「織姫ネタ」に、さまざま反応いただき、ありがとうございました。

1年の短さが、年々、身に染みます。

ですが、継続は力なり(笑)

リニューアルするかどうかは神のみぞ知るですね。 (*^▽^*)

 

今日も長いので、さっさと本編に進みます。

 

では、いつものご注意をば・・・。

なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 

『NOT ME

原題:เขา...ไม่ใช่ผม

原作:++saisioo++

 (GMM 25 2021/12/12-2022/03/20 全14話×45分)

13+

 

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Ep.01 02 03 04 05

 

 

6話 苦い夜 

 

電話口で、いきなり途絶えたショーンの声を聞き、急遽、修理工場に戻ってきたホワイトが、背後から近づいてきた黒づくめの男たちに、捕まったところが前回のラストでした。

 

気付けば、後ろ手と足をしばられ、床に転がされていたホワイト。

ショーンが隣で同じように縛られているのに気づく。

縄をほどこうとしていると、男たちに気づかれてしまう。

 

正体不明の男たちから、タウィの工場襲撃について、仲間の情報を言え、と脅されるホワイト。

相手は、遠慮なく、銃をぶっ放してきて、そのねらいは、ショーンへ。

友達を救いたければ、3つ数えるうちに言え、と言われ、ギリギリまで躊躇していたけれど、結局、グラムやヨック、クンパーの名前を出すホワイト。

 

その瞬間、「くっそ!」と顔を背け、失望のあまり、目を閉じるショーン。

それと同時に、「こいつ、よくも仲間を売ったな!」と飛び出してきたヨック。

 

ヨックに責められて、ようやく、自分が騙されたことに気づいたホワイト。

ホワイト「だましたのか?」

クンパー「違う、お前を試したんだ」

結局、この人も、大人とはいえ、そういう過激派みたいな価値観で動いてるんだね。

 

全ては、ブラック(ホワイト)に任務を任せてもいいか、疑いを持ったショーンの発案でした。

 

ブラック「お前を助けたくて喋ったんだ。お前の命に代えられるものなんて、この世にない!」

ショーン「・・・・・・・」

このホワイトの心からの言葉の重みが、ショーンに伝わり、その言葉を失わせたのならいいんだけど。

 

ホワイト:その瞬間、彼が勇気だというなら、自分は恐怖になるべきなのだ、と自覚したんだ。それが、自分たちが達成したい目標のためならば・・・<5話>

あの訓練で、ホワイトの行動の指針は、決まったようなものだから。

 

とはいえ、肝心なのは、今後について話し合いです。

だまし討ちを受けたことに、ショックを隠せないホワイト。

ホワイト「ここまでする必要あったのか?」

 

工場を襲撃した際に、絶対に、俺たちの身元をばらすな!!、と厳命するヨック。

ブラック「仲間を助けるためだ。それに、俺たちが何者なのか、誰にも知られずに、全員が死ぬよりはましだ」

 ヨック「・・・・・・」

 

ここで、はじめて、自分たちの抗議行動が、ただ闇に葬られるだけの“犬死に”になる可能性もあることに気づいたふうのヨック。

 

今度は、グラムの追求です。

グラム「俺の家で、何をさぐろうとしてた? 目的はなんだ?」

 

ホワイトとしては、自分たちのこの(工場襲撃という)行動が、一般市民の目に正しいと評価されるものなのか、無意味なことをしてるんじゃないのか、確証を得たいのだ、人々は、ただ、俺たちがタウィのことを気に入らなくて、彼を攻撃した、と思うかもしれない。明確な主張がなければ、人々の支持も共感は得られない、と説明する。

 

一瞬、黙ってしまうヨックとグラム。

 

ヨック「こいつの言うことも一理ある。突っ走るだけじゃ、結果は目に見えてる。俺は、ブラックに戻ってもらいたい」

グラムも、ブラックの意見は納得がいく、と賛成する。

 

ようやく話し合いの場に姿を見せたショーンも、一応、ブラックの参加は認めてはいる。

ショーン「納得はできても正しいとは言えない。訓練じゃないんだ。誰かが捕まっても助けようと思うなよ。

 

 ショーンの工場襲撃計画の詳細とは、タウィの飲料工場に忍び込み、異物を混入するというもの。

 

ただ、苦みがあるだけで人体に害はなく、商品の評判を落とすのが目的だ、これが最善だ、と言い切るショーン。

 

