こんにちは。亀有【ひかり接骨院】院長の生方一です。


前回までのブログで、上・下肢の大まかで基本的な構造・機能


そして相同性、更に関節の基本的な構造やそのバランスが


崩れた時に、筋・腱・靭帯・関節包・その他の軟部組織が起こす


萎縮・短縮・癒着・線維化等の「退行性変性」について、


解りやすいかどうかは別として、一通り解説したつもりです。


(参照↓)

・重要!①

http://ameblo.jp/hikari-sekkotsuin/entry-12143363602.html

・重要!③-1

http://ameblo.jp/hikari-sekkotsuin/entry-12149680443.html

・重要!③-2

http://ameblo.jp/hikari-sekkotsuin/entry-12150709467.html

・重要!③-3

http://ameblo.jp/hikari-sekkotsuin/entry-12151494874.html

・重要!③-4

http://ameblo.jp/hikari-sekkotsuin/entry-12153578799.html



・・・で、今回より「本編」に入ろうと思います^ ^


私が展開する理論は、素直に身体の声を聴けばすぐに理解出来る


ものなのですが、狭く浅い理屈先行の同業者連中には理解不能


のようなので、どうかこれをお読みのあなたも、上記の「予備講座」


の内容をしっかり理解した上で向き合って下さればありがたいです。



とりあえず今回は、「気を付け!」を刷り込まれることにより


目上の者から一方的に与えられた「型」にはまり、これを演じる


ことしか出来なくなってしまった現代人における下肢の在り方を


解説いたします。


最初は与えられた「型」を必死で一生懸命に身体のあちこちに


力を入れ演じていたのが、それが常態化するにつれ次第に


軟部組織の退行性変性により、身体そのものがその在り方に


特化することで、それしか出来なくなってしまうという、


言ってみれば「退化・劣化」のプロセスを知っていただくことが


最大の目的です。



ではまず、こちらから・・・。


DSC_0166.jpg

この「気を付け!」の姿勢と在り方が現代人のあらゆる行動の


ベースとなってしまっているわけですがそれにより、「軸・丹田」


といった中心の意識が失われ、末梢部や表層部のようないわば


「小手先の意識」に主導権を奪われてしまっているのです。


このような下地に加え、更にその他諸々の「観念・概念」という


ものに囚われることで行動様式に様々な制約がかけられて


いるのです。


それらの「観念・概念」の中でも特に、大昔から現代に至るまで


大きな影響力を有し、それでいてとても解りやすい例として


「男らしさ・女らしさ」というものが招く事態を挙げてみます。




DSC_0180.JPG


多少誇張して描いてありますが、この上図の左が女性、


右が男性ということでご理解下さい。


DSC_0236.JPG

そしてこちらは、真ん中がニュートラルな在り方の人が


仰向けに寝て、力を抜いた場合の図です。


下肢は外側の筋肉の量の方が内側のそれよりも多く重いため


仰向けに寝て力を抜くと、図のように下肢全体が外側に少しだけ


コロンと転がるように開くのです。



左側は女性ですが、仰向けに寝ても内股をキュッと閉じ、


爪先をピーンと突っ張り続けることを止めることが出来ません。


右側は男性および一部のオバちゃんですが、いかにも「オレ様」


的な様子がうかがえます。この人たちは逆に閉じることが出来ません。


内股であろうがガニ股であろうが、ニュートラルな在り方を忘れ


どちらかに特化してしまうと、どんな時も脱力が出来ず、


その形以外の在り方に不安感と不快感しか抱かなくなるのです。


これらの在り方をさせられる下肢には、常に下図のような


ストレスが掛かり続けます。


DSC_0179.JPG

この図は面倒でも是非拡大してご確認ください。


本来「軸」が通っていさえすれば良いところを、


このような様々な方向から、互いを相殺し合うような


得体の知れない力(緊張)が働き続けることで


下肢の各関節に対する大きな、そして理不尽な刺激として


作用することとなり、関節の偏位とそれに伴う


軟部組織の退行性変性を招き、


これが「反復性の捻挫・挫傷」となり、


慢性疾患の原因となるのです。




次回は下肢の各関節がどのような状況に陥るのかを


解説いたします。




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