『唐獅子仮面/LIONーGIRL』(2022年) #アップリンク京都 #唐獅子仮面 #光武蔵人 | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

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この映画よりも先に、今年度3本目として『カラオケ行こ!』を鑑賞して来てはいるのですが、鑑賞してきた順序は前後しますが、先ずは、今年度5本目として、漫画界の巨匠・永井豪先生×光武蔵人監督によるエロティック・バイオレンス特撮活劇の米国産逆輸入の日本映画『唐獅子仮面/LIONーGIRL』の日本語吹替版を、1月30日(火)に、烏丸御池の新風館B1Fのアップリンク京都で鑑賞してきましたので、ご紹介したいと思います。

 

※尚、アップリンク京都においては、1日1回限りの1週間限定上映で、しかも字幕版と日本語吹替版とを1日置きに交互に上映という中、どうにか観に行けて良かったです。

本作品の公開情報をご教示下さった映画ブロガーのバッカスさん。この度は、まさに映画秘宝系の作品をご紹介下さって有り難うございました。

私は、光武蔵人監督の作品は今回が初めての鑑賞でしたが、永井豪先生の世界観と実に親和性のある映像作家さんだと思いました。

 

 

今年度の5本目の劇場鑑賞作品。

(今年度の2本目のアップリンク京都での劇場鑑賞作品。)

 

 

 

 

「永井豪ワールド全開!!!(24.1/30・日本語吹替版鑑賞)」

ジャンル:SF/アクション

製作年/国:2022年/日本

製作:東映ビデオ

制作プロダクション:フラッグ

制作協力:ダイナミック企画

配給:エクストリーム

公式サイト:https://karajishi-kamen.jp/

上映時間:121分

上映区分:R15+

劇場公開日:2024年1月26日(金)

原案・キャラクター:永井豪

エグゼクティブプロデューサー:加藤和夫

プロデューサー:川崎岳 / 山田真行 / 明里麻美

ラインプロデューサー:ティモシー・ガリアルド

助監督:バズ・ヒュース

撮影:今井俊之

照明:カルロス・ジメネズ / リー・ナービー

録音:ジェイソン・モーラン

美術:カルダー・グリーンウッド

衣装:マライヤ・ハリソン

ヘアメイク:チン・ツェン

特殊メイク:ディーン・ジョーンズ

スタントコーディネーター:阿部剛士

キャスティングディレクター:カーラ・スリバン

制作担当:チアゴ・オリヴェイラ

プロダクションコーディネーター:ライザ・ワグナー

音楽:マット・エイカーズ / ディーン・ハラダ / 川口泰広 / ジェームス・スミス

サウンドデザイン:岩波昌志

VFXスーパーバイザー:鹿角剛

VFX:Studio BUCKHORN.Inc.

編集:山中心平 / 光武蔵人

監督・脚本・翻訳:光武蔵人

キャスト(配役名):

トリ・グリフィス(緋色牡丹) / ダミアン・T・レイヴン(宍倉剣) / 岩永丞威(マリオン・永田) / デレク・ミアーズ(鬼死魁星) / シェルビー・パークス(マユミ) / マット・スタンリー(ハーバート) / カタリナ・ウォーターズ(デビル・ジェミニ) / デヴィッド・サクライ(芳年) / ジェニー・ブレジンスキー(闘千代) / 川和美輝(佐那) / 玉城大志(芳幾) / ステファニー・エスティス(オギ・アガン/緋色サラ) / 木村知貴(藤永暢秀) / ウェス・アームストロング(ボブ・浅井) / 井村秀敏(マサユキ) / ホルギー・フォレスター(コズエ) / クリスティーナ・コルスホルム(ジュンコ) / マリアン・ボーグ(アズミ) / シン・シミズ(緋色弥源太) / モエ・シンタク(赤ちゃんの牡丹) / リイサ・イシヤマ(ミシェル) / カーク・ガイザー(アーロン) / テラ・ストロング・ライオンズ(アン) / ガブリエル・アーシャンボウ(サチヨ) / 北村昭博(ジュン・ナガキ) / アナ・ソフィア・モード(ウィンリー) / ジョン・ヘゲレ(小林) / ジュリー・バーライズ(ミキ) / ラリー・リヨン(サワ) / ジャクソン・マルティンセン(ヨイチ) / ブライアリー・ロング(ミユキ) / ショーン・ハーレー(ワーナー)

 

(以上、劇場用パンフレットより、引用抜粋。)

 

 

【解説】

「デビルマン」「マジンガーZ」など数々の名作漫画を生んだ巨匠・永井豪が描き下ろしたオリジナルキャラクターを、「サムライ・アベンジャー 復讐剣 盲狼」「女体銃 ガン・ウーマン GUN WOMAN」などロサンゼルスを拠点に過激なジャンルムービーを手がける光武蔵人監督が実写映画化。

人類が滅亡の危機に陥った世紀末に誕生した正義の味方・唐獅子仮面こと緋色牡丹の戦いを、エロス&バイオレンス満載で活写する。

撮影は全編アメリカで行われ、主人公・緋色牡丹を演じる「ボルケーノ 2023」のトリ・グリフィスを筆頭にキャスト&スタッフには国際色豊かなメンバーが集結。「アリータ バトル・エンジェル」のデレク・ミアーズ、「ソフト/クワイエット」のステファニー・エステス、「リザとキツネと恋する死者たち」のデビッド・サクライ、「はこぶね」の木村知貴、「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」の岩永丞威が共演した。

