こんにちは。亀有【ひかり接骨院】院長の生方一です。



前回のブログはこちら↓

http://ameblo.jp/hikari-sekkotsuin/entry-12154780749.html



さて、軸の通った状態では有り得ないような


位置関係に偏位してしまった関節により構成された


「下肢」がどのような末路をたどるのか?


ということですが・・・・・


DSC_0723.jpg

まず、これが「軸」の通った下肢です。


骨盤・大腿骨・下腿骨(脛骨)・足部にかかる力が


真っ直ぐなラインを形成し、特に足部には2本の軸が通る


ことで、複雑で繊細な力のコントロールを可能とする構造です。


しかし女性型では・・・・・


DSC_0724.jpg

こんな感じに・・・そして男性型では・・・・・


DSC_0722.jpg

このように力の矢印が交差し、ここから力が逃げる


ことになります。


その力を図で示してみると・・・・・


DSC_0727.jpg

DSC_0728.jpg

このような感じで、


これらのイレギュラーな力を抑え込むために


各関節の軟部組織には多大なる負荷が


課せられるのです。


DSC_0729.jpg

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これらの赤い矢印の力を抑え込み続けるために疲弊した


軟部組織は、次の図のように徐々に退行性変性を起こします。


DSC_0731.jpg

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この黒いワサワサした矢印群は常態化した緊張や



組織の不活性状態による疲労の蓄積です。


要するに、脚が重い・ダルイといった


不快感を呈する状態です。


これを放置していると、やがて・・・・・


DSC_0733.jpg


DSC_0734.jpg

このような状態に進行します。


この頃は、様々な組織で炎症による痛みを起こし、


ストレッチ等をしようとしても、痛くて全く受け入れられず


治療を受けに行っても、軽擦等の軽いマッサージや


湿布等のような、気休め的な施術でごまかすことしか


してもらえません(当院は違いますが・・・^0^)。



そしていよいよ最終段階を迎えます・・・・・。


DSC_0736.jpg

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ご自分でも施術をなさる方なら、


もしかしたらピンと来るかもしれませんが、


この状態に陥ってしまった筋・腱・関節包・靭帯は


まるで黒檀の木刀を皮下に埋め込んだかのような質感と


絶対的な融通の利かなさを呈します。


とにかく柔軟性を失い、異様なまでの硬さと、


長年の「思い込み・決め付け」といった「型」に囚われた


まるで条件反射のような、一方的で勢いだけの雑な動きを


本人の顕在的な意識に関わらず、いつでもどこでも勝手に


やってしまうという現象を見せてくれるのです。


自分で「こうだ!」と思い込んだ動きしか出来なくなっており、


不測の事態に対処する能力は「0」に近いです。


まさに「No力」です・・・・・。


とにかく自分で思い込んだ「型」にハマリさえすれば良い


としか思っていないため、このような人たちとの間では


建設的な話し合いというものは全く成り立ちません。


またスピリチュアル的な面から見てもこのような状態の


エネルギーは大変息苦しく、色で言うと「真っ黒」です。


本来柔軟性に富んでいるはずの軟部組織が、まるで


骨にこびりついているビーフジャーキーのようになって


しまうのです。


そして現在の日本人のほとんどが(年齢性別関係なく)


全身であれ部分的であれ、このような状況にあります。



(次回へ)




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