ここから、ドラマ上、後半戦にむけて、今まで見えていた風景が少し変わりますね。
ま、7話後半は、その導入といいますか、YokDanがスタートラインに立つのも然り。
最初に言っておきますが、私、このサブカプ大好きです。
そして、ショーンのカッコよさは、これからも数々出てきますが、私、ひと際、「婚姻の平等のシーン」でのショーンが好きでして、もうそれだけで、神回扱い(笑)
では、いつものご注意をば・・・。
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『NOT ME』
原題:เขา...ไม่ใช่ผม
原作:++saisioo++
(GMM 25 2021/12/12-2022/03/20 全14話×45分)
13+
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7話(後半) 6色の虹
グラムとともに、回り始めた会場で 、同性婚に対する法改正への嘆願書への協力を呼び掛けているテントの前を通りかかるホワイト。
テントの中に入ると、ヌックさんがフロントで対応してるのをみて、
「来てたのか? 驚いたな」と声をかけるグラム。
LGBT理解のために、人が多く集まるような、特に、基本的人権と社会的な不正に取り組むあらゆるイベントなどには、当然、参加して、サポートを得るようにしているのだ、という。
ヌック「今日だけでも、2~3000人くらいの支援者を得たわ。良かったら、署名して。オンラインでもいいわよ。男男、男女、女女、どんなカップルであっても、この法改正によって、恩恵を受けられるようになるの。
ほとんどの人は、自分には必要ないって思ってるかもしれないけど、考えてみて。あなたやあなたの周囲の人にとって、これを必要としている人がいるかもしれないって・・」
これも、このドラマの、「大きなテーマ」の一つだと思われます。
ヌックの言葉を、じっと聞き入っているホワイト。
ヌック「ちょっとサインしたの? あんたの、男性だった元妻が、こうして待ってるのに・・」
グラム「はいはい、ずっと前にしてますよ、かわい子ちゃん。家にいって、証拠でも見せようか?」
ヌック「ほんと、しょうもない」
やっぱり、この二人が付き合ってたっていうのは、ノリのネタなの?(笑)
ヌックって、いつも自分のほうから、この話題をふるんだよね。
ま、楽しいし、この二人の関係性、好きだから、どっちでもいいんだけど。
どんなに言い合っても、利害も絡まず、忌憚なく議論をかわせる相手って、この時期だけのものだし、貴重だし、そういう相手がいることが実はちょっと羨ましい。
グラムの、ふっかけ議論はメンドクサイ時ばっかりかもしれないけど(笑)
ここで、急に用事があると言いだすグラム。
ちょっと唐突な様子に、?となるも、帰っていくグラムを見送るホワイト。
ヌック「夜までいれる? もしいるなら、今日のハイライトが見れるわよ」
ホワイト「ハイライトって?」
ハイライトとは・・・
「婚姻の平等ファッションショー」でした。
様々なカップルが手に手をとって、思い思いに歩いていきます。
拍手をしながら、その様子を見ているホワイト。
複数の様々な組み合わせのカップルが観衆の前を通り過ぎていくたびに、歓声が沸き上がっていく。
その時・・・バイクで訪れたショーン。
ふと正面に、ショーンが、まっすぐ自分のほうを見て立っているのに気づくホワイト。
ここで、ちょっと息を飲み、少し照れたように、視線を下げたあとで、
ほほえみを見せるショーン。
その姿から目が離せないホワイト。
機は熟しつつあるのかな。
「タウィに、この虹の旗を見せつけよう!」
ひと際、大きな歓声があがり、そこに集う大勢の人たちが輪になり、大きな6色の虹のフラッグの端を手に持ちはじめる。
押されるように、旗の端を持つホワイト。
こんなに周囲には大勢の人たちが、大歓声をあげているのに、ショーンの周囲は、その喧騒が消えてるようにすらみえる。
ブラック(ホワイト)以外、目に入っていないから。
少しずつ、みんなの力で、大きな旗が波打ちはじめ、
「タウィ、出ていけ! 婚姻に平等を!タウィ、出ていけ! 婚姻に平等を!」とシュプレヒコールが始まっていく。
いつしか、ホワイトも一緒になって、旗を頭上まで掲げ、
その中央に踊り出る。
静かに、ショーンも、その旗の中に進み出ていく。
目指すは、まっすぐ、その先にいるブラック(ホワイト)の元に。
ホワイト「あ、お前も来たの?」
ショーン「ああ、ちょっと立ち寄っただけだ」
ホワイト「なにか、俺に話でも?」
ショーン「別に」
ホワイト「え? 聞こえないよ」
耳を近づけるホワイト。
ショーン「お前に話したいことなんてないよ」
ホワイト「本当に?」
ショーン「タウィ、出ていけ!」
はしゃぎながら、自分も、「タウィ出ていけ!」と声を合わせながら、ピョンピョンと飛び跳ねるホワイト。
そりゃ、あまりにも可愛くて、笑っちゃうわ!
