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桜美林大学リベラルアーツ学群教授である芹沢光雄先生が、

「わが子を算数・数学嫌いにさせない習慣」

というコラムのなかで(朝日新聞EduA 2021年7月11日)

 

 

「面白い応用例を教えないことが数学嫌いを増やしている面もあります。」

 

と述べています。

 

 

 

 

そして、応用例を二つ挙げています。

 

 

  在来線に乗っているとき列車速度を腕時計があれば測れる

 

 

日本の在来線の線路は(中略)基本は1本が25mです。

そこで、線路の継ぎ目を車輪がまたぐときの「ガタン・ゴトン」という音を1秒間に1回聞いたとすると、1分間に60回聞いたことになり、

その間に列車は、25m×60=1500m進むことになります。

すなわち分速1.5kmで、時速90kmになります。

 

 

 

  遠くで花火が光ってから「ドン」という音を聞くまで何秒かかったか測ることで、花火までの距離が分かる

 

 

花火が光ってから「ドン」という音を聞くまで6秒かかったならば、

(中略)

音の早さは秒速約340m、光の速さは秒速約30万kmなので、光の速さは無視できます。

自分の位置から花火までの距離=340×6=2040m

 

 

ということですが、

 

両方とも、子供の頃からよくやっていました。

 

線路1本25mのことは、鉄道ヲタクの父親から聞きました。

 

ちなみに滋賀県で在来線の新快速はかなり飛ばします。

 

区間によっては時速120km超えもあります。

 

これぐらいになると、速すぎて数えるのも一苦労ですが。

 

 

花火の応用

 

雷が光ってからゴロゴロ雷鳴が聞こえるまでの何秒か測ると、雷がどれぐらい近いかわかります。

 

 

 

光ってすぐドカンと来ると、「すぐそこ!」とかね。

 

距離がどうこうより、腰を抜かしますが。

 

そういえば、滋賀県は雷が多いという話を聞きました。

 

地形と琵琶湖が真ん中に位置することが関係しているのでしょうか。

 

 

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学校の授業は眠くても笑、外の世界のあれこれと結びつけて考えたから勉強が楽しかったのかもしれません。

 

 

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