こんにちは。亀有【ひかり接骨院】院長の生方一です。
ここ数日、久しぶりに「お絵描き」をしていました・・・。
私がいつもこのブログでお伝えしている「軸・丹田」
といったものを絵や図で表すのは、それほど難しくは
ありません。
ところが軸・丹田を失い、それ以外のものに頼っている
という状態を表すのはとても難しいです。
私的には良く出来たと思っても、それを見た人にとっては
全くチンプンカンプンで興味をそそらないことばかり
だからです。
そんなわけで新年そうそう、またチャレンジしてみます。
まず、「軸・丹田」に頼らずに何に頼っているのか
ということですが、これまでお伝えしてきている言い方で
説明するならば、
「恒常的な過緊張状態での無駄な筋力」
に頼り続けることとなります。
ここで大事なのは、最初のうちは自らの意思で過緊張状態を
わざわざ作っていたのが、長期間・長時間にわたる「習慣」
となってしまうことで、「あるもの」を形成するようになり
これによって特に意識を向けることがなくなっても
常に「あるもの」が自律的に作動し続けるという心身の状態に
陥ってしまうということなのです。
その「あるもの」とは・・・というのが今回のブログの
主眼です。
それを私は「つっかえ棒」と呼んでいます。
今回はこの「つっかえ棒」とはどういうものなのか?と
そのおどろおどろしさを「絵」から少しでも感じ取って
いただき、ご自身の在り方と向き合うきっかけとして
いただきたいと思っています。
ではまず、軸の通った(本来の意味での標準的な)在り方を
表した絵を見ていただきます。
図中の紫の矢印が「軸」です。
各骨の関節面がそれぞれの中心で向き合い、形成される
意識のラインです。
骨格がこのような意識で統合された身体の使い方が
人間が本来の能力を存分に発揮することの出来る在り方
ということです。
ちなみに、このような「骨の意識」に則った、無駄のない
身体の使い方のことを「コツ(骨)」と呼びます。
では次に、「外反状態」に偏った下肢の図を・・・。
このような肢位は一般的に女性に多く見られます。
そして更に、「内反状態」の下肢・・・。
これは特に男性、中でも「俺様」的なオッサンとかヤンキー
あるいは恥も外聞もかなぐり捨てたオバちゃん達のように
力で強引に押し切るという習慣の強い人達に多く見られます。
最初の図とこれらを較べると一目瞭然だと思います。
外反・内反の肢位では矢印が全く向き合わずに交差しています。
この状態でどのような外力がかかっているのかというと・・・
青い矢印は内外への傾き(内転・外転)、緑の矢印は
ねじれ(回内・回外)を表しています。
では、これらの力にさらされ続けた関節に
どのような負荷がかっているのでしょうか?
赤い点線のように関節の隙間をむやみに拡げる力がかかった
その結果赤い実線の力がここから外側に逃げようとすることに
なります。
これらは全て捻挫や挫傷の原因となったり、慢性疾患の
原因ともなりうるものです。
赤い実線の力が外に逃げる側とは反対側の軟部組織は
動作の中で全く伸び縮みさせてもらえないので
萎縮・短縮・癒着を起こし、ゴリゴリとした質感の
しこりとなり関節の運動制限や痛み・不快感を
起こすようになってしまうのです。
特に、関節面が偏位したままの関節での両骨間の軟部組織の
線維化・癒着により、複数の骨からなる関節が固められる
ことで、動きの融通が全く効かない単なる一塊の物体と
化してしまうのです。
勿論、関節の外に逃げようとする力に常にさらされている
側の軟部組織は常に強い伸張刺激に苛まれているので
こちらも萎縮→瘢痕化してしまい、関節を支え動かす力が
低下し(関節が緩くなり)、常に炎症を持つようになるのです。
このような軟部組織の過緊張→萎縮・短縮・癒着→関節支持力の
内外・前後のバランスは大きく崩れ、益々偏った過緊張状態に
頼ることとなります。
そして年齢を経て来ると、これらの「黒い意識」以外には
頼ることがなくなるため、これが更にシステマティックに
「洗練」されてくるのです(下図)。
この黒々とした意識のシステムが「つっかえ棒」なのです。
柔軟性は全くなく、質感としては
「黒檀の木刀が下肢に埋め込まれているような感じ!」
マッサージもストレッチも効きゃしません・・・!!><
更に恐ろしいのは、このシステムは自律性を持ち、本人の
行動・思考のパターンを完全に支配してしまっている
ということです。
次回はまた、これについての考察を
加えたいと思います。
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口コミで評判の亀有【ひかり接骨院】
肩こり/腰痛/膝痛/ねんざ/むちうち/寝違え
腱鞘炎/ぎっくり腰/骨折などの各症状に
柔道整復師資格者による独自の施術法
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亀有駅南口から徒歩5分(亀有郵便局近く)
