りっぱな朝焼け。
夜中に起きてて、時間が経って、部屋がうすあかるいのに気付くの、いいな。
外でてみたら思いの外明るかった。
うすいオレンジ。みずいろとオレンジの混ざったような、
どうやったらこの色が出せるんだろう
どうやったらこの色をうつくしいまま出せるんだろう。
たぶん、それには嘘が必要なんだな、とか思ったりした。
(…いや、信用せんでね?)
糸が見える、と思うことがある。
正確には、ほそい細かい糸状のものがつくりだすケムリ。
おばけけむり、って知ってる?駄菓子屋で売ってたりしたやつ。
あれ、糸でしょう
糸のケムリでしょう?
からだじゅうから
ケムリの糸が立ちのぼり、
いや視界の全体が、気付けばケムリに満ちている。
それは要するに、疲れ目あるいは疲れ脳というやつなんだってさ。
ケムリの朝に
はあっと息を吐くとその息の白さは、これは疲れ目ではない現実です。
現実もまた良いな。
楽しかったな。でももうやりたくないな。とかこっそり思う。
でもまたきっとやる。
開いたら閉じる 閉じたら開くの法則。
ただようみたいに生きてるなあと思う
最高にワガママである。
これには、世の中が逼迫したらいちばんに切り捨てられいのちを差し出す
そういう覚悟が必要なんじゃないか、とか思った。
実際には、
だれからもそんなこと必とも要ともされてない。
でもこれからも、この心臓をいつでも差出そうという心でいようね、とか
思う。
思う。