セリフは全て英語になっており、日本公開にあたって日本語吹き替え版を制作。内田真礼、関智一、榎木淳弥、森川智之ら豪華声優陣が吹き替えを担当した。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

▲『唐獅子仮面/LIONーGIRL』劇場用パンフレット(定価:1.000円)。

 

  あらすじ

 

西暦2045年、謎の隕石群が飛来して地球に衝突。巨大津波によりすべての大陸が破壊され、地上の99.9%が海中に沈み消滅。ほぼすべての生物が絶滅した。地球上で残された土地は、関東平野のみとなる中、やがてそこは《NEO NIPPON》と呼ばれる国となり、30年に及ぶ内戦の末、初代将軍となった藤永暢秀が国家を統一し、独裁幕府を開いていた。

だが、生き残った約700万人の人類の最大の脅威は、隕石が発する謎の光線による感染症と、光線を浴びても生き残り、隕石魔獣と化して生存者を襲う《アノロック》の存在だった。

 

 

そんな地獄に射した一筋の光明こそ、人類最後の守護神・唐獅子仮面であった。彼女は残されたわずかな世界を救うためにすべてを賭けて戦うのだった・・・。

 

といったイントロダクションで始まる映画でした。

 

 

要約しますと、西暦2045年に謎の隕石群の衝突で、陸地は関東平野のみとなり、全人口が約700万人になった地球で巻き起こる国家を牛耳る独裁幕府と戦う超能力を持つ女性、緋色組組長見習い・緋色牡丹こと唐獅子仮面のお話。

 

 

 

  感想

 

今回は、あえて字幕版ではなく、日本語吹替版にて鑑賞。

 

案外、当初想像していたよりかは、製作予算の兼ね合いからなのか、低予算映画特有のB級臭はプンプンするものの、米国産逆輸入の日本映画にしては、意外にまともな内容で感心しました。

 


背景設定がちょっとややこしいので仕方がないにせよ、やたらと説明台詞が多いのが気にはなりましたが、それ以外には、脚本も特段に笑いを狙っている訳でもなく、至極真面目に作ってありましたし、その点は好感も持てました。

 



冒頭シーンから登場人物が男女ともに上下素っ裸が当たり前の演出の割りには、一応、R15指定ではありますが、18禁映画でなかったのは、劇中に特にセックス描写などがなかったからなのかも知れないですが、特に変なイヤラシさも感じる事もなく観られる特撮アクションヒーロー物で、先日観てきましたドニー・イェン主演の武侠映画の『シャクラ』よりかは、あくまでもストーリー重視に捉えて考えますと、なかなか分かり易くて面白かったですね(笑)

 



低予算映画ながらも、原案・キャラクターしか関わっておられない漫画界の巨匠・永井豪先生の世界観にも、しっかりと忠実に、見事にまで永井豪ワールド全開で実写映画化を実現して下さって、光武蔵人監督の力量には感服してしまいました。

 



低予算映画・B級特撮映画の代表格『片腕マシンガール』や『ロボゲイシャ』や『ゾンビアス』などでも有名な井口昇監督の場合には、脚本・演出が、ややお笑いの方にも走られてしまう傾向にありましたが、この『唐獅子仮面/LIONーGIRLl』の光武蔵人監督の場合には、ツッコミどころは満載ながらも、かなり真面目に作ってる点が私的にはなかなか良かったです。
決して万人受けはしないかも知れないですが、まさに映画秘宝系作品と言っていい映画でしたね。

 

 

難点を挙げるとすれば、少々無駄にも感じるシーンも有り、冗長気味な作品にも感じましたので、編集をもっと大胆に行なって映画の尺をあと20~30分は縮小してくれれば、もっと観易くなっていたかも知れないなとは思いました。この内容で121分は、かなりしんどかったです!!!

 

 

 

  私的評価:★★★★(80点)

 

私的な評価と致しましては、

五つ星評価的には★★★★(80点)の評価も相応しい映画かと思いました次第です。

 


永井豪先生の世界観を再現するに当たって、沢山の全裸シーンなども用いながらも、変なイヤラシさを感じることなく、低予算の中、永井豪ワールド全開の実写映画化を実現して下さった点は光武蔵人監督のその力量や、真面目に作ってあるその誠実さに感服しました。


あとは、惜しむらくは、映画の尺をもう少し短く出来たら良かったかなと思われましたので、次回作ではその点を考慮した作品になることを期待したいですね。

 

 

  令和6年能登半島地震の義援金対象作品。

 

※尚、本作品は、永井豪先生の原案・キャラクターデザインに基づいた映画でもあるので、永井豪先生が石川県輪島市出身でもあり、輪島市とは永井豪記念館など深いご縁を結んでこられたことからも、「今年の元日に発災した、【令和6年能登半島地震】で被災された方々に対して、少しでも支援や復興の一助になればと思い、本映画の収益の一部を【令和6年能登半島地震】への義援金とさせて頂くことと致しました。」とのことですので、皆さんも本作品を観る事で義援金の一助ともなりますので是非多くの方々にもご鑑賞下さればと思います。

 

▲入場者特典のポストカード(ハガキ)。

 

 

○『唐獅子仮面』予告編◆2024年1月26日(金)全国ロードショー

 

 

 

 

○『唐獅子仮面/LION-GIRL』【吹き替え版】予告編◆2024年1月26日(金)〜全国ロードショー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。