2022年5月
プロフィール文を「稼働していません」と変えた日に更新する天邪鬼っぷり。先月(2022年4月)後半は、なんだか先の見えなさに倦んで、溜まっていた短いネームを完成原稿にしていくことにした。それぞれ、4ページ、5ページ。7ページかな。たいした速度ではないけれど、ここ数年の私にしてみたらまあまあ頑張った。要するに、わたしの頭の中と、手の周り目の周りがおんなじようにとっ散らかっていたのでざっと掃除した感じになった。べつに、5ページ前後のネーム3本にペンが入ったからと言って、何かが整理されたわけではない。ただ、これは象徴的だった。ものすごく当たり前のことで、「片付かない部屋も、手を入れれば片付くのよ。少しは。」ってことです。入居時のようなピカピカに近づけようと思っていたら、なんにも手がつかない。うん。当たり前だね。もう多くは言うまい。ただ、そのわかりきったことをわかっていても、体が動くわけではなかった。わたしは、何かしら苦しんだり、そこから抜け出すためにもがいたり、努力を惜しまなかったり、きちんと目標をさだめて見失わなかったりしたら、元どおり、描けるようになるのでは、という幻想をいだいていた。あるいは。取り戻した上で、もっと先に進まないなら、それは怠惰であり罪だ。と。それはある意味 真理だし、そうできない人間は、取るに足らない無視されるべきもの、なのかもしれない。ただ、自分が、その、取るに足らない者であり、ありつづけるだろうことは確定だ。確定ですな。だからと言って、まあ、生きてるし。生き続けるために、いろいろやってみることには変わりない。なんも変わってないですね。悲劇はどこにも無い。5月になって、ちょっと一息です。本当はこれから、手を休めずにもっともっと、速度と濃度を上げていきたいところなんですが。無理です休息はとります。つまり、休息が必要なくらい、ちょいと無理したってことだね。こんな程度で、と情けないけど、これは紛れもない事実なのでしかたない。んで、そのあとは、また短いネームを切ったりペン入れしたりします。例えば20ページ以上、(あるいはそれ以上)オリジナルを描かないとしかも定期的に描けないと、商業誌での活動は難しいと思いました。んで、それを目の前の目標にしていたので、めっちゃ身動きがとれなくなってた。わたしの目標値は、もっと身近でなきゃ稼働せんわ。今のわたしが描けるページ数で…つまりは、いちどには5ページ前後で、いろんなものを描いてみることを、まずは目標にしていきます。「これを描くまではマンガをやめたくないな」という原案があって、その内容は正直、20ページ以上、いくつかは最低でも50ページ以上はかかりそうだと思う。(まあ、だから、当初の目標は20ページを定期的に描く、だったわけで)この原案を、”20ページを定期的に描ける状態”になるまで保持しておくことはもう、私には現実的ではないです。小分けしましょう!それが、諦めずに描ききる、現実的な方法だと、今は思ってます。ひとまずは、雑多に短いものを描き続けます。そんで。そうやって短いページ数を描くなかで、連続したシリーズを描き始めたら「あ。こいつ、ひとつ前に進んだんだな」と思ってくださるとうれしい。正直、べつに、描くことを諦めても、人生は続くしそれはそれで悪ではないなとも思ってます。一方で、諦めないで、ずーっと叶わないまま亀の進みを続ける人でいるのも、それもまたアリだ。流れに任せるし、流れが変わったら(頑張って)乗ってみます。以上。ひょっとしたら、このブログはこれが最後の更新かもです。読んでくださってありがとう。 ではまた、どこかで。