おはようございます
「そもそも過敏性腸症候群って何?」 をきっかけに始まった下痢のシリーズ、「過敏性腸症候群を東洋医学でみると」 、「下痢を東洋医学でみると その1 その2 」とお届けしました。
でね、気づいたことがひとつ。「子どもの下痢を東洋医学でみると その1 その2 」にもリストされてる上巨虚のツボについて、リンクが貼られてないのでお気づきのことと思いますが、まだ書いてなかったんです。
そこで今日は、腸の状態をととのえる上巨虚(じょうこきょ)を、下巨虚(げこきょ)と合わせて、ご紹介しますね。上巨虚は大腸、下巨虚は小腸の下合穴 です。
☆ ツボの位置
上巨虚と下巨虚は、どちらも足陽明胃経 のツボです。足三里 の下、豊隆 の上と下、すねの外側にある前脛骨筋上にあります。
ひざのお皿の下にある犢鼻(とくび)と、足首の前シワ中央にある解渓 (かいけい)の間を16等分して、上(犢鼻)から16分の6(6寸)にあるのが上巨虚、下(解渓)から16分の7(7寸)にあるのが下巨虚です。
☆ 効用
先に書いたように、大腸と小腸の下合穴ですから、腸の状態をととのえます。中かん、天枢 や、胃の下合穴である足三里 と組み合わせたり、黄金の三角形として豊隆 と組み合わせたりして、胃腸全体に効かせることもあります。
腸の状態といっても、便秘ではなく、下痢、それに伴うおなかのはりや痛み、食欲不振の治療に使われます。便秘の場合は、「便秘に効くツボ」 や「便秘を東洋医学でみると」 にある通り。
☆ 手当てのしかた
親指の腹で、1-2-3と徐々に強くして、3-2-1とゆるめ、これを1分間ほど繰り返します。
ピッ○エレキバンのようなツボシールや、小さいビーズを絆創膏で貼っておくのもいいでしょう。東洋医学講座のNo.80 でご紹介したパイオネックス、とくに0.3mm(オレンジ)や0.6mm(黄色)の短いのがおススメです。
せんね〇灸タイプの家庭灸も有効です。その場合は、
①台座の裏のシールをはがし、もぐさの部分に火をつけます。
②目的の場所へふわっと乗せます。絶対にべったり貼りつけないこと。
③熱さを感じてきたらはずし、感じなければ燃え尽きるまでおきます。
一天一笑、今日もいい1日にしましょう。
東洋医学講座の目次→
ツボの目次→
リフレクソロジーの目次→
妊娠・産後・授乳・子どものケアの目次→
アロマセラピーの目次→
『養生訓』の目次→
体操とストレッチの目次→
からだのしくみ・食・栄養の目次→
からだの不調と対処法の目次→
養生法・漢方薬・薬草・ハーブの目次→
ブログの目的・利用法・楽しみ方の目次→
東日本大震災 関連記事の目次→