ホワイト「なぜ、事前に説明しなかった?」

ブラック(ホワイト)を試すために、計画の詳細を告げなかった、失敗は許されないからな、というショーン。

 

ホワイト「だが、世間は、(異物を混入したという)行動だけを見る。俺たちの行動に疑問を抱いたらどうするつもりだ?」

ショーン「なんと思われようとかまわない。」

ホワイト「それじゃ、俺たちが最も忌み嫌うあいつらとどこが違うって言うんだ? その境界線はどこにある?」

ショーン「おまえみたいな奴が、この俺に、境界線なんて、よく説教できるよな?」

 

この計画に並々ならぬ思い入れのあるショーン。

タウィを陥れられるのなら、自分の命を投げ出すことも辞さない、という。

 

言うことだけ言って、席を立ったショーンを、なんとか、説得したいと考えるホワイト。

 

いつも、この中の誰よりも過激だったブラックがストッパーになってることも意外だし、どちらの言うこともわかるし、もう、後半は、なんと言ったらいいのか、声もかけられなかったヨックとグラム。

 

部屋にあがってみると、すでに、多量のビールを飲んで酔っ払ったショーンがベッドにひっくり返っている。

元来、決して気が大きいタイプじゃないのよ。

物音で起き上がったショーンに、話の続きを迫るホワイト。

 

ショーン「一体、なんだってんだよ。お前、変わっちまったな。別人みたいだ」

ホワイト「時が経てば、考え方や人格が変わったようになっても不思議じゃない。たしかに、俺は考え方を変えたが、その分、視野は広がった。見境いのなかった自分に戻るつもりはない」← こんなこと言って、本物のブラックが戻ってきたらどうするつもりよ?

 

ショーン「ふ~ん、目が覚めたってことか?」

ホワイト「どう思ってもいいけど、考え方が違うからと言って、仲間から締め出そうとするなよ」

ショーン「お前を外すために試したわけじゃなく、お前が変わってないのか、確認したかったんだ」

ホワイト「いいか、ショーン。以前の俺は、確かに、ただ闇雲に突っ走ってた。でも、今は、真っ先に命のことを考える。生きてさえいれば、共に未来に向けて歩いていけるんだ」

 

生真面目なブラック(ホワイト)の言葉にふざけたふりしてるショーンだって、ブラック(ホワイト)が言いたいことは、自分に対する敵対ではない、と感覚的にはわかってるんだよね。

 

ただ、その変わった理由を知りたい。

自分の信じるモノのためならば、人の意見など耳も貸さず、誰よりも命知らずだったブラックが、180度意見を変えた理由が知りたい。

グラムたちが言うように、一度死にかけたせい、という推測が正しいのかどうか・・・。

 

ホワイト「信念のために死ぬのが、そんなに正しいことだと思ってるのか?」

 

ここで、一例をあげるホワイト。

 

目の前は青信号。

おまえは、左右の確認せず、横断歩道を渡った。別に、車が停まろうと進もうと気にしない。それが正しいことだと思っているからだ。

だが、それで、轢かれて死んだ場合、お前の命はなんの役に立つ? 法律が言うとおり、横断者がいたら、車は止まるべきだというお前の正当性を、一体、誰が証明してくれる?

世間は、お前のことを、渡る前に左右を見なかった大馬鹿者だというだけだろう。

 

ショーン「だったら、お前は、あんなことを続けてるあいつらを野放しにしててもいいのか? 俺たちの社会は、それに慣れ切ってしまってるだけだ!」 

“社会の頭”をすげかえれば、その慣習が変化するって思ってるのかな?

 

ホワイト「今の横断歩道のケースは小さいことかもしれないが、それでも、いろんな問題が関わってるのはわかるか?

脆弱すぎる法律。

モラルのない警察や司法関係者。

基本的なことが配慮されてない道路設計や都市計画。

交通ルール等の決まりは守らなければならないという常識の欠如。

そんな複雑で絡み合ってる問題の本質を、お前ひとりの死で、誰がどうやって気づけると思う?