そのホワイトの手を取り、
大きく掲げるショーン。
視線を合わせることすらできないなんて、可愛いとこもあるんだけど、これはもう、彼の一連の動きでしか出せないなにかがあります。
私が思う、かっこいいショーンはここに詰まっている!!(笑)
『NOT ME』のシンボリックシーンでもあるし、ショーンとホワイトの序章でしょ。
いつもながら、1分って短い!!
本当は、ここで、ショーンが手を取った瞬間から『My Side』が流れはじめるんですけど、↑の動画は、別の曲で編集してしまいました。
なので、元曲の公式MVを置いておきます。
『NOT ME』のOSTは、しぶくて、カッコいい曲調のものが多いので、こういう「ザ・劇伴」みたいなOSTは貴重かも(笑)
ふふ、今日の仕事は、これで終わったようなもの・・・んなわけないって(笑)
~修理工場~
そういえば、この修理工場って、
こんな感じで、撮影に使われたりするんですよね。<tank1969space>
大興奮も冷めやらぬ中、「乾杯!」と全員集まっての飲み会です。
ヨックも「今まで、こんな気分、味わったことがない」と饒舌に話し出す。
今回ばかりは、マスコミも、タウィのもとに詰めかけているようで、タウィが抗議者から攻撃された、と訴えても、逆に、国立公園での私物化の話をふられ、激怒したタウィが、大勢の前なのに飛び出していった、とか。
溜飲を下げる一同。
自分たちの行動が、今回の流れの一端になっていることを誇らしい、というクンパーの言葉に頷くショーンたち。
ヨック「ブラック、なんで、他のアカウント名を思いつかなかったんだ?ROLなんて、全然、かっこいい響きじゃないだろ・・」
ははは、それか。。(笑)
ブラック(ホワイト)「だから、急いでたんだって。そんな悠長に考えてる時間なんてなかったんだ。まさか、その名前で、俺たちのことが呼ばれるようになるなんて、思いもしなかったよ。おかげで、別の解釈を持たせることができるけどな」
そう言うホワイトも、まだ興奮状態にいる感じ。
たとえ、誰かが失敗して転んでも、他の誰かが回り続けている“Rolling”の略だとすれば、全ての人のためになる、と講釈するホワイト。
ヨック「テキトーなこと言いやがって・・」
ブラック(ホワイト)「そのとおり!」
こんな、笑い声で満ちる日が来るとはね。
今や、タウィがどんなに非道なのか、万民が知るところとなった。どれだけ、多くの群衆が集まったか、と興奮気味に話すグラム。
ここでは、ムーブメントを起こすことができたことの意義が大きく描かれます。
クンパー「じゃ、ブラック(ホワイト)の功績を祝おうぜ」
乾杯!!
