることになっていた(苦笑)

 

イラつく心を静めるために、サンドバッグに向かうホワイト。

 

遅れてきた反抗期ってところかしら。

 

ホワイト:誰もが、何らかの形で競い合ってるんだ。負け犬になんてなりたくない。

 

生れてきた時から、ずっとめぐまれてきた。ほかの人よりもゴールに近かった。

ルールなんてものは、明らかに不公平なものだ。

自分の存在が、この国が抱える問題の一部だったと気づけていなかったことが許せない

 

ただ、闇雲に、無茶苦茶に、サンドバッグを叩きのめすホワイト。

ホワイトが、ここまで、激しい感情をぶつけるなんて、本当に、ブラックとすり替わってから、経験値急上昇だよね。

 

そして、そんなとき、また一つ、UNARの作品がこの世に生まれた。

「特権階級のダンス」

少数の踊ってる人たちを支えてる、多くの国民。

前列に、どうみても、チュラ大の卒業ガウンを着てるとしか見えない人がいます。

大学を出ただけじゃだめってことなんでしょうか。

すみません。いろいろ迷ったんですが、TayNewにモデルになっていただきました。← 出したかっただけでしょ(笑)

 

アップされた投稿を見て、

タウィのスポーツ施設だと気づき、バイクを走らせるヨック。

 

すでに、数人が集まっている。

ふと周囲を見回すヨック。

 

物陰からじっと見ている男に気づく。

なんか、これ、『第三の男』っぽくない?(笑)

いや、暗闇の中にいた状況とか全然違ってて、内容的にはカスりもしてないんだけどね。

 

あの顔・・・アイツだ!

 

防塵マスクを外した顔。

 

必死に追いかけるが、袋小路の草むらで見失う。

その時、背後に気配を感じ、振り返ると、銃を向けられているヨック。

 

目の前に、銃を突きつけられても、不思議と恐れてない・・って感じのヨックの眼がいいの。

 

UNAR「俺を追うな。殺したくない」

そう言って、走りさるのを黙って見ているヨック。

 

~修理工場~

父親に反発し、家を飛び出してきたというタイミングで、修理工場に住むことになったホワイト。

ショーンと同じ部屋だと言われ、布団も一式渡される。

 

でも、仕方ない。

ここでは、クンパー兄さんの言うことは絶対だから。(笑)

 

結局、一つ屋根の下どころか、同じ部屋よ。

いうなれば、それは、禁断のルームメイト。(笑)

BLでも、一つのジャンルとして確立してる“ルーミー”(笑)

私にとって、この上もなくおいしい、しかない。

狭い部屋だと、なににつけ、距離も近いしね(笑)

 

ま、言い争いという名の、どうでもいい会話をしてますが、もう、最初の頃の、殺伐とした感じはないです。

 

この歯ブラシとか、どうしたんだろう?(笑)

いや、スポンサーだよね、ということが言いたいわけじゃなくて・・・。

 

ショーンも、あとから、タオルをもってきてあげたり、わりあい、面倒見いい(笑)

 

シャツだって脱ぐの手伝ってやったのに・・とか、聞き捨てならないことを言ってますけど(笑)、一応、そういった細かな生活用品の準備シーンは省略されてる前提ってことでいいんでしょうか。

く~、そっちが見たかったぜぃ。

 

最初、部屋で、ベッドの上を片付ける時だって、手のやけどのせいで、あまり、右手が使えてなかったのを、ショーンがチラ見してたっていうフラグは立ってました。

 

タオルの引っ張り合いをするガキみたいな二人に、

ドラマの神様は、ハプニングをプレゼント。

更に、

見えた?

ん? いや・・・いつもどおりだな ← こら!!物申す

だって、どうみてもこの視線は「凝視」という奴では・・・。

ま、これくらいじゃ、まだまだですね(笑)

 

浴室から戻ってきたホワイトが、几帳面に、ベッド周りを整えているのを黙って見ているショーン。

逆に、すでに、ベッドに入り、本を読んでいるショーンが気になるホワイト。

 

ホワイト「読書家だな・・・」

ショーン「なんでだ? 俺みたいなのは、本なんて読むように見えないのか?」

そうじゃない、ただ意外だっただけだ、というホワイトに、これでも必死でがんばらないとな・・と答えるショーン。

 