お前が犠牲になったところで、その死に何のメリットなどないと、ちゃんとわかってるのか?」

 

ショーン「お前なんかにはわからねぇよ。この計画は、俺にとってなによりも重要なんだ。ずっと、このチャンスを待ってた。俺の命なんてどうなろうとかまわないんだ」

 

ホワイト「俺は、タウィに復讐したいというお前の気持ちを否定しないし、邪魔するつもりもない。ただ、もっと注意深く計画を練ったほうがいいって言いたいだけなんだ」

 

ぐっと、ブラック(ホワイト)の首に手をまわすと、引き寄せるショーン。

「心配なんていらない。俺の計画に従えばいいんだ」

そうできたら、どんなにいいか。

でも、あまりにもザルすぎるし、モラルを逸脱しすぎてて、はい、そうですか、とは言えないホワイト。

 

ホワイト「なぁ、ショーン、俺の話、聞いてたか?」

 

ショーン「聞いてたよ、ちゃんと聞いてましたよ~~~」

ホワイト「人の頭を触るなよ! 放せ!」

ショーン「聞いてますよ~~~」

心の奥底では、強く揺るぎなかったブラック(ホワイト)にすがりたい欲求が見え隠れ。だから、今のブラックの変化を好ましく思っていいのか、揺れ動くショーン。

 

重いし、酒臭いし、

それでも、ちゃんと布団に寝かせるホワイト。

この野郎・・・!って足で軽く蹴りを入れるのも忘れずに。(笑)

 

夜中、またまた、うなされたショーン。

 

<夢の内容>

弁護士らしき人物が、これは合法的な殺人です、と、ショーンと母親に説明をしている。

弁護士「通常、事件に絡んだ死亡事件は、解剖医と警官が立ち合い、検死が行われるものです。私も精一杯お手伝いします。状況を見ると、これは明らかに、警察の過剰対応と言えますね。」

 

以前、特別講義で、ショーンが挙手して事例としてあげた、タウィの企業内で起きた(警官による)社員射殺事件がまさに、これだったのね。

撃たれた男性が、ショーンの父親。

 

弁護士「ですが、麻薬事件については、ご主人の関与は否定できません。」

母「信じられません。そんなことできるような人じゃないんです」

弁「麻薬の件で争っても、勝てる見込みは少ないと思われます」

これは、麻薬を運んでいたこと、それらに関与していた罪は認めろ、ということであり、父親は完全無罪ではなく、犯罪歴がつくということを意味してます。

弁「私がおすすめする方法で闘ってみてはいかがでしょうか」

 

混乱する母親と共に、弁護士にアドバイスを求めたのに・・・

 

まだ、世の中を信じてたショーンの幼さや、それが全て幻想だったと知った絶望、誰にも頼れないと悟った孤独、彼の人生が一変したそんな瞬間を、顔面蒼白となったOffの、一連の表情が見せてくれてます。

ポイントポイントで、根こそぎ、かっさらっていくよなぁ。

素晴らしい。

拍手!!

 

納得できないショーン。

父親を撃った警察に怒鳴り込む。

実際、誰が父親を撃ったのかすらも、警察は一切明らかにしてない状況。

 

どんなに足を運んでも、父親の嫌疑が晴れるどころか、一体、なぜ、死ななくてはならなかったのか?というショーンの訴えに、耳を傾けてくれる人はいなかった。

 

うなされるショーンの首元に触れ、「具合悪いのか?」と心配するホワイト。
 

その声に反応するように、ホワイトにしがみつくショーン。

これは、もう偶然じゃない。

父親を失ったときから、誰かに頼ることを拒否してきたショーンが、無意識に選び取ってる。

 

ホワイトは、もう、受け入れることを躊躇ってはいないよね。

 

そして、朝!

 

この間の朝よりも、一歩、進み、ホワイトの腕枕で目覚めたショーン。(笑)

 

な、なんで?と狼狽するショーンに、冷たく返すホワイト。

ホワイト「じゃ、俺が、お前の首をささえてやりたくて、腕枕したとでも?」

ショーン「・・・・・!」

頼むから嘘だと言ってくれ。。。

 

極度に腕がしびれて、バランスを崩し、ショーンにしなだれかかるホワイト。

いいぞ、もっとやれ!(笑) ← 私は、こんなんばっかりだ(笑)

 

昨晩もうなされて、自ら抱き着いたと暴露されたショーン。

ショーン「・・・・・・」

最近、多いな、こうやって黙っちゃうパターン(笑)

 

「俺が見てた夢について、聞かないのか?」

「いや。もし、お前が話したければ、とっくに話してるだろうからさ」

無理強いしない距離感。。。

 