実はさっきから、一人、ずっとおとなしいショーン。
クンパー「だが、これからが大変だ」
クンパーの仲間からも、タウィが激怒している、と情報が入っているらしい。
クンパー「取り巻き連中に、お前たちを探しだすように、厳命してるそうだ。今や、お前たちの首には懸賞金がかけられてる。気をつけろよ」
ショーン「バカなやつは、どこまでいっても、バカなんだな」
ブラック(ホワイト)「俺たちが、奴の利益を脅かしたからだ。タウィの非道さに対して、異議を唱える人が増えれば増えるほど、奴は金を失っていくんだ」
それを聞いて、表情が曇るヨック。
タウィの事業が行き詰まることで、影響を受ける一般市民もいる。
お母さんのことを思い出したってことだよね。
そう、これは、正義が悪を駆逐した、とかいう、そんな単純な話ではないから。
~大学 芸術学部棟~
もはや、こんな変哲もない大学写真ですら、あ、この校舎ってどこかで出てたっけ?とか思っちゃうランシット大(笑)
今回、あまり、ロケ地云々やらないでおこうかな・・って思いつつ、、ちょっとは気になる。
芸術学部の講義中、個人発表をしているヨック。
今後、取り組む課題について、みんなの前で発表して、教授から審議を受けるプロセスがあるんだね。
この教授、2話で出てきたときは、ブルーのベレー帽だったよね(笑)
今回は、大判スカーフをターバン風(?)にアレンジしてまいてらっしゃいます。
ヨック「私が紹介するプロジェクトは、“プロレタリア表現主義”と言われるものです」
※政治活動の一環として、「労働」をテーマとして革命の芸術を目指す美術運動
教授「興味ぶかいテーマだと思う。今まで、あまり言及されてこなかった分野ね。君にとって、なにか意味はあるの? ヨック・・」
プロレタリアートを表現するために、ヌードデッサンを利用し、その肉体が放つ“労働と革命”をモチーフに、人間の美しさを示したい、と説明するヨック。
教授「なぜ、労働者階級なの?」
ヨック「ダメですか?」
教授「もちろん、なにを選んでもかまわないけど、でも、君にとって、このコンセプトのどこに、魅力があるの?」
ヨック「私にとって、人間の肉体とは、様々なものを含んでいます。特に、社会から不当な扱いを受けている労働者階級の肉体を、裸体として描くことで、私の作品は、表現主義の形式を取ることになります。」
頷く教授。
ヨック「使用する色やコントラストにより、痛みや残酷さを表現できます。それらの色をブレンドすることにより、抑圧され、苦しめられてきた人々の肉体というものを創造できるはずです。そして、労働者階級の苦しみを通して、美を伝えることは可能か否か、そして、美が特定の人たちのためだけにあると一体誰が言っているのか、を問いかけたいのです。」
教授「うん、おもしろい。いいと思います。すぐ、この課題に取り掛かるといいでしょう」
こうして、ヨックの作品製作のコンセプトが決定したわけね。
ヨックが、発表の片づけをしている途中、「警察の方が、こちらのJadeという学生さんに話があると言ってこられています」と大学職員が入室してきて、
ちょっと騒然となる教室。
教授「ヨック、あなた、なにかしたの?」
その時、クンパーが言っていた、タウィが激怒しているという話を思い出すヨック。
ヨック「教授、失礼します」
教授と職員とのやり取りを尻目に、いきなり、教室を走り出ていったヨックに声をかける教授。
捕まるわけにはいかないと、大学構内を猛ダッシュするヨック。
当然、芸術学部の表から出ていくわけにもいかず、裏口から出るつもりが・・・待ち構えていたUNARこと、警官のデーンに背後から取り押さえられてしまいました。
逃走経路のあたりをつけて、ヨックの先回りするなんて、さすが!
