ご訪問ありがとうございます。
一部の界隈では有名な、望月新一・京都大学数理解析研究所教授のブログ
一分の隙も無いとはこのことですね。
望月先生の頭脳の働きを文章を通じてうかがえるのは幸甚です。
数式は一生理解できないでしょうから。
久しぶりに先生のブログを拝見したところ、何と更新されていました!
更新頻度は高くありませんが、一つ一つの文章に無駄がなく読む価値があります。
ただし流し読みできる文章ではありません。
さて、私はテレビを見ないので知らなかったのですが、昨年3月NHKがABC予想を二回にわたり取り上げたようです。
一般に、このようなジャンルの番組で最先端の研究の解説をする際、本来は、大学の数学教育と言わば手を携えて邁進するような協力的な姿勢で、最先端の研究と、学部学生が授業で習う数学との「地続き感」が溢れ出るような論調で解説しなければならないはずなのに、今回のNHKの番組では、可笑しな理屈により(=要は、加藤文元・東京工業大学教授(当時)や星裕一郎・京都大学数理解析研究所准教授等、宇宙際タイヒミューラー理論に詳しい数学者と、番組スタッフとの交流により、正しい情報へのアクセスが十分あったにもかかわらず、番組の後半に関しては、それらの数学者の助言を意図的に排除するという、NHKの編集スタッフの不適切な政治的な判断による方針により)、むしろ学部教育で習う数学を根底から否定するような「トンデモ系路線」に舵を切ったことは実に残念です。
というわけで、特に後半は残念な内容だったようです。
やはり・・・
京都大学数理解析研究所
凡人は拝むのみ。立ち入り厳禁。
望月先生の以下の言葉は欧米を指していますが、日本も同じ道をたどっていると思います。
これまで本ブログのブログ記事でも度々指摘している通り、「ワンクリック症候群」(=つまり、何でも「ワンクリック」で手軽に手に入れたいという強い欲望)に代表されるような近年のネット文化によって更に拍車が掛かっているようにも見えますが、価値観や原則の厳格な維持や遵守よりも、自分たちが常に「ワンクリックでぶっちぎりのナンバーワン」に躍り出ることに繋がる道を圧倒的な勢いで選ぶ傾向が、ここ数十年の欧米の文化や政治において益々旺盛かつ顕著になっており、反面、そのような傾向を戒める向きの勢力は(決して皆無ではないとはいえ)日に日に劣勢に立たされ、あらゆる面において弱体化・劣化し、後退しているような印象を強く受けます。
今やワンクリックがワンタップに入れ替わって、
名だたる難関大学の学生も学力が低下しているという噂もあります。
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