ショーン「次、うなされてたら、蹴っ飛ばしてでも起こせ。そうすれば、二度と腕枕なんてしなくてすむぞ」

ホワイト「ああ、そうするよ」

軽めにダブルキックするホワイト。

 

急に、起きろと命令するショーン。

まだ、早いじゃん・・・あまり寝れなかったから、二度寝しようと思ってたのに・・・とでも言いたげなホワイト。

 

「今夜、工場を襲撃するぞ。」

昨日、ちゃんと計画を考えようって言ったこと、まだ、わかんないのか、と背中を向けるホワイト。

断固、聞く耳を持たないショーンは、一人で階下に降りて行ってしまう。

なんでわかんないんだよ、と焦れるホワイト。

 

 

結局・・・ヨックたちを交えた作戦会議。

タウィの右腕であるテーチットの写真を、顔を覚えろ、と見せるショーン。

人を殺すことも意に介さない、危険人物らしいです。

広げられた工場の見取り図を見ても、ショーンが、たった一人でこのために、いろいろ準備してきたことを物語ってます。

 

工場内は、倉庫と生産工場の2つに分かれている。

ヨックとガラムは、倉庫の前に潜み、中庭・阻集器を通り、裏口から倉庫に侵入。

警備員や工場関係者の注意をそらすためのおとり役です。

 

実際に、工場ユニットに侵入するのは、ショーンとブラック。

ショーンは、監視モニター室を占拠し、ブラックが生産ラインの最終地点で、苦味剤を攪拌タンクに混入するというのが、簡単にまとめた作戦の内容です。

 

説明されても、苦味剤を混入するというのが、どうしても納得いかないホワイト。

ボトルに入っているのは、粉末状の苦味剤。

 

ホワイト「これが、有害なものじゃないって確信できるのか? 味見してみろ」

首を横に振るグラム。

結局、ヨックもためらう。

舌先で、ちょっと舐めただけで、喉を詰まらせ、

慌てて、水で口の中をすすぐホワイト。

さすがに、その反応に、固まるショーン。

 

グラム「当然だろ。現物を何もなしで口に入れたりしたら・・」

苦みで苦しむホワイトの様子を見て、笑うヨックとグラム。

「別に他の症状は? ないだろ? 死ぬわけじゃなし・・」というグラムに、「でも、苦い!」と忌々しそうなホワイト。

その姿は、ショーンが考えていたよりも、苦しそうだったのか、「口を開けろ」と、飴玉をホワイトの口に入れるショーン。

 

この不意打ちの優しさ・・・こんな時だけど、ホワイト、ちょっと意識しちゃってますが、甘い雰囲気は皆無です。

 

仕度をはじめようとするヨックやグラムたちに、再度、話しかけるホワイト。

ホワイト「よく考えてみろ。苦いとわかっていて口に入れた俺でさえ、こうだったのに、なにも知らずに飲む一般の人たちはどうなる? この計画では、人々は俺たちのことを憎むようになるぞ。」

 

今までだって、何かをやっても、非難されてきた、全ての人に賛同を得るのはむつかしいと話すショーン。

 

「この飲み物を購入した人たちは、直接、影響を受けるんだ。その実体験は、ニュースで見たりするものとは比べ物にならないんだ」

強い口調で説得しようとするホワイト、堂々巡りです。

グラムもヨックも、正直、どうすればいいのか、わからないというか、今更、揉めるなよ、もう終わった話じゃないのかよ、に近いのかな。

 

「そんなに怖ければ、ここに残れ」と言い渡すショーン。

 

ホワイト「俺は、怖がってるわけでもないし、この計画自体はやりたいと思ってる。」

結局、不承不承、一緒にいくことにするホワイト。

とにかく、自分だけでも、なんとか打開策を見つけないとね。

 

~タウィの飲料工場~

夜陰に紛れて、工場敷地内に潜入した4人。

このお揃いのマスク、もう今となっては売り切れで残念(>_<)

 

ショーン「(ヨックとグラムに)お前たちはここに隠れていろ。朝5時に、従業員たちは、シフトを交代する。合図がなり、入口が開いてる隙に、中に入り、大騒ぎすればいい」

 

ショーンとホワイトが、工場ユニットに向かう。

 

手袋をしてないショーンに、「そこらじゅうに指紋を残したりしたら、つかまるぞ」と注意するホワイト。

犯罪歴がないから、恐れる必要はない、指紋分析はそれほど簡単なものじゃないからな。俺の計画にいちいちケチをつけるな!というショーン。

 