デーン「捕まえた」
ヨック「放せよ!」
逃げようと、何度も試みるものの、どんどん締めあげられるだけ。
だから、本物は違うんだって・・・(笑)
っていうか、ガウィン、首から下の感じだけでも、警官って言われても遜色ない体つき。
ヨック「どこにつれていく気だ? 俺をどうする気だ?」
デーン「しゃべるな」
車に乗せられると、ヨックに嵌めた手錠の片方を手すりに引っ掛けるデーン。
ヨック「逃げられると思って、びびってんのか?」
パトカーじゃないし、デーン一人だし・・・これ、公務じゃないね。(笑)
ヨックの、肝が据わってるとこ、攻め要素高い、と見る根拠だったりします。(笑)
相手が、UNARだって気づいた瞬間から、Tawiの追手じゃないとわかって、実質的な危険が去ったとわかったからなんでしょうけど。
ま、デーンが来た目的なんて、ヨックに掏られたIDカードだよね、やっぱり(笑)
いくらヨックに、どこにつれていく気だ、と問われても、一切、無言のデーン。
シートベルトを締めるために、ぐっと近づき、ドギマギするのもお約束(笑)
(韓国ドラマの影響で、つい、安全(あんじょん)ベルトって言ってしまい、家族に、はぁ?と言われるのは私です)
無視され続けるので、スピーカーの音量を一気に上げ続けるヨック。
デーン「もし、悪さをやめなければ、このまま、監獄行きだぞ」
やっと喋った。(笑)
ヨック「だったら、どこにつれていく気か言えよ」
結局、教えてもらえないまま、見知らぬ場所に連れてこられたヨック。
さすがに、きょろきょろとあたりを見回し、落ち着きをなくしてます。
ヨック「なんで、廃墟ビルなんかに連れてきたんだ? お前、警官だろ。なんで、俺を警察署に連れて行かないんだ?」
デーン「・・・・・・」
手錠を、ヨックの両手に付けなおすと、有無をいわせず、力づくで歩かせるデーン。
なんと、車を降りた場所から、警察署の建物が見えてます。(笑)
灯台もと暗し!
ヨック「おい、あっちだろ。なんで、あっちに連れて行かないんだよ?・・・誰か~~~、俺、誘拐されてま~~~す」
警察署の建物に向かって、叫ぶヨック。
どうせ、Unarだって、後ろ暗いことがある身で、警察に突き出さないことも承知の上なんでしょう。
デーン「静かにしろ!」
ヨック「放せよ。そうしたら、叫ぶのをやめてやる」
こんな場合でも、“上からヨック”(笑)
プールがあったり、思ったより、大きな建物。
廃業したホテルかなにかかな?
居室として使われているガラス張りの部屋に到着すると、手錠を外されるヨック・・・かと思いきや、やはり、片方は家具につながれる(苦笑)
ヨック「おい、なにすんだ! やる気なら相手になるぞ」
IDカードはどこだ、と言われました。
当然です。
私、この時のヨックの顔が好きなんだよね。
(どっちになっても)ファーストくんって色気あるよね。← 含みか!(笑)
捕まってるのはヨックのほうなのに、罠にかかったのはデーンのほうみたいに見える。
完全に余裕を取り戻したヨック。
ヨック「それを探してたのか? 返してほしけりゃ、探してみなよ」
まずはヨックの鞄・・・なし。
ヨック「どこかな~?」 ← この言い方もね(笑)
今度は、撫でまわされる脚・・・のポケット。。
ヨック「パンツ、脱いだほうがいいか?」
結局、お尻のポケットに入れてた財布の中にありました。
でも、見つかっちゃって、ちょっと寂しくて、憎まれ口を叩いちゃう。
ヨック「警察のくせになんだよ、随分見つけるのに手間取りやがって・・」
とにかく、IDカードさえ戻れば、ひとまず、デーンとしては目的を果たしたようなものです。
ヨック「どんな気分?」
デーン「どんなってなにが?」
ヨック「警察と、警察から追われるアーティストの、二重生活だよ、なんでこんなことしてんの?」
ストレートに聞くのがヨックのいいところ。
デーン「現状をよりよくしたいからだ。」
ヨック「警官じゃ、それができないってことか? “国民のために奉仕する警察” あのモットーは、さすがに、非現実的すぎるよな」