ショーン「読書すればするほど、知識は増える。俺には、お前みたいに、裁判官のおふくろなんていないからな。」

 

そういう目で見られてるのは、自分だけじゃなかった、と、密かに気づくホワイト。

ブラックだってそうだったんだ。

 

ホワイト「母親のことは持ち出すな。俺の人生には関係ない」

 

でも、それは、持っている者だから言えること。

 

人生においても、資本力がものを言う。

 

持たざる者から言わせれば、ブラック/ホワイトの人生は、生れた時にすでに、(嫌な言葉だけど)親ガチャに成功した部類。

大使と裁判官の子供なんて、まさに、銀の匙をくわえて生まれてきたベイビーよ。

 

昔から、搾取を嫌っていたブラックには、自分がそっち側の人間だなんて耐えがたかったに違いない。

子供の頃のホワイトを護るという名目だけじゃなく、タイに残ってもなお、ずっと闘い続けてきたんだろう。

この活動のリーダー的な存在になったのも、反対側の世界に身を置き、社会を変えようとしたからだ、と、ショーンの言葉から、気づいていくホワイト。

 

気づかせてくれる存在は大事です。

 

ホワイト:俺の選択が正しかったということを、ショーンの言葉が認めてくれたようなものだ。

公正な競争は、公正なルールがあってこそ生まれるものだから。

でも、そのルールが公正ではなかったらどうする?

不平等なルールは、壊すべきじゃないのか。

 

夜更け、目を覚ましたホワイトは、ショーンの鞄の中をあさる。

 

眠りが浅いのか、ショーンも目を覚ます。

手フェチとしては、Offの手と指の綺麗さを今のうちに言っておかねば。

あと、身体のラインがね、まるで、線画のようにシャープで、人間離れしてるのよ。

 

いつのまにか、背後にショーン。

「おい、何してる!」

咄嗟に、バッグの中にあった、ナッツを食べるホワイト。

 

ホワイト「何も食べてないから、腹へっちゃって・・・」

 

誤魔化せたといっていいのか、「妙なことをしないように、手を掴んで寝る」と言い出したショーン。

いや、ちょっと待て。

私は嬉しいが・・普通、そうはならないだろうに。。。

 

ぎゅっと、手首を掴まれたまま、横になる二人。

(3話おわり )

 

★『NOT ME』3話雑感★ 

 
この3話は、ホワイトが、特権階級を否定する側に回る流れをちゃんと描いていて、もう、ブラックに成り代わり、犯人を捜すという目的のみで動いているわけではないと、ドラマのポイントが移行してきた感じですね。
 
対する皆の反応も、元来、素直なのかなんなのか、最近、ブラック変だけど、どうしちゃったんだろうねぇ、まぁそんなもんか、な感じで、落ち着きつつあり、呆れを通りこして、苦笑いしかない。
もうちょっと、つっこんで考えなよ。
┐(´∀`)┌
そういう点では、クンパー兄はさすがだけど、たぶん、この人、本格的に裏側を洗いだしたら、かなりヤバイ人なんじゃなかろうか。
 
というわけで、それぞれ、胸に秘めた社会に対するいろんな思いが、交差しつつある時期ですね。
Gunの、ホワイトの心の軌跡の見せ方が秀逸すぎて、ここに至るまでの間も、特に大きな不自然さとかないですもんね。

最初は、ブラックのために奮闘するホワイトを見ていたのに、気づけば、社会が抱える問題点に自然に目を向かされている感じ。

 
そして、ほんと、私は、Offのことを見ると、ラブな目になってしまっていけない、いけない。
でも、しかたない。
ここ5年くらい、ドラマ以外でも、この人の、GMM内のイベントや、各種インタビューでの公的な発言を聞いてきたけれど、テイタワンとは違う意味で(笑)、TOPを張るかっこよさみたいなものを実感しちゃうんですよ。それになにより、いろんな面を持ってるでしょ?
 
それから、ヨックよ!
あんな火事場の中で、一目ぼれのように、UNARの作品とUNAR本人に惹かれるくらいだから、十分、アーティスト気質も持っているヨックだけど、精神的にタフで、リアリストな一面もある理由として、ヨックの家庭の事情もちゃんと描いている。
お母さんのことは、原動力でもあり、抑止力でもある。
ヨックとデーン/UNARのシーンが待ち遠しい。