一応、タイの警察だって、今回のことが明るみになったら、容疑者指紋は登録するでしょ。今回はよくても、今後、もし、微罪であっても、なんらか指紋を採取される犯罪に巻き込まれたりしたら、その時、データベースで照合されちゃうじゃん。

 

ってか、ホワイトも手袋してないけどね。

このシーン、いままで、ちゃんと意識して見てなかったかも。。。

 

ラボに忍び込み、白衣を着こむホワイト。

従業員と顔を合わせても、

テーチットに指示されて、急ぎでやってきた研究員として、堂々と振舞うことで信用される。

 

ところが、その時、それに気づいたショーンが駆け付け、従業員を背後から襲い、失神させる。

 

「こんなの、やりすぎだ。ちゃんと、やり過ごすように話をしてたのに・・・」

ショックを受けるホワイト。

「なぜ、顔を晒してる?こいつがお前の顔を覚えてたら、俺たちはおしまいだぞ」

「タウィ以外の人間には危害を加えないと言ったよな。なのに、これはなんだよ!」

「こいつは死んだわけじゃない。もうすぐ、気が付くだろう。俺は、自分の計画を成功させるためなら、なんだってやる」

仕方なく、従業員を部屋に押し込め、しばりあげる。

 

なんの関係ない人に、こんなことをするのが、耐えられないホワイト。

 

ホワイト「ショーン、白衣を羽織れよ。この方法なら、ほかの人を傷つけずにすむ」

この計画のリーダーはおまえじゃない、と言って、一向に、ホワイトの助言を聞きいれないショーン。

ホワイト「これは明らかに間違ってるんじゃないのか?」

ショーン「お前がやりたくないなら、別にかまわない。俺の邪魔だけはするな」

 

ホワイトの必死の説得もむなしく、どんどん奥へ進むことにするショーン。

 

監視ルームでは、先に、ショーンが気絶させていた人たちが、手足を縛られ、床に転がされている。

「こんなことまでしたのか?」と驚いて、声をあげるホワイト。

 

ホワイト「やりすぎだ」

 

ショーン「少しは、俺を励ます言葉くらい言えないのか? 俺が、楽しんでこれをやってると思うのか? 俺が怖がってないとでも思うのか?」

ホワイト「・・・・・」

 

ここね、6話の中でも、一番印象的だったかな。

実際、理詰めでは、ホワイトのほうに分はあるし、正論なのもわかる。

でも、立ち止まれなかった。

自分と仲間を信じるより、他に方法がなかった。

 

心を鬼にして、事に挑んだショーンの、ギリギリの弱音に、胸が締め付けられる。

 

結局、ごめん、と口にしたことで、自分がなんとかしなきゃ・・の持ち分が増えたホワイト。

 

~倉庫の外~

計画実行は、朝5時。

それまで、外で待機しているヨックとガラム。

 

発煙筒と花火くらいで、別に武器を所持しているわけじゃない二人。

 

最悪の事態を想定し、別プランが必要では・・と言い出すグラム。

そういうことは、計画の段階で(ショーンに)言ってあげなきゃ。。

 

ヨック「まだ、なにも起こったわけじゃない。考えすぎるな」

グラムの不安を否定するヨック。

 

無線を通して、すでに、ショーン達が制御室に入ったことを知り、少し落ち着きを取り戻す二人。

ここでの、月明かりの「恋バナ」も好き。

 

ヨック「誰かの目を見て、その人が他の人と全然違うって気づいたこと、あるか?」

ヨック、そんなふうに、頬に手を添えて、真剣に見つめたりするのは、客観的には、誤解される体制だよ(笑)

 

ほんと、GMMはわかってて、わざとやってるからね🤭

 

ヨック「お前の眼をみても、なんともないや・・」

 

だよね(笑)

 

グラム「お前、やばいな」

ヨック「お前にはそんな奴いないだろう。お前にはわかんねぇよ」

それを聞き、苦笑してしまうグラム。

グラム「どうして、そう思う?」

ヨック「お前なんて、いつもブラックと一緒にいるじゃん。ほかの誰かと一緒にいる時間なんてないだろ」

 