デーン「人ってのは、関心のあることや、自分に都合のいい解釈でしか、目に入れようとしない。だけどな、警官の仕事っていうのは、君の想像以上に多い。自分が気になった部分だけを攻撃したり、警官が何もしてないというのは、正しくない」
ヨック「なんだよ、急に、職場愛に目覚めたのか? 俺が見たあんたの壁画と、あんたが今言ったことは、だいぶ矛盾してるような気がするけどな」
デーン「・・・・・・」
ヨック「俺さ、あんたの作品、すげぇと思う」
デーン「俺の絵が?」
ヨック「うん、俺、社会風刺の作品、一杯見てきたけど、あんたの画の質はレベルが違う」
ヨックの指摘は、デーンの胸に、本当に刺さるんだよね。
ヨックの言葉をかみしめながら、その場に座り込むデーン。
デーン「作品の意味より、質に注目してきたのは、おまえが初めてだよ」
ちょっと照れも入ってるけど、すごく喜んでる。
ヨック「あんたが作り出す線と美しさってさ、なんか、拝みたくなるんだよな。まっすぐで正直で・・」
ヨックの感性が紡ぎだす言葉に、心を開きはじめるデーン。
デーン「俺は、大学で絵を習ったわけじゃない。君が言ったように、(作品の)良し悪しなんて、評価できないんだ」
ヨック「していいに決まってる。芸術は芸術だ。勉強したかどうかなんて、関係ない。芸術を勉強した学生の作品が、個性的な芸術だとは言い切れない」
言ってることはありきたりな言い回しかもしれないけど、ヨックの、芸術に関する底知れない自信に基づいた言葉って、力があるよね(笑)
デーン「・・・・」
ヨック「なぁ、手錠を外してくれたら、もっといい話ができると思うけどな・・・」
迷うデーン。
ヨック「俺、逃げないよ。本気だよ。これ、痛いんだよ。」
仕方なく、鍵を外すデーン。
ああ、この距離感と視線。。。
デーンは、まだ知らない。
ヨックが、月夜に、友達と恋バナしちゃうくらい、すでに、恋焦がれていて、自分にロックオンかけてるということを。。(苦笑)
手首をさすりながら、「作品見てもいい?」と訊ねるヨック。
ガラス戸の壁一面に貼られた絵の数々。。。
ヨック「俺さ、あんたのこと、もっと理解したくて、あんたを探し回ったんだ。あんたが何を考えてるのか、知りたかった」
これは、言葉を返せば、そのまま、求愛です。
ヨックのすぐ隣に立つデーン。
デーン「(直接、俺に)聞けばいい」
ヨック「なんで、芸術家じゃなくて、警官になったの?」
少し考えてから、話しはじめるデーン。
デーン「ガキの頃から、絵を描くのは好きだった。でも、それで食っていけるなんて思えなかったんだ。でも、変だよな。今じゃ、そっちのほうが、警官より稼げてるんだ」
首をふるヨック。
そうそう、世の中って奴は矛盾だらけなのよ。
ヨック「それで、どうやってここに住んでるんだ? 誰かが管理してんじゃないの?」
デーン「ちゃんと(管理人が)いる。その人と話をつけてある。じいさんでさ、倉庫代わりにモノを置きたいって言ったんだ」
ヨック「怪しまれなかったの?」
デーン「俺、ここらの所轄の警官だぞ。誰が、俺のことを疑うのさ」
ヨック「ワ~オ。はいはい、公務員様~」
ちょいちょい、距離感、近づけてる?(笑)
デーンの反応がまんざらでもないように見えるのは、私のいつものせっかち脳のせい?(笑)
ヨック「俺にも質問してよ。ここに連れてきたってことは、俺のこと、少なからず、興味があるんだろ。」
デーン「なぜ、君や君の仲間が、あんなことをしようと選択したのか、知りたい。うまくいくと思ってるのか?」
ヨック「じゃ、あんたは、うまくいくと思って、(これまで)やってきたのか?」
デーン「・・・・・・」
そんなわけないか・・と小さく頷くデーン。
ヨック「アイツらには、俺たちの声は小さすぎて届かないと思ったから、自分のやり方でやろうと選択したんだ。俺たちがどんなに叫んだって、沈黙を貫いてる。だから、自分たちの声を届けるためになにかしなきゃって思ったんだ」
