こんにちは。行政書士もできる往年の映画ファンgonzalezです。
訪問ありがとうございます。
昨年末。近所の酒類量販店の棚で初見の品を発見。
それはスコッチウィスキーで、ゴルフバッグ型の陶製ボトルで有名なブランドだった。
しかし、本品はフツーのボトルに、フツーにボトリングされている品物。ラベルデザインが地味のようだが、黒地に赤い帯がたすき掛け。金色の文字が黒地に映えて目立っている。
陶器のボトルは高価で買えないが、これは実に廉価である。もう即決即断で購入することに決めた。
『マックギボンズ・レッドリボン』 McGibbon’s Red Ribbon 980円(税別)
では、開栓時の印象。
焦がしたカラメルのような一風変わった独特の香り。溶剤っぽいか?甘やかである。
値段の割にアルコール臭の刺激は感じられない。
意外や刺激が少ない。が、それは遅れてやって来る。
そして、酸味が残る。鼻孔を抜ける香りにわずかに樽香が伴う。
ストレートでもOKだ。廉価の割には荒々しくない。
溶剤っぽい香りから湿った土、あるひはウッディな香りが混じるものへと変化する。
当然飲みやすくなる。甘く刺激が少ない。
風味は閉じるものの後口に甘みと酸味が感じられる。さほどに美味いといふわけではないが、不味くも無い。ウッディな香りがちらつく。
映画でも観ながらスイスイいけるタイプ。氷が溶けて希釈が徐々に進行するのを楽しむのが良いかも知れない。
個性が失われるのでここまでが良いと思う。元来が甘口タイプなので飲みやすいようだ。
ここに氷を加えるとより薄まって平板になりやすいだろう。
耐熱ガラスのグラスに先にお湯を注ぎ、次いで本品を加える。問題無い。香りもそこそこ好い塩梅だし、甘いうえ荒々しさやとげとげしさが無いのでお湯割りも美味いと思える。
グラスの残り香にははっきりと甘い樽の香りが。
印象としては、バランタイン・ファイネストやカティーサークのように甘口のブレンデッド。格安なのにちょっとしたコクもあり好感する。
純然たるスコッチ・ウィスキーゆえ、甘味料などは含まれていないはず。ゆえにこの甘みはシェリー樽による樽熟成のおかげなのかもしれない。
このコストパフォーマンスはかなり高いと思う。格安なのに安酒によくある熟成の若さを感じさせないのだ。
ただし、総括すると甘い。ので、何かをつまみながら飲むには、その食ひものを選ぶかもしれない。日本酒同様ウィスキーもドライの方が酒のお伴の幅が出るから。
だが、ちょっと一杯引っ掛けたい時などにぴったりだ。風味豊かで味わいもまろやか。ゆったりした気分になれる。
とにかく香りが素晴らしい。
これはリピートもアリのお買い得である。
本日も最後までお読み下さりありがとうございました。
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