グラム「つきあってなくても、俺にだってそういう気持ちはわかるよ。初めて、目が合った瞬間に感じたんだ。その人は、俺にとって、友達以上なんだって。近づけば、その想いはどんどん強くなるんだ。ただ一方的に思ってるだけで、気持ちを閉じ込めてるけどな。なにかが変わってしまうのが怖いんだ。」

ヨック「俺のこと、ヤバイって言ったけどさ、お前のほうが十分、こじらせてるってわかってんの?」

目をくしゃっとさせて笑うグラム。

ヨック「誰だよ、俺の知ってる奴?」

グラム「いや・・」

主語のない会話(笑)

あえて・・・ですね。

ここ、例の、「グラム、ブラックのこと好きなんじゃねぇの疑惑」があるので、誘導とも取れるし、悲恋BL好きな私としては、いつもなら「うっそだねぇ~~」って言いたいところだけど、それこそ、初期の頃の、グラムの、ブラックに対する親切で親し気な態度を思い返しても、“恋心”は感じない。(苦笑)

そういうとこ、ホント(制作陣)上手いな、と思う。

だからね、ゴーストシップのことは煽りません。

 

ヨック「変だろ。今まで会ったことがないのに、たった数秒、目が合っただけで、それまで会った人以上に、引き込まれたんだ。・・不思議じゃね?」

グラム「お前にも、そんな古風な一面があったとはな・・・」

ヨック「その人だけだよ」

 

月が、うっすらと雲間に入ったり出たり・・・を繰り返す中、つかの間の貴重な時間。

 

そこで、タイムアップ。

作戦決行の時間になりました。

 

交代要員たちが中に入るのを見届け、隙をついて、忍び込むヨックとグラム。

 

そこからは、もう怒涛です。

 

人気(ひとけ)のない、特に商品も置かれていない空き倉庫に発煙筒をしかけていく二人。

 

あとは、タンクに苦味剤を投入するブラックに指示を出すショーン。

全てが完了したら、制御室に残ったショーンが、CCTVの映像を消去するという手筈です。

 

発煙筒だけで十分だというグラムに対して、両手に持っていた花火に火をつけるヨック。

こういうところ、パフィーマンスが好きな芸術家肌なのかな(笑)

 

発煙筒を発見し、工場ユニットに戻るよう指示するテーチット。

 

夜中でも、生産ラインは動き続けていて、ショーンの指示通り、その中の一番、売れ筋商品のタンクに到着するホワイト。

モニターから、ホワイトの動きを見張るショーン。

タンクの蓋をあけたものの、どうしても、苦味剤を入れることができないホワイト。

 

その場に、苦味剤が入ったボトルを置き、携帯で画像を撮影する。

 

それを見て、怒り心頭のショーン。

慌てて、コントロール室から出てくると、ブラック(ホワイト)を責め立てる。

 

・・・と同時に、タウィの右腕と称されたテーチットが現れる。

実は、密かに、私好みのイケメンでもある(笑)← 出たよ!道徳心のかけらもない、思いっきり私情丸出し(笑)

 

あとはもう、逃げるのに必死。

怒り心頭なはずなのに、ここぞというときは、咄嗟に身体が動いて、お互いを助けあったりして、

結局、一緒に、敷地の外までは出てくるの。

 

そのあとは、もう、ヘルメットで殴るは、首を締めあげるは、ほとんど、呼吸もできずに落ちかけるホワイト。

 

このままではショーンに殺される。

自分がしたことが正しかったのか、不安に思い始めるホワイト。

 

★『NOT ME』6話雑感★ 

放火に続き、工場襲撃って、普通に見てたら、「この犯罪者集団、なにやってんの!」ですよね、きっと。

 

こうやって、ドラマを見ていると、目の前に繰り広げられていることが、その国の一面のような気がしてきたり、フィクションとの境界ってどうなんだろうって思うこともしばしばです。

 

実際、指紋照合の話も、警察の介入があるを前提にして、話しているだけで、もしかしたら、そもそも、内部で処理してしまって、警察を呼ばないこともできてしまうわけで。。。

という反面、タイの警察だって、きちんと科学捜査を取り入れていて、それを真っ向から否定しちゃうのも、失礼な話で。。

 

文化や世情って、生まれ育った日本でさえ、わからないことだらけなので、他国であれば、それも無理からぬ事。

ドラマから、学ぶことが多いなぁ・・・というお話でございました(笑)

 

 

★『NOT ME』7(前半)に続く★