平日19時30分まで受付 日曜日/祝日も営業
各種保険適用・交通事故(自賠責)対応
03-6231-2438
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※往診についてもご相談ください
ここ数日、久しぶりに「お絵描き」をしていました・・・。
私がいつもこのブログでお伝えしている「軸・丹田」
といったものを絵や図で表すのは、それほど難しくは
ありません。
ところが軸・丹田を失い、それ以外のものに頼っている
という状態を表すのはとても難しいです。
私的には良く出来たと思っても、それを見た人にとっては
全くチンプンカンプンで興味をそそらないことばかり
だからです。
そんなわけで新年そうそう、またチャレンジしてみます。
まず、「軸・丹田」に頼らずに何に頼っているのか
ということですが、これまでお伝えしてきている言い方で
説明するならば、
「恒常的な過緊張状態での無駄な筋力」
に頼り続けることとなります。
ここで大事なのは、最初のうちは自らの意思で過緊張状態を
わざわざ作っていたのが、長期間・長時間にわたる「習慣」
となってしまうことで、「あるもの」を形成するようになり
これによって特に意識を向けることがなくなっても
常に「あるもの」が自律的に作動し続けるという心身の状態に
陥ってしまうということなのです。
その「あるもの」とは・・・というのが今回のブログの
主眼です。
それを私は「つっかえ棒」と呼んでいます。
今回はこの「つっかえ棒」とはどういうものなのか?と
そのおどろおどろしさを「絵」から少しでも感じ取って
いただき、ご自身の在り方と向き合うきっかけとして
いただきたいと思っています。
ではまず、軸の通った(本来の意味での標準的な)在り方を
表した絵を見ていただきます。
図中の紫の矢印が「軸」です。
各骨の関節面がそれぞれの中心で向き合い、形成される
意識のラインです。
骨格がこのような意識で統合された身体の使い方が
人間が本来の能力を存分に発揮することの出来る在り方
ということです。
ちなみに、このような「骨の意識」に則った、無駄のない
身体の使い方のことを「コツ(骨)」と呼びます。
では次に、「外反状態」に偏った下肢の図を・・・。
このような肢位は一般的に女性に多く見られます。
そして更に、「内反状態」の下肢・・・。
これは特に男性、中でも「俺様」的なオッサンとかヤンキー
あるいは恥も外聞もかなぐり捨てたオバちゃん達のように
力で強引に押し切るという習慣の強い人達に多く見られます。
最初の図とこれらを較べると一目瞭然だと思います。
外反・内反の肢位では矢印が全く向き合わずに交差しています。
この状態でどのような外力がかかっているのかというと・・・
青い矢印は内外への傾き(内転・外転)、緑の矢印は
ねじれ(回内・回外)を表しています。
では、これらの力にさらされ続けた関節に
どのような負荷がかっているのでしょうか?
赤い点線のように関節の隙間をむやみに拡げる力がかかった
その結果赤い実線の力がここから外側に逃げようとすることに
なります。
これらは全て捻挫や挫傷の原因となったり、慢性疾患の
原因ともなりうるものです。
赤い実線の力が外に逃げる側とは反対側の軟部組織は
動作の中で全く伸び縮みさせてもらえないので
萎縮・短縮・癒着を起こし、ゴリゴリとした質感の
しこりとなり関節の運動制限や痛み・不快感を
起こすようになってしまうのです。
特に、関節面が偏位したままの関節での両骨間の軟部組織の
線維化・癒着により、複数の骨からなる関節が固められる
ことで、動きの融通が全く効かない単なる一塊の物体と
化してしまうのです。
勿論、関節の外に逃げようとする力に常にさらされている
側の軟部組織は常に強い伸張刺激に苛まれているので
こちらも萎縮→瘢痕化してしまい、関節を支え動かす力が
低下し(関節が緩くなり)、常に炎症を持つようになるのです。
このような軟部組織の過緊張→萎縮・短縮・癒着→関節支持力の
内外・前後のバランスは大きく崩れ、益々偏った過緊張状態に
頼ることとなります。
そして年齢を経て来ると、これらの「黒い意識」以外には
頼ることがなくなるため、これが更にシステマティックに
「洗練」されてくるのです(下図)。
この黒々とした意識のシステムが「つっかえ棒」なのです。
柔軟性は全くなく、質感としては
「黒檀の木刀が下肢に埋め込まれているような感じ!」
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更に恐ろしいのは、このシステムは自律性を持ち、本人の
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加えたいと思います。
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