デーン「自分たちのしてることが、アイツらと同じく、間違ってるってこともわかってるんだな?」
ヨック「ああ、いつだって、ちゃんとわかってる。自分のことを、正義のために闘うヒーローだなんて思ったことないよ。あいつらがやっていることは、ただ、他人から搾取してるだけだってことを理解させるために、何かしなきゃって思ってるだけなんだ」
デーン「最初から、逮捕される覚悟だってことか?」
この辛そうな顔は、おそらく、ヨック以上に、犯罪者が抱える現実を知ってるからよね。
ヨック「逮捕したければしてもいいよ。さぁ・・」
両手を差し出すヨック。
その腕を掴んだまま、
下におろすデーン。
デーン「しなかったらどうなる? 貸しを作れるか?」
ヨック「貸しだって? そんなの、いままでの見返りでチャラだよ」
そういうと、ベッドに大の字になって寝転ぶヨック。マーキング、しかも、
もう、主のつもり?(笑)
ヨック「取引しようぜ。あんたのことは、何もしゃべらない。俺のこともしゃべらない。実際のところ、あんた、この前、俺の許可なく、俺の絵を描いただろ。」
デーン「ばれたか」
ヨック「当然さ。ま、構わないけどね」
デーン「じゃ、交渉成立だ」
ふと、デーンを見つめていたヨックが、ちらっと部屋の中を確認し、「ちょっとこっちきて」とデーンの手を引っ張る。
ここに座れ、と指示をするヨック。
デーン「なにする気だ?」
ヨック「俺の絵を描いただろ。今度は、俺があんたを描く番だ」
デーン「描くって何を?」
ヨック「ポートレートだ」
はにかんだような笑みを浮かべ、ヨックを見上げるデーン。
でも、デーンは知らない。
ヨックの、この眼が、もう、あなたの服をひんむいて、内面を見はじめようとしてるということを。。。
~ブラックの部屋~
きゃ~、残りわずかだけど、8話への誘(いざな)いが来た来た来た~~!(笑)
ちょっとだけ躊躇って、ドアをノックするショーン。
寝てはいなかったものの、ベッドに横になっていたホワイト。
再度、ノックされ、さすがに、誰だ・・と起き上がる。
ドアスコープから覗く、ショーン。
なんだろ、この魚眼レンズ越しでも、ショーンがかっこよく見えるんだけど、
これは、ホワイトのフィルター越しだからか、それとも、私の目がどうかしたんでしょうか。。(笑)
仕方なく、ドアを開けるホワイト。
ショーン「話がある」
ブラック(ホワイト)「なに?」
ショーン「わかってるだろ。」
ブラック(ホワイト)「でも、俺は別に話したくないけど・・」
ドアを締めようとして、一瞬遅れた(笑)
っていうか、リーチの差。
しかも、力じゃかなわないっす。(笑)
押しあいの末、部屋に入りこんだショーン。
★『NOT ME』7話後編 雑感★
うわ~~、このまま、8話に続けたい。
蛇の生殺しのようなびびが通りますよ、っと。(笑)
ええ、わかります。
一般的には、8話が神回扱いですよね。
でもね、YokDan、やっぱり、この7話から追うとゾクゾクするのよ。
この二人は、急に結びついたように見えるかもしれないけれど、そうじゃない。
ただ、距離感は、かなりおかしい(笑)
芸術を解する二人には、たぶん常人とは違う共通の時間軸やら言語があるんだろうなぁ。
厳密に言うと、ヨックのほうが、より芸術家気質で、デーンは、もって生まれた秀でた才能を、一般人の感覚で処理してるって感じかな。
ヨックを取り巻く環境を見ている限り、決して経済的に恵まれているわけでもなくて、いろいろ抑うつされたものだらけで、そんな中で培ったアグレッシブな彼の眼が、Unarの画に、ここまで惹かれ、正直だと評価した。
それだけでも、とても意味深い。
そういう意味では、まだ、始まったばかりの二人。
さて、すみません。
自分の筆力では、言葉を尽くしても尽くしたりないと思い、動画を切り取りました。
ショーンなのか、オフなのか・・・境界線すら曖昧です。
それに、ショーンとホワイトの絡み合う視線・・・明らかに、温度が変わりました。
こちらのメインカップルも、これからです。